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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


『これが気になる、競馬のあれこれ』 バックナンバーはこちら


平成16年7月分
■何が連続連対しているのか? (H16.7.4)
■サブタイトル的に気になる馬 (H16.7.11)
■3歳馬の隣が気になるマーメイドS (H16.7.11)
■前年連対要素について考える (H16.7.18)
■伊藤雄厩舎の秘策をマネする藤沢和厩舎? (H16.7.25)




 
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■何が連続連対しているのか? (H16.7.4)


平成12、13、14年と3年連続で函館スプリントSを連対したのがタイキトレジャー。同馬は昨年、平成15年も函館スプリントSに出走。4年連続連対となるかどうか、当然のように注目を集めた。

前身の札幌スプリントS時代も含め、函館スプリントSではノーブルグラス、メジロダーリングなど、2年連続で馬券になる馬がチラホラいる。そうした点からは、前年連対馬であるタイキトレジャーは好走しても良さそうに思えた。

ただ、同一レース4年連続連対というのもあまり聞いたことがない。3年連続までは良くても、4年連続まではどうか? といった懸念はあった。

そして、さらに問題だったのは鞍上だ。タイキトレジャーが3年連続で函館スプリントSを連対した時、3年ともその手綱は横山典騎手が取っていた。ところが、4年目となる昨年はこのレースと縁の深いタイキトレジャーがいるにも関わらず、横山典騎手はもう1頭のお手馬、アグネスソニックに乗ってしまったのである。

函館スプリントSに強いのは果たしてタイキトレジャーなのか? 横山典騎手なのか? これが昨年の函館スプリントSでは個人的見どころの一つとなったのだった。

結果はタイキトレジャーが7着に凡走する一方で、横山典騎手のアグネスソニックは2着を確保。結局、函館スプリントSに強いのは横山典騎手! という結論になった。

となれば、今年も横山典騎手? 素直に考えればそれでいいはずだが、どうもまた変化球が飛んでくる気もする。横山典騎手が連続連対を続けたということは、前年連対騎手が連続連対していると解釈することもできないだろうか?

昨年の函館スプリントSは1着が安藤勝騎手、2着が横山典騎手。「前年連対騎手が連続連対する」ことが函館スプリントSの由緒正しい法則であるとすれば、横山典騎手ではなく、安藤勝騎手が連続連対してもいいわけである。

今年、横山典騎手はゴールデンロドリゴ、安藤勝騎手はアタゴタイショウに乗っているのだが、さて、その結末はどうなるのだろう?

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  《その後の一言》
戦績・戦歴から見て、ゴールデンロドリゴよりアタゴタイショウの方が有力だろうと個人的には思っちゃったんですよねー。ところが、安藤勝アタゴタイショウは凡走。横山典ゴールデンロドリゴはずいぶんと後ろの方から突っ込んできて2着食い込み。ちょっとした穴をあけました。

ああいう追い込みは横山典騎手らしいと思いますが、函館の短い直線でよくできるな〜という感じ。やはり、横山典騎手はこのレースと相性が良いと素直に考えた方がいいのでしょうか。(H16.7.9)


 
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■サブタイトル的に気になる馬 (H16.7.11)


今日は競馬もあるが、参議院選挙の投票日でもある。

レースの出走馬と枠順が載っている表を「出馬」表というが、選挙へ立候補することも「出馬」という。まあ、選挙の方の読み方は「しゅつば」だけなのに対し、競馬の方は「でんま」という読み方もあるのだが。

また、馬券の正式名称はご存知の通り、「勝馬投票券」。競馬ファンは選挙がなくても、毎週のように「投票」しているわけだ。

このように競馬と選挙にはちょこっと似た部分がある(やや強引)。そういえば、政治家の公約だか、マニフェストだかがアテにならないのも、厩舎関係者のコメントがアテにならないことと似ている気もする。

中央競馬の売上げは平成9年をピークとして徐々に減っている(「JRA成長推移グラフ(2)」)。選挙の投票率もちょっとデコボコがあるものの、低下傾向を示しているようだ(「投票率の推移」)。

中央競馬の売上げがこのままずっと減り続けたら中央競馬に未来はない。選挙の投票率もこのままずっと減り続けたら日本という国に未来はない。政治家のマニフェストがあまりアテにならないものだとしても、いくらかでもマシと思える人を見つけ、投票に行こうと自分は思っている。


まあ、そんなことを考えつつ、競馬の話に行きましょう。

今年はJRA創立50周年のイベントが色々とある。七夕賞にも「日本中央競馬会創立50周年記念」という長いサブタイトルがついた。このパターンのサブタイトルがついた重賞としては、ここまでに金鯱賞と宝塚記念が行われている。

そうなると、先行する「50周年記念」サブタイトル戦と七夕賞に何らかの怪しい関係があるのではないかと考えたくなってくる。まだ、2レースしか行われていないから、その判断は難しいが、金鯱賞も宝塚記念も8枠に入った佐藤哲騎手が乗る佐々木晶厩舎のタップダンスシチーが1番人気で優勝している。そうなると、七夕賞でも8枠の馬や佐々木晶厩舎の馬や1番人気の馬が気になってくるわけだ。

一方、七夕賞自体の歴史を見てみると、グレード制以降でサブタイトルのついた七夕賞はこれまで1回だけ行われている。それは平成13年のことで、その時は「うつくしま未来博開催記念」というサブタイトルがついていた。

そして、なんとこの時も佐々木晶厩舎のマイネルタンゴが2着しているのだ。佐々木晶厩舎は特殊サブタイトル記念レースに強いというのだろうか? 七夕賞に出走する佐々木晶厩舎カゼニフカレテは戦歴的にはあまりいいと思えないが、こういうことがあると気になってくる。

けれど、それ以上に平成13年の七夕賞で印象的なのは1着したゲイリートマホークの戦歴だ。この馬の前2走は以下のようなものだったが…

H13 ゲイリートマホーク むらさき賞1着 吾妻小富士オープン3着 七夕賞1着

これが今年のロードフラッグとよく似ているのである。

H16 ロードフラッグ むらさき賞1着 福島テレビオープン3着 七夕賞 ?

前々走が東京の準オープンむらさき賞勝ちというのはまったく同じ。また、現在の福島テレビオープンと以前の吾妻小富士オープンは福島芝1800mのオープン特別で実質同じレース。前走の戦歴も同じと言えるのだ。

ロードフラッグは「50周年記念」サブタイトル重賞で優勝馬を出してきた8枠にも入っているし、3走前には「府中市市制施行50周年記念」なんてレースを連対していたりもするから、どうもサブタイトル的に非常に気になる1頭なのである。

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  《その後の一言》
う〜む、ロードフラッグ走りませんでしたねー。その対角に入っていたチアズブライトリーが優勝しました。

ここで「50周年記念」サブタイトル重賞について枠連の出目をまとめておくと…(出目は1着→2着の順に表記)

金鯱賞 8−5
宝塚記念 8−1
七夕賞 1−3

8枠は来ませんでしたが、1枠が連対したことで、まだ連動してるような雰囲気もありますね。(H16.7.15)


 
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■3歳馬の隣が気になるマーメイドS (H16.7.11)


マーメイドSについては『競馬ゴールド』にも原稿を書いたし、ここではさらっと触れておきたい。ここ2年のマーメイドSで気になるのは3歳馬の近辺だ。

この時期の古馬別定重賞に並の3歳馬が挑戦してもなかなか歯が立たないのだが、過去2年のマーメイドSにはそのような果敢な挑戦者が1頭ずついた。案の定、それらの3歳馬は馬券になれなかったが、3歳馬の隣馬は2年連続で連対したのである。

今年も3歳馬は1頭だけ出走。該当馬プラントコンコルドの隣馬は果たして連対するのだろうか?

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  《その後の一言》
プラントコンコルドの左隣にいたアドマイヤグルーヴが楽勝。アドマイヤグルーヴは坂路で好時計を出していた割には調子今イチ的なコメントが陣営から出されてましたが、こういう時は逆に怪しい感じがします。

なお、昨年は3歳馬の両隣が連対しましたが、これで3年連続3歳馬の左隣が連対しているとも言えます。

戦歴面で言えば、マーメイドSはG1連対馬の強いレースで、今回は1着のアドマイヤグルーヴと3着のチャペルコンサートがG1連対馬。「らしい」決着と言えました。(H16.7.15)


 
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■前年連対要素について考える (H16.7.18)


ロサードが3年連続連対をしたこともある北九州記念は前年の結果との関係が気になる重賞だ。詳細は略すが、前年連対馬が連続連対するだけでなく、前年連対騎手や前年連対厩舎の隣馬が連対するパターンもよく見られた。

ところが昨年は例年とはちょっと違った感じで前年連対要素との絡みが見られたのである。昨年の時点での前年連対騎手…つまり今年から見れば一昨年連対騎手となるわけだが、これは和田騎手と芹沢騎手だった。そして、昨年はこのうち、和田騎手のみが騎乗し、8枠のコスモリバーサルに乗っていた。

また、昨年の時点での前年連対厩舎…つまり今年から見れば一昨年連対厩舎となるわけだが、これは岩元厩舎と橋口厩舎だった。そして、昨年はこのうち、橋口厩舎の馬のみ出走していたのだが、これがコスモリバーサルと同じ8枠に入っていたキタサンチャンネルだった。

つまり、昨年の8枠は前年連対騎手と前年連対厩舎が同居した形になっていたわけだ。そして、その8枠の1頭、前年連対騎手が乗っていたコスモリバーサルが3着したのである。

そこで、今年のレースへ目を移すと、前年連対騎手は武豊騎手と幸騎手、前年連対厩舎は領家厩舎と高橋成厩舎となる。そして、今年の7枠を見ると、武豊騎手と高橋成厩舎が入っており、ちょうど昨年の8枠と同じように前年連対騎手と前年連対厩舎が同居した形になっているのである。

さらに前年連対騎手が乗って3着した昨年のコスモリバーサルは前走準オープン1着という臨戦過程。前年連対騎手である武豊騎手が乗る今年のメイショウカイドウも前走準オープン1着という臨戦過程で、そんなところもよく似ているのだ。

こうなると、メイショウカイドウはコスモリバーサルのマネをして(?)3着になる気がしてくるのだが、さて、どうなるだろうか?
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  《その後の一言》
メイショウカイドウは3着ではなく、2着となってしまいました。まあ、中央競馬では3連単時代が来ておらず、まだ3連複時代ですから、3着と思った馬が2着になってもいいのですが…。

しかし、メイショウカイドウの同枠にいて同馬主のメイショウバトラーが3着したので、なにやら奥の深そうな結果になったな〜という感想です。昨年の3着枠と似た構成になった7枠は2着枠でもありますが、3着枠になったとも言えますからね。また、昨年3着型とよく似たメイショウカイドウは2着になりましたが、昨年3着型とよく似た馬の馬主は3着になったという言い方もできなくはないですね。

北九州記念について、ここ3年あまり、当コーナーに書いてきたことが結構ケイゾクして当てはまってるなとも思いました。

一昨年に「前走1着馬の美しい連対状況」と題して書いた通り、近年の北九州記念は前走1着馬が大変強い状況でした。けれど、平成12年に別定戦となってから、北九州記念では前走条件戦組が1頭も連対していないという事実もあります。昨年も前走条件戦1着だったコスモリバーサルは3着まででした。こんなこともあって、前走条件戦1着のメイショウカイドウは馬券になっても3着までじゃないかな〜と思っていたわけです。けれど、メイショウカイドウは前走条件戦組ながら連対を果たし、昨年は3着に落ちた前走1着馬が再び連対パターンに入ってきました。

それから、3年前には「仲良く並んだ周辺がいかにも怪しい!」と書きました。厩舎や馬主が2頭並んでいるところが北九州記念ではよく連対しているという話ですね。今回は8枠に橋口厩舎、7枠にメイショウの馬が同居していて、露骨すぎるほど怪しい感じだったのですが、その8枠、7枠から1、2,3着馬が出てしまいました。

そして、昨年は「二重に成立している連対構造」というのを書きました。これについては詳しく触れませんが、どうもこの構造は「連対馬」だけについて考えるのではなく、「3着以内馬」すべてについて考えた方が良さそうです。(H16.7.23)


 
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■伊藤雄厩舎の秘策をマネする藤沢和厩舎? (H16.7.25)


今年の函館記念には例の「日本中央競馬会創立50周年記念」というサブタイトルがつく。これが注目点の一つ。また、はくぼ競馬の影響で9Rでの施行。とりあえず、馬券を買う時、レース番号を間違えないようにしなくては…。

さて、そんな函館記念だが、近年は伊藤雄厩舎と藤沢和厩舎の対決が目立っている。

平成13年は藤沢和厩舎がエアスマップなど3頭出しで全滅。一方の伊藤雄厩舎はロードプラチナム1頭出しで優勝。平成14年は藤沢和厩舎がロードクロノスなど2頭出し、伊藤雄厩舎はメイショウラムセスなど2頭出しで共に全滅。そして、昨年、平成15年は藤沢和厩舎がヤマノブリザードなど2頭出しで全滅、伊藤雄厩舎は2頭出しでエアエミネムとヒマラヤンブルーのワンツーを決めている。

こうして見ると、函館記念では東西を代表する名門厩舎の対決は西の伊藤雄厩舎に軍配が上がっているようだ。

そして、今年。またも両厩舎は2頭出しで対決する。その一方、伊藤雄厩舎は大将格のファインモーションを出してきた。3歳時には有馬記念に1番人気で出走した馬がローカルのハンデ重賞とはずいぶん現実路線を取ったものである。

実際、ファインモーションは長距離輸送のある東京・中山以外ではすべて連対していたりするから、ここで好走しても仕方がないところはある。

けれど、今回は「怪しげに気になる度」(?)が藤沢和厩舎の方が高いと思えるのである。

函館記念の主要ステップとしてオープン特別の巴賞があるが、その上位好走馬は函館記念で好走しにくく、下位凡走馬がしばしば函館記念で好走することが知られている。

ところが昨年はこれを一ヒネリしたような結果だったのだ。函館記念1着エアエミネムは前々年の巴賞1着馬、函館記念2着のヒマラヤンブルーは前年の巴賞1着馬だったのである。同年ではなく、前年以前であれば、巴賞と函館記念は直結するということを見せつけるような結果だったのだ。

さて、そうなると、ヒマラヤンブルーは今年も出走していて、前々年巴賞1着馬という位置づけだから気になるのだが、もっと気になるのは前年巴賞1着馬として出走してきた藤沢和厩舎のウインシュナイトということになる。

また、平成13年には巴賞を松永幹+伊藤雄厩舎コンビでエアエミネムが勝ったが、本番函館記念にはこれが出走しなかった。しかし、松永幹+伊藤雄厩舎コンビはロードプラチナムで函館記念に出走し、優勝したのである。

つまり、巴賞優勝の騎手・厩舎コンビが別の馬で函館記念を制したのだ。

その後、平成14年、15年は、巴賞優勝の騎手・厩舎コンビが函館記念に出走することはなかった。けれど、今年はまた平成13年と似た形ができている。

今年の巴賞を優勝したのは藤田騎手+藤沢和厩舎のシェルゲームだったが、これは函館記念を回避。そして、その代わり、藤田騎手+藤沢和厩舎コンビはヤマノブリザードで函館記念に出走しているのである。

このように、これまで伊藤雄厩舎が函館記念制覇に向け、巴賞優勝馬を軸にしてやってきた秘策(?)を今年は藤沢和厩舎がマネしているような雰囲気がある。今まではどうも劣勢だった函館記念の藤沢和厩舎だが、今年はどうも気になる存在なのである。

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  《その後の一言》
伊藤雄厩舎のファインモーションは1番人気になって、勝てはしなかったものの2着を確保。一方、藤沢和厩舎の2頭は凡走して馬券にならず。このレースでは単純に藤沢和厩舎より伊藤雄厩舎が強いと考えた方がいいんでしょうか。

それにしても大荒れが当たり前だった函館記念が2番人気と1番人気で決着して、馬連3ケタ配当。何だか「らしくない」結果でした。

11年連続で1番人気が連対できていないというデータをストップさせたのが昨年、1番人気で優勝した伊藤雄厩舎のエアエミネム。これで傾向変化のキッカケを作り、ファインモーションが1番人気になっても大丈夫なように伊藤雄師は去年から下準備をしていたということなんでしょうか!?(H16.7.30)


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