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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


『これが気になる、競馬のあれこれ』 バックナンバーはこちら


平成17年5月分
■ヒシミラクルの研究 (H17.5.1)
■武幸騎手の隣が怪しい? (H17.5.7)
■「前年連対馬」についてあれこれ考える (H17.5.14)
■平成15年と似た枠順 (H17.5.21)
■福永騎手とシーザリオはキケン? (H17.5.22)
■G1シリーズ 騎手の法則 (H17.5.22)
■皐月賞を1番人気で勝った馬は… (H17.5.28)
■皐月賞馬の相手は誰だったのか? (H17.5.28)




 
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■ヒシミラクルの研究 (H17.5.1)


格上の人気馬が好走することが非常に多く、かなり堅い傾向にあった天皇賞(春)。それがこのところ、波乱の決着になっている。

ただ、冷静に考えてみると、その昔にも春天がよく荒れていた時代はあった。

たとえば、昭和63年に前走芝1800mのオープン特別・マーチSから2着したランニングフリー(13番人気)。あるいは、平成元年に前走中京記念11着から2着したミスターシクレノン(16番人気)。こういった格も低く、人気もない馬がよく連対していたことがあったのだ。

ただ、たとえ2着は狂っても、優勝馬はそれらしき格調のある馬となっていたのが今までの天皇賞(春)。昨年、ダートから突如路線変更し、10番人気で圧勝したイングランディーレは今から考えても、天皇賞馬として認めたくないぐらいの存在である!?


以前は荒れていた春天が荒れなくなったのはステップレースとして、阪神大賞典が定着したことが大きいように思える。

以前は暮れに行われていた阪神大賞典が春の天皇賞のステップとなる位置に移動してきたのは昭和62年のこと。さらに当初の阪神大賞典は実績馬が過度に増量されやすい賞金別定戦だったが、これがそうではないグレード別定戦に替わったのは平成3年のことだった。

こうしたことによって、本番天皇賞(春)と距離が非常に近く、別定規定も格調高いG2阪神大賞典が本番に直結する主要ステップとしての地位を確立し、その結果、天皇賞(春)はあまり荒れない時代に入ったのである。

その後、他のレースと同じように、阪神大賞典にも多少の条件変更はあったが、距離がいきなり1200mになる(?)といった大きな変更は行われていない。

なのに、春天はすっかり様変わりしてしまったのだった。イングランディーレの戦歴はこれからの春天の標準となるのだろうか? そうであれば、多くの馬が連対資格を持つように見えてしまい、馬券を組み立てるのは非常に難しくなる。それとも、イングランディーレはあくまで例外的な存在と言えるのだろうか?

そんなこんなで、新時代に対応しきれていない自分にとっては、ハナから気分の乗らない春天なのである。

そして、旧時代の思考をどうしても引きずってしまう自分が、どうしても真っ先に頭に思い浮かべてしまうのがヒシミラクル。

ヒシミラクルは菊花賞馬であり、天皇賞(春)優勝馬でもある。格の上では申し分のない存在だ。ただ、菊花賞馬や天皇賞(春)優勝馬の春天における戦歴研究はここでは置いておきたい。

そうではなく、ヒシミラクル自身の戦績的な特徴を今回は軽くまとめておきたい。まあ、大した話ではないので、お気づきの方も多いかもしれないが…。


まず、ヒシミラクルの重賞実績をG1とG2に分けてみる。

G1 1着、11着、1着、1着、16着、9着、14着
G2 6着、12着、7着、2着、3着

G2では1回も勝ってないのに、G1では3勝もしている。そして、G1で勝たなかった時は思いっきり惨敗ばかりしている。かなり、クセのある本番駆け傾向の強い馬と言えるだろうか。

次にヒシミラクルの重賞実績を関東と関西で分けてみよう。

関東 11着、16着、9着、14着
関西 6着、1着、12着、7着、1着、1着、2着、3着

関東では惨敗ばかり、好走したのは関西ばかりという内弁慶の関西馬(?)ということがわかるだろう。

では、「G1とG2」「関東と関西」という項目で2×2の4分割表を作るとどうなるだろうか?

  関 東 関 西
G1 11着、16着、9着、14着 1着、1着、1着
G2   6着、12着、7着、2着、3着

もう、薄々おわかりだったと思うが、ヒシミラクルは「関西+G1」という二つの要素が結びついた時に、必ず優勝しているのである。逆にそれ以外の重賞で勝ったことは一度もない。

今回の天皇賞(春)は「関西+G1」のレース。となると、またしても…ということになるのだろうか? 若干気になるのはいつものヒシミラクルらしくなく、今回は人気を集めていること(ヘタをすると1番人気?)なのだが…。

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  《その後の一言》
ヒシミラクルは惨敗。レース後に「屈腱炎再発の恐れ」とか言ってるようですが…。

1着スズカマンボ、2着ビッグゴールド…両馬ともG2勝ちすらありません。G3ホースです。3000m級のレースに実績があったわけでもありません。オープン特別・大阪−ハンブルクカップの1、3着馬ですから、今後の春の天皇賞は、G1ではなく、オープン特別でも検討するような気持ちで予想しなくちゃいけないということでしょう。「天皇賞の権威」などというものは、もはやどこにもないと考えた方が良さそうです。

近年の春天には、前年の菊花賞で掲示板に乗るぐらいに負けていた馬が好走する傾向がありました。スズカマンボは前年菊花賞6着馬ですから、一応、この傾向には当てはまっていたと言えます。ただ、ベストは2000m前後ではないかと思える距離実績でしたし、G1ではちょっと足りないキャラかなと思っていました。

最近のビッグゴールドは好調とはいえ、あくまでオープン特別がお似合いの馬かと思っていました。サイン派の方はこの馬を買えたんでしょうか? 今年のJRA年間キャンペーンは「BIG TIME.」で馬の名前が「ビッグ」ゴールド、父の名前がブライアンズ「タイム」ですからね〜。だけど、自分はあり得るとしたら、同枠のハーツクライかな?と思っておりました。

「BIG TIME.」については、フェブラリーSの時もちょっと気になりましたし、今後のG1でもちょっと気になります。まあ、しかし、こういうのは気づいて、検証して、いざ買いに出るとどこそこもないというパターンがありがちですけどね〜。けれど、そのうち(今週?)、また、何か書いてみるかもしれません。(H17.5.5)


 
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■武幸騎手の隣が怪しい? (H17.5.7)


今年のG1に武幸騎手はこれまで3回騎乗。いずれもその隣馬が連対している。

ただし、最内と大外はグルッと回してくっつけるのがこの手の怪しげ枠順解析の基本。高松宮記念の時に武幸騎手は最内1枠1番に入っていたが、この時優勝したのは大外8枠18番に入っていたアドマイヤマックス。こういう場合でも、武幸騎手の隣馬は連対したとみなしている。

さらに3歳のG1に限って武幸騎手を観察すると、ちょっと面白い現象が見られる。まずは桜花賞。武幸騎手の入った枠は次のようになっていた。

桜花賞
4枠 7番 シーザリオ 吉田稔 2着
8番 エイシンテンダー 武幸  

武幸騎手は「エイシン」の馬に乗り、その同枠隣馬が連対したのである。

では、次の3歳G1・皐月賞ではどうだったかというと…

皐月賞
7枠 13番 ローゼンクロイツ 安藤勝  
14番 ディープインパクト 武豊 1着
15番 エイシンヴァイデン 武幸   

またしても、武幸騎手は「エイシン」の馬に乗り、その同枠隣馬が連対したのだった。

そして、続く3歳G1となる今回のNHKマイルカップでは…

NHKマイルカップ
1枠 1番 エイシンヴァイデン 武幸   
2番 ペールギュント 武豊     

武幸騎手はまたも「エイシン」の馬に乗っているのだ(といっても、皐月賞と同じエイシンヴァイデンだが)。こうなると、同枠隣に入ったペールギュントが気になってくる。

さらにペールギュントの反対側の隣がどうなっているかを見てみると、

NHKマイルカップ
1枠 1番 エイシンヴァイデン 武幸   
2番 ペールギュント 武豊   
2枠 3番 セイウンニムカウ 安藤勝   

そこには安藤勝騎手の乗るセイウンニムカウが入っている。武豊騎手が武幸騎手と安藤勝騎手に挟まれているのだ。この状態は皐月賞時と非常に似通っている。

ペールギュントという馬はこれだけの実績馬にしてはやや使われすぎだと思うし、鞍上もコロコロ替わっている。あまり大切にされていない印象があるのだ。それでいて、今回は鞍上武豊人気も加味され、かなりの人気。買うのにあまり気が進まないキャラなのだが、枠順的には大いに怪しいと思うので、やっぱり気になってしまうのである。
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  《その後の一言》
ん〜、ペールギュントは4着まで。最近の当コーナーはまったく冴えません(泣)。

勝ったのは桜花賞馬ラインクラフト。そして、2着も桜花賞組のデアリングハートと牝馬のワンツーになりました。桜花賞組はこれまでNHKマイルカップに出たことがありませんでしたから半信半疑だったんですが、ずいぶん極端な結果でしたね。

そして、デアリングハートの同枠隣に入っていたのが、父ブライアンズ「タイム」の「ビッグ」プラネット。天皇賞(春)の「その後の一言」でもちょっと書きましたが、またも「BIG TIME.」の枠が来たわけです(今回は本人ではなく、同枠馬でしたが)。

当コーナーも、今回は「BIG TIME.」ネタで書いてみようかと一瞬思ったんですが、「ビッグ」プラネットの枠は皐月賞の時には連対してないんですよねー。それがちょっと引っ掛かって、書かずに終わってしまいました(と言い訳)。(H17.5.10)


 
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■「前年連対馬」についてあれこれ考える (H17.5.14)


本日はコスモバルクが香港のG1チャンピオンズマイルに出走。惨敗した。あのレースぶりや、前回日経賞のレースぶりを見ると、少なくとも目下の鞍上・千葉騎手が乗り替わらない限り、バルクの好走は難しいんじゃないかと感じられたが、どうだろうか?

明日の京王杯スプリングカップにはそのコスモバルクを降ろされた五十嵐騎手が乗っている。ふと、レースの回数を見ると、「第50回」だったりするので、少々不気味だ。



※【当初、この文章をアップした後に追記】京王杯スプリングカップでフジサイレンスに乗る五十嵐騎手はJRAの五十嵐雄祐騎手で、以前コスモバルクに乗っていた道営競馬の五十嵐冬樹ではありませんでした。勘違いしていてすみません。まあ、「五十」という文字が入っていることには変わりないんですが…。



さて、本題はその京王杯スプリングカップに前年連対馬が出てきたケースである。これについては、だいぶ前に当コーナーでも書いたことがあるが(「前年1〜3着馬が揃って出走した年は…」)、今年は前年1着馬のウインラディウスと前年2着馬のテレグノシスが揃って出走している。

そこで、ここ数年で前年連対馬が揃って出走したケースを探すと、平成13年と16年が浮上する。そして、この両年はかなり似た決着になっているのだ。共に前年1着馬が連対する一方、前年2着馬は連をはずし、さらに前年2着馬の隣馬が連対しているのである。

これを今年に当てはめると、前年1着馬ウインラディウス自身と、前年2着馬テレグノシスの隣に入ったダンスインザムード、アドマイヤマックスに注意ということになる。

ただ、個人的にはテレグノシスの隣ではなく、テレグノシス自身もかなり気になっている。それはマイラーズカップでのローエングリンと似た感じがしているからである。

マイラーズカップにローエングリンは前々年1着、前年2着という戦歴で出走。今年は1着となった。1着→2着→1着と同一重賞の3年連続連対を果たしたのである。そして、京王杯スプリングカップのテレグノシスも前々年1着→前年2着と、似た感じの戦歴で出てきているのだ。

同一重賞の3年連続連対は珍しいが、安田記念へ向かう古馬マイル路線で、連続してそういうことが起こるんじゃないかと何となく思えてきたのだった。ちなみにテレグノシスとローエングリンは昨年の毎日王冠で1、2着した間柄でもある。何か縁があるようにも思えるのだ。

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  《その後の一言》
五十嵐騎手については勘違いしておりました。すみません。上に訂正文を追加してあります。

テレグノシスの両隣に入った人気2頭は馬券にならず。一番良さそうに思えたテレグノシスはどうにか3着でした。

ローエングリンが同一重賞を1着→2着→1着したんで、テレグノシスにもそれを期待したんですが、1着→2着→3着と順序よく下がってしまいましたね。(H17.5.20)


 
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■平成15年と似た枠順 (H17.5.21)


近年の目黒記念は前年連対騎手や前年連対厩舎の入った枠がよく連対している。

その中で、特に目についたのは平成15年の枠順だ。

その前年、平成14年の目黒記念は1着トシザブイ(音無厩舎)、2着アクティブバイオ(崎山厩舎)という決着だった。そして、これを受けて行われた平成15年の目黒記念では…

6枠 11番 トップコマンダー 崎山厩舎  
12番 トシザブイ 音無厩舎 1着

前年1着馬、音無厩舎のトシザブイが6枠に入り、そこには前年2着厩舎である崎山厩舎の馬が仲良く同居していた。そして、結局、この枠が1着となったのである。

どうも今年はこの時と似た感じがするのだ。前年1着馬は安達厩舎のチャクラ。前年2着馬は藤沢和厩舎のトレジャーだが、今年の5枠には…

5枠 9番 チャクラ 安達厩舎  
10番 エルノヴァ 藤沢和厩舎  

前年1着馬の安達厩舎チャクラが入り、同枠には前年2着厩舎・藤沢和厩舎の馬が入っているのである。平成15年の6枠とよく似た形なのだ。だから、どうもこの5枠がキニナル目黒記念なのである。

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  《その後の一言》
怪しく思えた5枠両馬でしたが、4着、5着。馬券にはあと一歩届きませんでした。(H17.5.27)


 
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■福永騎手とシーザリオはキケン? (H17.5.22)


シーザリオが断然人気となっている今年のオークス。桜花賞でも際どい2着と結果を出したが、元々桜花賞より距離の延びたオークス向きと言われていた馬。人気になるのは当然というところだろう。

ん〜〜、でも、この馬の戦歴は桜花賞の時も書いた通り(「前走1番人気馬を1頭ずつ検討する」)、昨年のダンスインザムードによく似ているのだ。

ダンスインザムード 新馬1着 500万1着 フラワーC1着 桜花賞1着 オークス4着
シーザリオ 新馬1着 500万1着 フラワーC1着 桜花賞2着 オークス ?

デビューからの両馬の戦歴をまとめると上表の通りである。500万の距離や桜花賞の着順など細かいところで違っている点もなくはないが、桜花賞は「連対」したとまとめれば同じことになるし、まずはソックリと言っていいだろう。

昨年のダンスインザムードはオークスで断然人気に推されながら、4着に凡走している。となると、シーザリオもこれと同じ道をたどるのだろうか?


シーザリオの鞍上は福永騎手。今年、すでにG1を3勝もしており、今、ノリにノッている。ただ、勢いのある騎手にまだまだついて行っていいのか、それとも、一人の騎手ばかりが勝ちすぎるはずはないから、そろそろハズシ時と考えた方がいいのか、迷いの生じるところである。

今年、福永騎手が勝ったG1にはある簡単な特徴があった。

フェブラリーS ダ1600m メイショウボーラー 1着
桜花賞 芝1600m ラインクラフト 1着
NHKマイルC 芝1600m ラインクラフト 1着

表にまとめれば一目瞭然。それらはすべてマイル戦なのだ。福永騎手は今年、マイルのG1で3戦3勝なのである。そして、マイル以外のG1で福永騎手は1回も馬券になっていない(中央G1のみ。地方の統一G1のことは考えてない)。

となると、当然マイルではない今回のオークスはどうなってしまうのか? ちょっと心配になってくるのである。

このように福永騎手とシーザリオにはイヤな材料が色々とある。そこで、直ちにシーザリオは消し!とまでは言わないが、とりあえず、馬券の入り口はこの馬ではなく、他の馬にしようかな〜などと考えるわけである。そして、これについてはコーナーを改めて書いてみたい。

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  《その後の一言》
シーザリオは豪脚を繰り出して快勝。福永騎手は今年G1、4勝目。当コーナーはホントに下がる一方でございます。(H17.5.27)


 
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■G1シリーズ 騎手の法則 (H17.5.22)


当サイトの読者でクララさんという方から、春の天皇賞前にメールをもらった。そこには今年のG1戦線で成立しているある「法則」が書かれていたのだった。ここでは、クララさんご本人の承諾を得て、その「法則」を紹介したい。

それは「今年のG1シリーズでは、一つ先のG1で昨年馬券になった騎手が馬券になっている」というものである。

年初来のG1はフェブラリーS→高松宮記念→桜花賞→皐月賞という順番で行われていくわけだが、たとえばフェブラリーSの一つ先のG1というと、これは高松宮記念ということになる。

この法則が実に見事にはまっているのが今年の高松宮記念だ。高松宮記念の一つ先のG1というと、桜花賞になるが、昨年の桜花賞、今年の高松宮記念で、それぞれ馬券になった騎手を書き出してみると次のようになる。

昨年の桜花賞 1着 武豊 2着 蛯名 3着 四位
今年の高松宮記念 1着 武豊 2着 四位 3着 蛯名

2着、3着の順序が入れ替わっているものの、非常にきれいに両レースの馬券対象騎手が一致しているのだ。

こんなことがずう〜っと続いてくれれば大儲け!になるのだが、残念ながら、そこまで競馬は簡単ではない。該当騎手3人がすべて馬券になるのではなく、1〜2人だけが馬券になるケースもある。けれど、そうやって、この法則は途切れることなく、先日のNHKマイルCまで続いてきている。

ここで、この法則を特にここ2戦のG1について振り返ってみると、

昨年のNHKマイルC 1着 安藤勝 今年の天皇賞(春) 1着 安藤勝

昨年のオークス 1着 福永 今年のNHKマイルC 1着 福永

一つ先のG1を昨年優勝した騎手が、優勝している。1着騎手→1着騎手という形でのつながりが見られるのである。

こうなると、気になってくるのがオークスの一つ先のG1、ダービーの昨年1着騎手だ。

昨年のダービー 1着 安藤勝 今年のオークス 1着 ?

昨年のダービーはご存じの通り、キングカメハメハで安藤勝騎手が勝った。そこで、オークスでアンカツは何に乗ってたっけ?と急ぎ探すと、これが残念ながら何も乗っていないのである。

けれど、そこで一つ思い浮かんだことがあった。アンカツはいないけど、「昨年のダービー1着」という要素と強く結びついている馬はいるではないか…と。

その馬とは…レースパイロットである。レースパイロットはキングカメハメハと同じ松田国厩舎。というか、そんなことを言う前にそもそも、レースパイロットはキングカメハメハの妹である。

てなわけで、今回のオークスではレースパイロットが急速に怪しく思えてきたのだった。この馬はミモザ賞1着→フローラS1番人気2着という戦歴を刻んでオークスに出てきたが、これは平成13年の優勝馬レディパステルとよく似ている。戦歴的にも良さそうなのである。

さらに言えば、レースパイロットの蛯名騎手は昨年のダービー3着騎手でもあるから、クララさんの「法則」の基本にも当てはまっている。

と、ここまで書いたところで、こういったいかにも怪しい要素が揃った馬はかえって危険かな〜という気もしてきた(過去の経験的に)。そして、もう1頭浮上してきたジミ〜な馬がいたのである。

それは昨年のダービー2着騎手である横山典騎手が乗るジョウノビクトリアだ。

ここ2年のオークスでは、チューニー、ダイワエルシエーロとクイーンC1着馬が連続連対している。その共通する戦歴は「クイーンC優勝→桜花賞へ直行するが馬券にならず→オークスへ直行」というものである。

ジョウノビクトリアはクイーンC2着馬であり、1着馬ではないが、「クイーンC連対」とまとめれば同じようなこと。今年のクイーンC1着馬はライラプスだが、こちらは桜花賞からオークスへ直行せず、スイートピーSに出てしまったので、これよりジョウノビクトリアの方がいい戦歴だと思える。そして、この地味なジョウノビクトリアという馬が気になってしまうのである。

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  《その後の一言》
該当馬が戦歴面からもいいと思った上で、クララさんの説を紹介したんですが、今回はうまく行きませんでした。下がる一方の当コーナーが紹介したがために、このような結果になったのかも…などと思ってしまいます。

当コーナーで取り上げた馬は走らないという強固な法則がもしも成り立っているのなら(笑)、それが本当かどうか、ダービーで試してみようなどと考えたり…。(H17.5.27)


 
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■皐月賞を1番人気で勝った馬は… (H17.5.28)


最近、当コーナーがどうも冴えない。ここで名前を挙げた馬が非常によく消える。こうなると、「当コーナーで取り上げると消える」ことが一つの”法則”だと言えるんじゃないかと思えてくる。

そこで、一つ検証実験をやってみることにした。世間的に大変評判の高い馬をここへ書いてみて、本当に消えるかどうか試してみるのだ。

ディープインパクト

この際、ちょっと大きめに赤字で書いてみた。多くの競馬ファンには強烈な嫌がらせになっているかも…(笑)

日本ダービー前日、午後10時の段階で、ディープインパクトの単勝オッズは1.2倍。これに比肩するような馬を近年のダービーで思い浮かべると、ナリタブライアンが出てくる。ブライアンも最終的な単勝配当は120円だった。

しかし、ダービー時点でのディープインパクトとナリタブライアンを比べると、ディープの単勝1.2倍というのはちょっと被りすぎじゃないかと感じる。

ナリタブライアンはデビュー当初こそ、ポロポロ負けているものの、京都3歳S(現京都2歳S)から皐月賞までの5戦はいずれも完璧なまでの勝利だった。すべて0.5秒差以上つけた圧勝だ。安定して破壊的に強い(?)という感じだったのである。

一方、ディープインパクトはデビュー以来4戦無敗だが、ブライアンと比較して、ケチをつけようと思えば、つけられる要素が色々とある。

(1)発馬が今イチ。大きくつまずいたこともある。
(2)位置取りが後ろすぎたりする。
(3)タイム差なしの辛勝が1回ある。

以上のようなことで、ディープインパクトの単勝は1.2倍より、もうちょっとついてもいいんじゃないかと思うダービー前日なのである。

と、まあ、なんだかネガティブなことから書き始めてしまったが、それでもディープインパクトで仕方がないんじゃないの?というのが当欄の主旨。

では、ディープインパクトが持っている好ましい戦歴とは? それは皐月賞を1番人気で勝っていることだ。

皐月賞を1番人気で勝つ…これが平凡なようで、意外に大変なことなのである。

グレード制導入の昭和59年以降、皐月賞を1番人気で勝って、ダービーに出てきた馬は5頭いるが…

S59 シンボリルドルフ 皐月賞1番人気1着 ダービー1番人気1着
H3 トウカイテイオー 皐月賞1番人気1着 ダービー1番人気1着
H4 ミホノブルボン 皐月賞1番人気1着 ダービー1番人気1着
H6 ナリタブライアン 皐月賞1番人気1着 ダービー1番人気1着
H15 ネオユニヴァース 皐月賞1番人気1着 ダービー1番人気1着

いずれもダービーを優勝している。

この他、皐月賞を1番人気で勝ったものの、ダービーには出走できなかった馬が2頭いる。昭和60年のミホシンザンと、平成13年のアグネスタキオンである。

ミホシンザンはダービーには出走できなかったが、秋には菊花賞を勝っている。そして、アグネスタキオンは皐月賞を最後に引退した。皐月賞1番人気1着馬はほぼ二冠、三冠級の存在であるとデータは語っているのである。

てなわけで、つまらなくても、やっぱりダービーはディープインパクトかなということになるのだ。

じゃあ、ディープインパクトの相手は誰なのか? これについてはコーナーを改めて、書いてみたい。

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  《その後の一言》
ディープインパクト……消えませんでしたね。

単勝110円。単勝支持率はダービー史上最高でした。

直線で内にヘバりついている2着馬を遠くに見つつ、外目を驀進する姿はナリタブライアンのダービーを思わせるものがありました。着差も5馬身で同じでしたし。

ただ、パドックで尻っぱねを盛んにしたりする姿を見ると、どうも単勝110円らしくないというか…。ドカンと買っていた人には、あの姿は気持ち悪かったんじゃないでしょうか?

とまあ、何だかやっぱり少しケチをつけてしまいましたが、ディープインパクトは戦歴的には近年のニューウェーブ型ダービー馬と比べると、ずいぶん古典的正統派(?)だったと思います。

ただ、弥生賞も皐月賞もダービーも勝った馬というと、グレード制以降ではシンボリルドルフしかいませんでした。これは簡単なことではなかったんですね。(H17.5.31)


 
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■皐月賞馬の相手は誰だったのか? (H17.5.28)


さて、前項を受けて、ここではディープインパクトが日本ダービーを連対するという前提で話を進める(「勝つ」ではなく、「連対する」としたのは弱気に見えるかもしれないが、データ整理上、その方が都合がいいため)。

今度は皐月賞馬がダービーを連対した際、相手は誰だったのか検証したい。これには皐月賞を2番人気以下で勝った馬も含めることにする。また、今回はグレード制以降ではなく、平成以降としたい(ご都合主義的だが、その方がデータがきれいなため)。

このようなケースは計7回あるのだが、7回分の連対馬について、ダービーの前走とダービーの成績をまとめて書くと、次のようになる。

H3 トウカイテイオー 皐月賞
1着
ダービー
1着
  レオダーバン 青葉賞
1着
ダービー
2着
H4 ミホノブルボン 皐月賞
1着
ダービー
1着
  ライスシャワー NHK杯
8着
ダービー
2着
H6 ナリタブライアン 皐月賞
1着
ダービー
1着
  エアダブリン 青葉賞
1着
ダービー
2着
H7 タヤスツヨシ 皐月賞
2着
ダービー
1着
  ジェニュイン 皐月賞
1着
ダービー
2着
H9 サニーブライアン 皐月賞
1着
ダービー
1着
  シルクジャスティス 京都四特
1着
ダービー
2着
H12 アグネスフライト 京都新聞杯
1着
ダービー
1着
  エアシャカール 皐月賞
1着
ダービー
2着
H15 ネオユニヴァース 皐月賞
1着
ダービー
1着
  ゼンノロブロイ 青葉賞
1着
ダービー
2着

わかりやすくするため、皐月賞馬を黒字、その相手馬を赤字にしてみた。

今回のテーマである赤字の馬には何か特徴があるだろうか?

7頭中5頭までを占めるのは前走が皐月賞ではない別路線組で、しかも、前走1着という馬。これが大きな特徴である。この表だけではわからないが、これら5頭はいずれも皐月賞不出走馬でもある。

三冠馬が出現する条件として、その世代の全体レベルが低いことが挙げられることがある。ここでは三冠馬とは限らず、二冠、あるいは二冠に近い馬も含まれているが、別路線組がよく台頭するということはその世代の全体レベルが低いことを表しているのかもしれない。

ダービーの主要ステップは皐月賞。通常、ダービーを目指すようなその世代の一線級はまず皐月賞にエントリーしてくる。だから、ダービーでは皐月賞組が基本的に強いわけだが、世代の全体レベルが低いと、別路線組が割り込んでくる余地が広がるわけだ。

そして、ここから出てくるディープインパクトの相手候補は前走京都新聞杯勝ちのインティライミ、前走青葉賞勝ちのダンツキッチョウということになる(エイシンニーザンもまあ一応、前走別路線1着だけど…)。


…とここまでは、当サイトにしては割合まともな(?)競馬常識論を展開してしまったかもしれない。しかし、当サイトらしく、怪しくなるのはこれからだ。

皐月賞馬の相手となった7頭のうち、前走別路線組1着ではない2頭、次はこれにスポットを当ててみたい。ともすると、例外として単純に切り捨てたくなってしまうが、この2頭…平成4年のライスシャワー、平成7年のタヤスツヨシにはある共通点があるのだ。

その前に両馬のダービーの前走を見てみると、ライスシャワーがNHK杯8着、タヤスツヨシが皐月賞2着となっている。一見、ライスシャワーは別路線組にも見えるが、この馬は前々走で皐月賞に出走していて、8着だった。前走は皐月賞ではないが、皐月賞出走馬ではあるのだ。

つまり、この2頭と前記5頭は皐月賞出走の有無でハッキリ二分できるとも言える。

では、ライスシャワーとタヤスツヨシの共通点とは何なのか?

それは馬自身の戦歴ではなく、ダービーの結果にある。この2頭が連対した平成4年、平成7年は共にダービーがゾロ目になっているのだ。

そして、平成以降のダービーでゾロ目が出たことはこの2回しかない。

つまり、皐月賞馬がダービーを連対する時、その相手となるのは、前走別路線組1着の他に、皐月賞に出走していて、ダービーでは皐月賞馬の同枠に入った馬というケースもあると言えるのである。

今回、ディープインパクトの同枠には皐月賞5着馬アドマイヤフジが入った。その鞍上は今季絶好調の福永騎手。

福永騎手と武豊騎手は先週のオークスで隣り合った馬番に入り、ワンツーとなっている。ダービーでまたも2人が隣り合ったのは正直言って何だかわざとらしく、オトリくさく思えなくもない。しかし、以上のようなことから、ディープインパクトの相手として、ぜひ入れておきたいと気になるのがアドマイヤフジなのである。

『ネットの中心でゴッゴルと叫ぶ?』
  《その後の一言》
最終的には配当がある程度つくこともあって、ディープインパクトの相手筆頭として、ゾロ目のアドマイヤフジに期待してしまったんですが、2着に来たのはインティライミでした。まあ、こちらの方がオーソドックスな二冠馬の相手と言えますし、近年のダービー2着馬の傾向どおりとも言えます。

それと、4年前の当コーナーで、「金鯱賞とダービーの隠された関係」というのを書いたんですが、その中で触れた「1年前の金鯱賞優勝騎手+厩舎がダービーと連動する」という法則が復活しました。1年前の金鯱賞をタップダンスシチーで勝った佐藤哲騎手+佐々木晶厩舎がダービーで連対したということですね。

「金鯱賞とダービーの隠された関係」で書いたネタ以降は、1年前の金鯱賞優勝騎手+厩舎がダービーに出走していませんでしたから、該当陣営が出てくれば必ず連対しているわけで、なかなか侮りがたい”法則”かもしれません。今年の金鯱賞は同じ陣営でまたもタップダンスシチーが勝ったわけですが、来年のダービーはどうなるんでしょうか?(H17.5.31)


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