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番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。 |
『これが気になる、競馬のあれこれ』 バックナンバーはこちら |
平成17年1月分 |
■「前年連対」が気になる京都金杯 (H17.1.5) ■クラフトワークとはどういう意味か? (H17.1.5) ■アグネスウイングの先輩2頭とは? (H17.1.9) ■シンザン記念における松田国厩舎3年周期説 (H17.1.10) ■1番人気は4年連続で連対している? (H17.1.16) ■ラジオたんぱ杯入着馬が気になる京成杯 (H17.1.16) ■中山金杯優勝馬がAJCCに出てくると… (H17.1.23) ■「前年連対馬」より「前年連対騎手」 (H17.1.23) ■「国際化初年度の法則」は成り立つのか? (H17.1.29) ■京都牝馬Sでは関東馬がよく走る (H17.1.30) ■ハットトリックについて考える (H17.1.30) |
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ダイタクリーヴァやサイドワインダーなど、マイル戦となってからの京都金杯では2年連続連対する馬が目立っている。
上のように書き並べてみると、どうせなら、H14→H15のところもつながってしまえばきれいなのにと思うのだが、平成15年の京都金杯には残念ながら前年連対馬が出走していなかった。 しかし、よく見ると、別の存在が平成14年と15年をつないでいたのである。
平成14年にゴッドオブチャンスで2着した藤田騎手が翌年、今度はグラスワールドで2着していたのだ。 ここまでをまとめると、近年の京都金杯では前年連対馬または前年連対騎手が必ず連対していることになる。 今年の京都金杯に前年連対馬は出走していないので、注目が集まるのは前年連対騎手。昨年は本田騎手と福永騎手が連対した京都金杯だったが、今年は本田騎手は乗っていない。すると、どうしても気になってしまうのは福永騎手の乗るダイワエルシエーロになる。 前年マイルCS出走馬の活躍が非常に目立つ京都金杯。ダイワエルシエーロの同枠には今年の出走馬で唯一前年マイルCS出走歴を持っているナイトフライヤーも入っている。そのあたりも込みにして、どうも京都金杯の4枠は気になるのである。
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《その後の一言》 |
ダイワエルシエーロはさっぱりでした。同枠のナイトフライヤーが代わりに走るなんてこともなし。上に書いたことはまったく見立て違いのようでした。 勝ったハットトリック、2着したアルビレオは共に前走条件戦組。マイルとなってからの京都金杯にこのタイプが連対したことはこれまで1回もなかったですから、戦歴的には一新されたという感じがします。 ただ、前年秋季番組以降に条件戦を勝っていたようなタイプはこれまでも結構連対していたので、まるで連続性がないというわけでもないと思います。(H17.1.8) |
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クラフトワークとはどういう意味か? 馬主であるサンデーレーシングのサイトにある「馬名の由来」というページには次のように書いてある。 手工芸作品の意。母ワーキングガール、兄クラフトマンシップより連想。勤労少女が作った緻密な手工芸品をイメージ。その作品は少女らしい繊細な感性と美しさ、生き抜くたくましさをも感じさせる(「馬名の由来(サンデーレーシング)」)。 辞書をひくとクラフトマンシップとは「(職人の)技能,、熟練」と出ている。そして、その弟、クラフトワークは職人の作った手工芸作品というわけだ。ちなみにサンデーレーシングが公式に発表しているクラフトワークの綴りは「Craft Work」である。 けれど、クラフトワークには隠されたもう一つの意味があるのではないかと自分は思っている。 クラフトワークとは知る人ぞ知るドイツのバンドの名前なのだ。テクノポップの大御所であり、伝説的とも言える存在である。こちらの綴りは「KRAFTWERK」で意味は「発電所」だ。 ・「クラフトワーク」(ロック世代のポピュラー音楽史) ・「クラフトワーク公式サイト」(音が出ます) 詳しい紹介は上記リンク先などをご覧いただくとして、ここでは省くが、個人的には以下の2枚のアルバムをおすすめしておきたい。 ・コンピューター・ワールド ・THE MIX かつてサンデーレーシングにはビハインドザマスクという活躍馬がいた。サンデーレーシングの公式発表は違うだろうが、こちらは日本のテクノポップの大御所、YMOの曲名にちなんでつけられた疑いがある。この点については以前、詳しく書いた(「ビハインドザマスクの由来について」)。 このことがあるので、サンデーレーシング関係者にはテクノポップ好きな人がいて、秘かにテクノポップ関連馬名をつけてるんじゃないかと個人的には思っているのである。 さてさて、前置きが長くなってしまったが、そのクラフトワークが出走するのが中山金杯。このレースでは4年前に兄のクラフトマンシップも連対している。当時のクラフトマンシップは前年函館記念勝ちという戦歴を持って中山金杯に臨んできていた。 そして、さらにその前年にはジョービッグバンがやはり、前年函館記念優勝という戦歴を持って、中山金杯を連対している。 結局、函館・札幌の開催入れ替え以降とすると、中山金杯で前年函館記念優勝馬は2戦2連対なのである。 前年函館記念優勝という戦歴を持つクラフトワークは兄クラフトマンシップ同様、中山金杯を連対することになるのだろうか? ついでにちょっと怪しげな話をつけ加えておけば、金杯はカネヘンの馬が走るとか、金に関係した馬が走るとかいうが、クラフトマンシップ、クラフトワーク兄弟の母はワー「キン」グガールである。
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《その後の一言》 |
休み明けながら1番人気だったクラフトワークが勝ちました。過去10年のこのレースでは1番人気は連対するなら2着ではなく、必ず1着になっていたので、2着だった兄クラフトマンシップとは違って勝ったのは納得。 過去のこのレースで休み明けの馬は活躍していませんが、ハンデ戦のハンデキャップ期間は昨年から大幅に延びていますので、過去のデータを検討する際はその点を考慮する必要があります。 それにしてもクラフトワークという名前………。自分はこの手の音楽が好きだったので、クラフトワークが来日した時にはライブに行ったりしたものでした。その名前の馬が走っていて、しかも、ここまで重賞級の強い馬になってくると、ちょっとヘンな気分。(H17.1.8) |
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昨年のガーネットSを勝ったマイネルセレクトの戦歴は、今年のヒカリジルコニアとアグネスウイングの2頭にきれいに分割されて受け継がれている。 まずはマイネルセレクトの戦歴から確認しておこう。
上表が昨年のガーネットSにいたるマイネルセレクトの戦歴だ。このうち、北陸S1着→BSN賞1着という部分が今回のヒカリジルコニアに受け継がれているのである。そして、その後のシリウスS1着→JBCスプリント2着という部分が今回のアグネスウイングに受け継がれているのだ。 したがって、ヒカリ、アグネスの2頭ともここでは要注意の存在となるのだが、どちらを上位に見たらいいかというと、アグネスウイングの方だと思う。 アグネスウイングにはマイネルセレクトより前に似た者同士の先輩がもう1頭いるのだ。平成14年のガーネットSを勝ったブロードアピールである。ブロードアピールもマイネルセレクトと同じようにシリウスS1着→JBCスプリント2着と進んだ後に(全日本サラブレッドC3着が挟まるが)、このガーネットSを勝っている。 果たして、アグネスウイングは先輩2頭と同じようにガーネットSを勝つ(あるいは連対する)ことができるのだろうか?
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《その後の一言》 |
アグネスウイングは白井厩舎の馬ですが、今回の白井厩舎は2頭出し。そして、アグネスウイングは走らず、同厩のもう1頭、メイショウボーラーが圧勝するという結果になってしまいました。 メイショウボーラーは初ダート。けれど、実力馬ですから、まあ、これはわからなくはないですが、2着した8歳馬エンゲルグレーセ。これは何なんでしょう??? はるか昔に終わった馬かと思っていました。正直言って、後から考えても買い目に入れるのが難しいです。 別定からハンデに替わっても、あまり変わり映えのしなかったここ2年のガーネットS。それに比べると、今年はまあ、ハンデ戦らしい結果と言えるかもしれませんが…。(H17.1.14) |
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前にもちらっと書いたが(「初重賞制覇はシンザン記念だった」)、今をときめく松田国厩舎が重賞初制覇をしたのは6年前、平成11年のシンザン記念。武豊騎手騎乗のフサイチエアデールでの勝利だった。 そんな記念すべきレースだから、松田国師はこのシンザン記念にちょっとした思い入れがあるのかもしれない。 昨年のシンザン記念の1週前特別登録馬を見渡すと驚いてしまう。松田国厩舎はキングカメハメハ、ダイワエルシエーロ、ブラックコンドル、マコトキンギンと4頭も特別登録していたのだ。今、考えると超豪華な顔ぶれである。 実際はこのうち、のちにオープン馬になった3頭は回避して、唯一出世できなかったマコトキンギンだけが出走した。結局、マコトキンギン自身は凡走したものの、同枠馬は1着したので、やはり松田国厩舎とシンザン記念は縁があるのかもしれない!? 松田国厩舎はフサイチエアデールの他にシンザン記念をもう一つ勝っている。平成14年のタニノギムレットである。何だかずいぶんいい馬ばかりでこのレースを勝っているのだ。 そして、これらの周期を考えてみると、非常に単純な法則が浮かび上がってくる。
松田国厩舎は3年置きにシンザン記念を優勝する(または連対する)法則が成り立っていると思えてくるのである。 松田国厩舎が今年のシンザン記念に出走させてきたのはライラプス。記念すべき重賞初制覇を成し遂げたフサイチエアデールの仔である。 果たしてライラプスは記念すべきこのレースを激走できるのだろうか?
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《その後の一言》 |
松田国厩舎のライラプスは5着止まり。馬券にはなってくれませんでした。 平成4年以降、デイリー杯2歳S連対馬はシンザン記念で【2.1.0.2】というデータがあり、ライラプスはこの点に当てはまっているのもいいかと思ったのですが、勝ったのはもう1頭のデイリー杯連対馬、ペールギュント。 このペールギュントの馬主はサンデーレーシング(ライラプスもそうですが…)。昨年のラジオたんぱ杯時(「『リプレイ馬券』は成立するか?」)に触れた2歳重賞でのサンデーレーシングの活躍は3歳重賞になってもとりあえずまだ続いているようです。(H17.1.14) |
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日経新春杯はハンデ重賞。多くのハンデ重賞がそうであるように1番人気の成績はあまり良くない。 となると、今年の1番人気、武豊騎乗のナリタセンチュリーは危ない面あり!ってなことになるのだろうか? ただ、ここ2年連続で日経新春杯では1番人気馬が連対を果たしている。1番人気馬の最新傾向は悪くないから、ナリタセンチュリーはまあまあ良さそうではあるのだ。けれど、たった過去2年だけでは心許ないと思った人には朗報(?)がある。 3〜4年前の日経新春杯では1番人気馬が連対していないが、1番人気馬に関連した馬は連対しているのである。 4年前の平成13年、1番人気に支持されたのはサンデーサイレンス産駒のロサードだった。同馬は9着に敗れたが、勝ったのはやはりサンデーサイレンス産駒のステイゴールドだったのだ。1番人気に支持された馬と同じ父を持つ馬が連対したのである。 だけど、サンデーサイレンス産駒など、あまりにもありふれているから「それがどうした?」と思った人もいることだろう。そういう人はその翌年、平成14年を見てもらいたい。 この年、1番人気に支持されたのはコマンダーインチーフ産駒のラスカルスズカだった。コマンダーインチーフ産駒が重賞で1番人気になることはそれほど多くないはずだ。一つの重賞に2頭以上のコマンダーインチーフ産駒が出走することも多くないはず。 けれど、1番人気に支持された馬と同じ父を持つ馬が連対することがこの時も起こったのだ。1番人気のラスカルスズカは凡走したが、勝ったのはもう1頭のコマンダーインチーフ産駒、トップコマンダーだったのである。 つまり、ここまでをまとめると、「ここ4年連続で日経新春杯では1番人気になった種牡馬が連対している」と言える(ちょっと正確さに欠ける言い方だが)。 今年の1番人気ナリタセンチュリーはトニービン産駒だが、トニービン産駒はもう1頭、ダディーズドリームが出走している。前述の「法則」が今年も成立して、なおかつ、ナリタセンチュリーの代わりをダディーズドリームが務めることは難しいと考えるのなら、1番人気ナリタセンチュリーが直接連対してくるはずだが、さて、どうなるだろうか?
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《その後の一言》 |
単勝1.6倍という断然の1番人気に支持されたナリタセンチュリーは直線でサクラセンチュリーあたりと激しくぶつかって完全失速。でも、不利がなくても、どっちみちダメだったんでしょうね。武豊騎手自身がそう言ってますし(「ナリタセンチュリー“不利”も制裁なし」(スポニチ))。 ナリタセンチュリーの母の父はノーザンテースト。そして、勝ったサクラセンチュリーの母の父も同じノーザンテースト。1番人気馬の父にばかり注目していたら、なんと、答は母の父にあった! なんていう結果になってしまいました…。(H17.1.19) |
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道営競馬で圧勝を続けてきたマル地モエレアドミラル。同馬の転入初戦となる京成杯は注目の一戦と言えるだろう。けれど、2000mとなってからの京成杯にこれまで同種の馬が出走したことはなく、この馬が今回走るのか、走らないのか、正直言って、よくわからない。 そこで、他の馬に話を移すと、過去のデータから一番計算がつきそうなのはラジオたんぱ杯2歳S入着馬ではないだろうか。2000mとなってからの京成杯にこのタイプは2頭出走。平成11年のオースミブライトと平成13年のマイネルエスケープで、共に連対を果たしている。 今年はアドマイヤジャパンとシックスセンスがこのタイプ。特にアドマイヤジャパンは同タイプの先輩、オースミ、マイネルと同じく、芝2000m戦で初勝利を挙げているから、注目せずにはいられない。
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《その後の一言》 |
連対するのは2頭のうち、1頭かなと思っていたら、アドマイヤジャパンとシックスセンスでラジオたんぱ杯入着馬のワンツーになりました。 ラジオたんぱ杯でちょっと足りなかった馬が活躍する京成杯。たんぱ杯と京成杯は時期が近く、距離もグレードも同じレースですが、明らかにたんぱ杯の方が実質的に格上。両レースの過去の連対馬のその後の活躍度合いを見ると、違いはかなり大きいですよね。 ほとんど「1着」の並んだキングカメハメハの戦歴を振り返ると、たった1戦だけ3着に沈んだこの京成杯が一際目を引きます。キングカメハメハがフォーカルポイントやマイネルマクロスあたりに敗れてしまう不思議さ。なまじ、京成杯など連対しない方が出世できるのかもしれません。 スポニチのこの記事(「不良馬場なんの ジャパン快勝〜京成杯」)によれば、近藤オーナーはアドマイヤジャパンを「ゆくゆくは日本一になってほしい」との願いを込めて命名したとのこと。京成杯を”勝ってしまった”この馬は果たしてG1級の馬となれるのでしょうか? (H17.1.19) |
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中山金杯はG3ハンデ戦だが、並のG3ハンデ戦とはちょっと違う。1年最初の重賞だし(京都金杯より先に発走)、馬券の売上げもずいぶんと多い。スズパレード、クシロキング、サクラローレル、グルメフロンティアなど、中山金杯を勝った後にG1まで獲ってしまった馬もそこそこいる。もちろん、毎年そのような馬が出るわけではなく、中山金杯を勝っても二流、三流のまま終わる馬も多いのだが…。 今年の中山金杯を勝ったクラフトワークはかなり注目を集める存在となったが、この先、どうなるのだろうか? アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)と中山金杯は同じ開催のレースで、距離も1ハロンしか違わないが、中山金杯優勝馬が続いてアメリカジョッキークラブカップに出てくることはあまり多くない。グレード制導入の昭和59年以降、該当馬は4頭だけだ。 けれど、その成績は【1.2.0.1】。一旦出てくれば連対する確率は高い。となると、クラフトワークはとりあえず、ここを突破するのだろうか?
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《その後の一言》 |
単勝1倍台の断然人気ではありましたが、クラフトワークが順当にV。中山金杯→AJCCの連覇は平成4年のトウショウファルコ以来になります。 そのトウショウはAJCC優勝のあと、9ヶ月の休養に入ってしまい、結局、さらなる飛躍はできませんでしたが、クラフトワークはどうなるんでしょうか? まあ、とりあえず、春はドバイに行くらしいので、国内のG1には関係ないようですが…。(H17.1.26) |
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エムアイブラン、オースミジェット、スマートボーイ、クーリンガーなど、平安Sでは同じ馬が何回も好走することが多い……ってな記事をスポーツ紙や専門紙で見かけた。 この説を信じると、2年連続で平安Sを2着しているクーリンガーあたりを買いたくなってくるわけだ。さらに欲の深い人だと、3年前、2年前に2着、3着しているマイネルブライアンを狙ったりするかもしれない。 クーリンガーは確かにくさい。でも、何となくワナのような気もする。平安Sを2年連続連対した馬はいるが、3年連続連対となると1頭もいなかったりするからだ。来ても来なくても文句の言えない微妙な存在だと自分には感じられる。 そこで、少し見方を変えよう。平安Sは同じ馬が連続好走しているというよりも、同じ騎手が連続連対していると見た方がいい気がするのだ。 平安Sでは平成9年にシンコウウインディとトーヨーシアトルの1着同着があり、これが一つの仕切り板となっている雰囲気がある。そこで、その翌年、平成10年以降の連対騎手を書き並べてみよう。
ご覧の通り、前年連対騎手が再度連対しているケースが非常に多いのだ。もちろん、前年と同じ馬に乗って連対していることも多いが、前年とは違う馬に乗って連対していることもある。また、前年連対馬が前年とは違う騎手で出てきた場合、連対したケースが1回もないこともあり、「前年連対馬」と考えるより、「前年連対騎手」と考えた方が「法則」をつかむのにいいと思うのである。 ちなみに上表では平成13年と14年の間だけが惜しくもつながっていないが、平成13年は伊藤直騎手が1着同枠には入っていたので、枠単位で見れば、前年との騎手の連動はずっと続いている。 まあ、しかし、こうして見ると、クーリンガーは一昨年、昨年と同じ和田騎手が騎乗しての出走だから、やはり、今回も有力に思えてくる。第一、昨年のもう一方の連対騎手、安藤光騎手は今年の平安Sに乗っていない。 でも、そこで、怪しげに思うのだ。もしかして、アンミツの代わりをアンカツがやるってことはないだろうか? ご承知の通り、この2人は兄弟である。それも、おそらく、全兄弟(?)であるはずだ。兄の代わりを弟がやってもよいはずである!? てなわけで、和田クーリンガーも気になるが、それ以上に安藤勝ローエングリンが気になる平安Sなのである。
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《その後の一言》 |
アンミツの代わりをアンカツ…というわけにはいかなかったようですね。ローエングリンはダートオープン実績がない割には結構人気で、妙味もあまりなかったですが…。 クーリンガーも善戦止まりに終わり、「前年連対要素」との連動は何もない感じになってしまいました。(H17.1.26) |
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これまでも何度か書いてきたし、番組表派の中ではある程度有名な話だと思うのだが、国際化された初年度の重賞に前年優勝馬が出てきたら、よく連対するという法則がある。 JRAのこちらの資料(「平成17年以降の競馬番組上の外国産馬の取扱いについて」(PDFファイル))にある通り、今年は国際競走がジャンジャカできる。重賞では計23レースが新たに国際競走となるのだ。 これだけ国際化される競走が多いと、「国際化初年度の重賞では前年連対馬がよく連対する」という法則が果たして成立し続けるのかどうか、安易に判断はしにくい。 今日の根岸Sは今年第一弾となる国際競走化された重賞。法則が成立するのかどうか、注目されるところである。昨年の根岸S優勝馬シャドウスケイプがどう走るかだ。 ただ、昨年、国際化初年度を迎えたCBC賞では前年優勝馬のシーイズトウショウが凡走し、その代わり、その同枠に入っていたゴールデンロドリゴが連対するという現象が起こっていた。 同枠馬も込みで注意した方がよいということなら、今回はシャドウスケイプと、その同枠馬サミーミラクルを込みで、とにかく1枠に注目ということになるのだが、さて、どうなるだろうか?
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《その後の一言》 |
ん〜、シャドウスケイプもその同枠隣にいたサミーミラクルも馬券にはなりませんでした。シャドウスケイプの逆側の隣にいたハードクリスタルが2着となりましたが、これは意味があるかどうか? 日曜日の東京新聞杯、京都牝馬Sも今年から国際化され、共に前年優勝馬が出てきたんですが、該当馬は凡走してしまいましたし、その隣の馬も連対までは届きませんでしたからね。 まあ、ガーネットS、根岸SとフェブラリーSへ向かう関東のダート重賞路線ではシャドウスケイプの左隣の馬が連対しているとは言えるのですが…。(H17.2.3) |
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最近の京都牝馬Sでは関東馬がよく好走している。関東馬は過去6年中5年まで連対しており、6年連続で馬券になっているのだ。 今年出走する関東馬はマイネヌーヴェル、ウイングレット、スナークスズランの3頭だけ。 この中で唯一、関東の騎手が乗りに行ったのがウイングレット。これにやる気を感じる。ただ、ここ2年の京都牝馬SではターコイズS3着馬が連続連対しているので、この戦歴を持っているマイネヌーヴェルもかなり気になるのだ。
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《その後の一言》 |
マイネヌーヴェルはまるでやる気のないレース運びで期待はずれでしたが、ウイングレットは2着を確保しました。(H17.2.3) |
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サッカーに格別の興味があるわけではないので、ハットトリックの意味はうろ覚えだった。確かあれは1試合で1人の選手が「3点」取ることではなかったか? いや、そうじゃなくて、「3点以上」取ることだったっけ? 東京新聞杯に出てきたハットトリック号は目下3連勝中。ハットトリックの意味は果たしてピタリ3点ゲットなのか、それとも、3点以上ゲットでいいのか? どちらが正しいかで、語呂合わせ馬券術的にはハットトリック号の運命が大きく分かれると思えてくる。 ピタリ3点ゲットなら今回で連勝はストップするし、3点以上ゲットでいいなら、まだまだ連勝は伸びる気がしてしまうのだ。 そこで、ハットトリックを辞書で引いてみると… サッカー・アイス-ホッケーで、一人の選手が1 試合に 3 点以上得点すること こう出ていた。 サッカーの他にアイスホッケーでもハットトリックという言葉は使うのかと、ミニ知識が増えたが、それはともかく、結局正解は「3点以上」だったのである。となると、今回のハットトリックは安泰ということになるのだろうか? しかし、話はそう簡単ではないのだ。昨年の東京新聞杯の時に「サイドワインダーは危険な人気馬?」というコラムを書いた。 この中で最近の東京新聞杯では1番人気が1年置きに連対していること、京都金杯出走馬、京都金杯連対馬が不振ということを書いたのだった。 ハットトリックは1番人気間違いなし。そして、過去の傾向通りなら、1番人気は今年連対することになるので、これはOK。 けれど、ハットトリックは京都金杯連対馬である。これは東京新聞杯で人気を裏切る代表的パターンなのだ。 ただ、マイルになってからの京都金杯連対馬として東京新聞杯に出てきた馬はみんな京都金杯2着馬ばかり。ハットトリックのように京都金杯優勝馬が出てきたことはないので、その点で従来と違う結果になっても良さそうに思える。 しかし、昨年のコラムの表を見てもらえばわかるが、1年置きに連対している1番人気馬は連対する時は1着で連対するのではなく、2着で連対しているのだ。だから、ハットトリックは連対はしても、連勝を伸ばすことはできない可能性もあると思うのである。
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《その後の一言》 |
断然人気ハットトリックの2着期待は欲張りすぎだったでしょうか。ハットトリックは勝って、連勝を「4」に伸ばしました。1番人気の1年置き連対はケイゾクした形です。 2着も京都金杯組のキネティクス。東京新聞杯における前走ステップの傾向はガラリ一変してしまいました。(H17.2.3) |
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