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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


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平成15年12月分
■せん馬の隣が気になるステイヤーズS (H15.12.6)
■ファンタジーS優勝馬について考える (H15.12.6)
■SS系はまた連対するのか? (H15.12.13)
■前年連対馬が3頭も出てきたが… (H15.12.20)
■同じ馬主ばかり1番人気になるレース (H15.12.26)
■ゼンノロブロイが言ったかどうかは知らないが…(上) (H15.12.27)
■ゼンノロブロイが言ったかどうかは知らないが…(下) (H15.12.27).




 
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■せん馬の隣が気になるステイヤーズS (H15.12.6)


昨年のステイヤーズSを勝ったのはホットシークレット。同馬は3年前にもステイヤーズSを優勝しており、比較的珍しい重賞の隔年Vを決めたのである。

ホットシークレットが相手に連れてきたのは3年前も昨年もその隣にいた馬だった。ちなみに、昨年のホットシークレットは8枠11番という大外に入っており、2着に来たのは1枠1番、最内に入っていたダイタクバートラムだったから、一般的な見方では隣とは言えないのだが、大外と最内はグルッと回ってつながっていると考えるのが、枠順を怪しく考える場合の定石である。

ホットシークレットはステイヤーズSに限らず、隣の馬を連対させる(?)ことがよくあったので、この2回のステイヤーズSでその隣馬が連対したのはホットシークレット自身の力(?)によるものかもしれない。

しかし、もしかすると、ホットシークレットの隣馬が連対したのは彼がせん馬だったからかも。というのは、ホットシークレットの隔年Vに挟まれた一昨年のステイヤーズSでも、せん馬ゴールドレジェンドが出走し、その隣馬が連対しているからだ。

要するに、ステイヤーズSでは3年連続でせん馬の隣馬が連対しているのである。

てなわけで、今年もステイヤーズSで気になるのはせん馬の隣。つまり、ハッピールックの隣が気になるんだなぁ〜。
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  《その後の一言》
激しい2着争いを演じたのはせん馬のハッピールックとせん馬の隣にいたエリモシャルマン。テレビ画面では、明らかにハッピールックの態勢有利に見えたんですが、写真判定の結果はクビの上げ下げで2着エリモシャルマン。せん馬の隣が連対する傾向はケイゾクしました。

実はエリモシャルマンにはせん馬の隣にいたことの他にも気になる点がありました。それはこの馬が一昨年のステイヤーズS優勝馬エリモブライアンの弟だったことです。昨年は前々年優勝馬のホットシークレットが優勝したステイヤーズSですから…

H12 ホットシークレット 1着 H14 ホットシークレット 1着

H13 エリモ+横山典騎手 1着 H15 エリモ+横山典騎手 2着

上表のように前々年の優勝馬と関係あるかのような結果になっているわけですね。多少変化球があるかもしれませんが、来年のステイヤーズSも、この傾向には要注意かも?(H15.12.11)


 
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■ファンタジーS優勝馬について考える (H15.12.6)


平成8年に新設されたファンタジーSは創設以来、阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)の主要ステップとなってきた。ファンタジーSは阪神JF前に行われる2歳重賞で唯一の牝馬限定戦だから、この傾向はある意味当然のものとも言えるだろう。

平成8年以降の7回中、阪神JFでファンタジーS組が連対しなかったのは平成12年の1回しかない。残りの年は必ずファンタジーS組が連対しているのだ。ただ、その一方でファンタジーS組同士が1、2着したことはまだ1回もなく、この点は馬券的に注意したいポイントと思える。

結局、阪神JFを考えるには、主要ステップであるファンタジーS組の検討が欠かせないわけだが、これがなかなか簡単じゃないんだな〜。昨年も「ピースオブワールドの小研究」と題して、コラムを書いたのだが、ファンタジーSを勝っていたピースオブワールドは強いレースぶりだな〜と感じつつも、データ的には良くないと、どうしても思えた。だから、否定的なニュアンスの文章を書いてみたのだが、結果はピースオブワールドの完勝となってしまった。

そのピースオブワールドのデータを加え、今年もまた懲りずにファンタジーS組というか、ファンタジーS優勝馬について考えてみたい。というのも今年のファンタジーS優勝馬スイープトウショウはピースオブワールドに結構似ているところがあると思うからだ。

まず、スイープトウショウはファンタジーSを無敗で制しているが、こういうタイプは過去にどんな成績を残しているのだろうか。実は昨年も同じようなことをネタにしたのだが、今年は昨年とはちょっと違った形で作表してみたい。無敗でファンタジーSを勝った馬は昨年までに4頭いるが、その4頭のファンタジーSから翌春の桜花賞までの戦歴を検討してみたいのである。

H9 ロンドンブリッジ ファンタジーS
1着
阪神3歳牝馬S
不出走
4歳牝特
4着
桜花賞
2着
H10 プリモディーネ ファンタジーS
1着
阪神3歳牝馬S
不出走
チューリップ賞
4着
桜花賞
1着
H13 キタサンヒボタン ファンタジーS
1着
阪神JF
4着
フィリーズR
3着
桜花賞
不出走
H14 ピースオブワールド ファンタジーS
1着
阪神JF
1着
  桜花賞
不出走

まず、翌春の桜花賞を連対できたロンドンブリッジ、プリモディーネの2頭が2頭とも阪神3歳牝馬S(今の阪神JF)を回避していることが非常に興味深く感じられる。そして、桜花賞も阪神JFも阪神マイルの牝馬限定G1ということでは同じ条件を持ったレースと言え、上表でキタサンヒボタン以外の3頭はファンタジーS後に初めて出走した阪神マイルの牝馬限定G1を連対しているとまとめることができる。となると、キタサンヒボタンだけが何か違った戦歴を持っていたのではないか?と思えるわけだが、それについてはここでは触れないでおきたい。

さて、次にスイープトウショウが秋季番組でデビューしていることについて考えてみたい。実はファンタジーSを秋季番組デビュー組が好走するのは実はかなり珍しい。ファンタジーS優勝馬だけでなく、ファンタジーS連対馬と広げてみても、秋季番組デビュー馬がこれを成し遂げたことはスイープトウショウの前に2頭しかいないのだ。その2頭について、ファンタジーSから桜花賞までの戦歴を先ほどと同じように作表してみれば次のようになる。

H10 プリモディーネ ファンタジーS
1着
阪神3歳牝馬S
不出走
チューリップ賞
4着
桜花賞
1着
H14 ピースオブワールド ファンタジーS
1着
阪神JF
1着
  桜花賞
不出走

なんのことはない。上表の4頭から2頭を抜き出しただけの形となるのだ。そして、該当馬プリモディーネとピースオブワールドは共に阪神マイルの牝馬限定G1を制している。

プリモディーネとピースオブワールドは牝馬限定、京都ダート1400mの新馬戦を勝っており、これが牝馬限定、京都芝1400mの新馬戦を勝っているスイープトウショウとは微妙に異なっている。しかし、牝馬限定、京都1400mの新馬戦を勝っているとまとめれば、この3頭はよく似ていると言えなくもない。

さて、そうなると、スイープトウショウも昨年のピースオブワールドに続き、無敗のまま阪神JFを制することになるのだろうか? それとも、新馬戦の勝ち方の微妙な違い等が影響を及ぼし、また、違った結末が待っているというのだろうか?

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  《その後の一言》
スイープトウショウは5着止まり。ファンタジーS組もコンコルディアの3着が最高で、一応馬券にはなったものの連対はできず。ん〜〜、このレースはホント、ムズカシイですね。毎年マヌケなことばかり書いている感じになってしまいました。

勝ったヤマニンシュクルはクローバー賞2着→コスモス賞連対という過程が平成8年の2着馬シーズプリンセスと多少似ていることなどがあり、気になる1頭ではありました。

2着ヤマニンアルシオンの母は平成6年の優勝馬ヤマニンパラダイス。ステイヤーズSのエリモ兄弟の件といい、過去の当該レース優勝馬と血統的なつながりを持つ馬が活躍する週だったんでしょうか?

それにしても、G1で同厩舎同馬主のワンツーというのもなかなかないことですし、外枠不利と言われる阪神マイルで、よくもまあ外枠の馬ばかり上位を占めましたね〜。(H15.12.11)


 
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■SS系はまた連対するのか? (H15.12.13)


これまでマル父限定重賞は3レースあったが、来年からカブトヤマ記念、愛知杯はマル父限定から牝馬限定戦に変更される。結局、マル父限定重賞としては今日行われた中日新聞杯が残るのみとなった。

これは内国産種牡馬のレベルが上がったので、その保護策をもう取る必要がなくなったということらしいが、マル父限定重賞縮小へ最後の一押しをしたのはサンデーサイレンスではないだろうか。

サンデーサイレンスは驚異的な種牡馬実績を残し、その結果、当然のようにたくさんのSS系種牡馬を生み出した。SS系の種牡馬というと、なんだか半分ぐらい内国産ではないようなブランドものという気がしてしまうが(?)、もちろんこれらはみんなマル父の種牡馬となる。

これら、サンデー産駒の種牡馬はすぐに大ブレイクというところまでは行かなかった。最大のライバルとして、御大サンデーサイレンス自身が立ちはだかっていたからである。ところが昨年、サンデーサイレンスが死亡。これにより、サンデー産駒の種牡馬に乗っかっていた重石が取れた形となった。今後はサンデー直仔が徐々に減っていき、入れ代わるようにSS系のマル父種牡馬がドンドン勢力を拡大することになるのだろう。てなわけで、マル父種牡馬が保護する必要もないほど栄えるのが見えているのに、今さらマル父限定重賞でもないだろーというのが今回の番組改革の趣旨ではないかと思うのだ。


さて、そんなサンデーサイレンスの産駒だが、今年はとにかくG1での活躍が例年にも増して際立っている。スプリント戦やダート戦など、従来あまり活躍馬を出してこなかった未開拓の分野にも進出し、サンデーサイレンスが偉大な記録を作り上げるのを陰で支える力でもあるかのように、まだ勝ってないG1も難なく勝ってきた。

その一方、最初に触れたマル父限定重賞縮小の件にも関係するが、父から仔へ力の継承も確実に行われたようにも思える。菊花賞で三冠を目指すSS産駒ネオユニヴァースの野望を打ち砕いたのはダンスインザダーク産駒ザッツザプレンティだった。これが記念すべきサンデーの孫のG1初制覇だったのである。

そして、こうした流れをひとまとめにして見てみると、もう、お気づきの方もいるかもしれないが、この秋の中央競馬芝G1では、ここまでSS系の馬が必ず連対しているのである。これを今一度、いつものように表にまとめてみよう。

レース名 1着賞金 着順 馬名(父)
スプリンターズS 9400万円 1着 デュランダル(父サンデーサイレンス)
2着 ビリーヴ(父サンデーサイレンス)
秋華賞 8900万円 1着 スティルインラブ(父サンデーサイレンス)
2着 アドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)
菊花賞 11200万円 1着 ザッツザプレンティ(父ダンスインザダーク)
2着 リンカーン(父サンデーサイレンス)
天皇賞(秋) 13200万円 2着 ツルマルボーイ(父ダンスインザダーク)
エリザベス女王杯 10000万円 1着 アドマイヤグルーヴ(父サンデーサイレンス)
2着 スティルインラブ(父サンデーサイレンス)
マイルCS 9400万円 1着 デュランダル(父サンデーサイレンス)
ジャパンC 25000万円 2着 ザッツザプレンティ(父ダンスインザダーク)
阪神JF 6000万円 2着 ヤマニンアルシオン(父サンデーサイレンス)
朝日杯FS 6000万円

ご覧の通り、ここまで八つのG1で見事なまでにSS系の馬が必ず連対しているのだ。まあ、SS系といっても、サンデーサイレンスとダンスインザダークだけではあるのだが…。

上表で、ダンスインザダーク産駒は青字にしたが、常識的に言えば、ダンスインザダーク産駒は長目の距離が向くということになるのだろう。けれど、上表にもぐり込ませた1着賞金欄を見てみると、ダンスインザダーク産駒は1着賞金が高めの格上G1で、より活躍する傾向があるように見えたりもする。

さてさて、以上のようなヨコの流れを受け、明日の朝日杯FSでもSS系の馬が連対することになるのだろうか?
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  《その後の一言》
これは『競馬ゴールド』に書いたことですが、朝日杯では芝3勝以上のG2ウイナーというのが古典的連対パターンとなってます。今年はこのタイプがコスモサンビーム、メイショウボーラーと2頭いました。けれど、同タイプ同士のワンツーにはなりにくいだろうと考え、その場合、間に割り込んで来るのは上に書いたようなことからSS系の馬ではないかと思ったのでした。つまり、馬券の構造が「芝3勝以上のG2ウイナー」VS「SS系の馬」といったものになるんじゃないかと…。

しかし、結果はなんと芝3勝以上のG2ウイナーがワンツー。SS系は5頭出走して、かなり人気の馬も多かったのに掲示板にも載れずという結果になってしまいました。(H15.12.17)


 
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■前年連対馬が3頭も出てきたが… (H15.12.20)


昨年のCBC賞は1着サニングデールで、2着がカフェボストニアン、テンシノキセキの同着という競馬だった。昨年は連対馬が3頭いる形になったわけだが、今年のCBC賞にもその3頭が揃って出走してきた。これは結構珍しいことと思える。

そこで、CBC賞は前年連対馬がよく走るレースなのかどうなのか。簡単に振り返ってみたい。その際、CBC賞は施行時期等、条件変動の激しい重賞なので、どこまで振り返るかが問題になる。

CBC賞が6月の中京開催から暮れの中京開催へ移ってきたのは平成8年のこと。これにより、スプリンターズSの主要前哨戦となったのだった。けれど、平成12年にスプリンターズSが暮れの中山開催から秋初頭の中山開催へ移ってしまったので、CBC賞は残念G1的なレース、または来春のG1高松宮記念への遠い前哨戦的なレースにその意味合いが変わってしまった。そして、この平成12年にグレード別定戦だったものが賞金別定戦へ変更され、同一開催内ではあるが、日程も少し繰り下がったりしている。

てなわけで、現在のCBC賞と同質なのは平成12年以降のレースと見た方がいいわけだが、残念ながら平成12年以降のCBC賞に前年連対馬が出てきたことはない。そこで、平成8年に暮れに移ってきた翌年の平成9年以降に出てきた前年連対馬をチェックしてみると…

フラワーパーク 平成8年2着 平成9年4着
エイシンバーリン 平成9年2着 平成10年2着
マサラッキ 平成10年1着 平成11年2着

上記の通り、該当馬は3頭いて、うち2頭が連対している。となると、今回は一度に該当馬が3頭出てきたわけだから、この中の2頭が連対する……かどうかはわからないが、少なくとも1頭以上は連対するんじゃないかな〜と思ったりするわけである。

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  《その後の一言》
前年連対馬3頭のうち、最も人気のないカフェボストニアンが2着。人気がなかったのは休み明けだったことにあるんでしょうが、この馬、昨年も休み明けで2着してたんですよね。

それと、このレース、以前は関東馬が全然走らなかったんですが、日程がちょっと変わった平成12年以降は一転して毎年関東馬が連対してます。カフェボストニアンは関東馬というのもプラス材料だったかも? (H15.12.23)


 
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■同じ馬主ばかり1番人気になるレース (H15.12.26)


ラジオたんぱ杯2歳Sといえば、出世レースとして知る人ぞ知る存在というより、今や誰でも知ってるような存在となってしまった。手近なところでは、昨年のこのレースを勝ったザッツザプレンティが今年の菊花賞を勝ち、ジャパンCを2着、そして、日曜日の有馬記念へ有力馬の1頭として出走している。

今年も素質馬をチラホラ含むメンバー構成と思えるが、その中で注目を集める1頭はブラックタイド。新馬圧勝のSS産駒で鞍上が武豊。新聞の印を見ると、どうもこの馬が1番人気となりそうだ。

前走で暮れの阪神、つまりこの開催の新馬芝戦を勝ってくるというのはたんぱ杯連対ルートの一つ。ブラックタイドと同じように前走阪神芝2000m新馬勝ちでたんぱ杯を勝った馬としては、平成7年のロイヤルタッチ、12年のアグネスタキオンがいる。

ただ、ブラックタイドが1番人気になったとすると、少し気掛かりなこともある。最近のたんぱ杯では1番人気の成績が不思議と悪いのである。

平成3〜10年 【2.4.1.1】
平成11〜14年 【0.0.3.1】

以前は連対率の高かった1番人気が、平成11年以降は一転して連対ゼロとなっているのだ。そして、実は平成11年以降の4頭の1番人気馬のうち、3頭までが同一馬主の馬なのである。

馬 名 馬主 人気 成績
H11 シルヴァコクピット 金子真人・吉田勝己 1番人気 3着
H12 クロフネ 金子真人・吉田勝己 1番人気 3着
H13 アドマイヤマックス 近藤利一 1番人気 3着
H14 ブルーイレヴン 金子真人 1番人気 7着
H15 ブラックタイド 金子真人

金子真人氏といえば(株)図研の社長であり、多くの良血馬を持つ有名オーナー。その金子オーナーの馬がやたらと近年のたんぱ杯で1番人気になっているのである(シルヴァコクピットとクロフネは社台の吉田勝己氏と共同所有)。そして、みんな連対までは届かず、人気ほどの走りを見せられずに終わっているのだ。

ブラックタイドは戦歴的にはここで連対しても不思議ない馬と思えるが、1番人気のこのジンクスはちょっと気になる。そんな過去に引きずられることなく、彼は出世レースのたんぱ杯を勝つことができるのだろうか?
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  《その後の一言》
ブラックタイドは4着までで馬券にならず。どうも今のたんぱ杯は1番人気馬が走らないようですね。

まあ、連軸向きだったのはミスティックエイジだったでしょうね。

H14 ザッツザプレンティ 新馬京都芝2000m1着 京都2歳S2着 ラジオたんぱ杯2歳S1着
H15 ミスティックエイジ 新馬京都芝1600m1着 京都2歳S1着 ラジオたんぱ杯2歳S2着

京都の新馬を勝ち、すぐに京都2歳Sを連対したキャリア2戦馬という特徴は昨年の優勝馬ザッツザプレンティとかなり似てました。

また、勝ったコスモバルクは道営所属のカク地馬で、道営競馬で外厩制度を利用した第1号の馬とのことでしたが…

朝日杯FS1着 コスモサンビーム 父ザグレブ 馬主・岡田美佐子
ラジオたんぱ杯2歳S1着 コスモバルク 父ザグレブ 馬主・岡田美佐子

冠名が同じことからも明らかなように朝日杯FSを勝ったコスモサンビームとオーナーが同じ(岡田美佐子さんはラフィアンを率いる岡田繁幸氏の奥さんですね)。さらに父も同じで、似たようなキャラを持った馬でした。朝日杯とたんぱ杯と言えば、平成10年に橋田厩舎のアドマイヤコジーンが朝日杯を勝ち、同じく橋田厩舎のアドマイヤベガがたんぱ杯を勝ったことがあります。両レースは不思議な連動を見せることが時にあるようです。平成13年にアドマイヤドンが朝日杯を勝った時はたんぱ杯にアドマイヤマックスが出ていて1番人気3着に終わってますので、絶対に連動するとも言えないのですが…。(H15.12.30)


 
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■ゼンノロブロイが言ったかどうかは知らないが…(上) (H15.12.27)


ゼンノロブロイは確かにシンボリクリスエスだった。

お馴染み藤沢和厩舎のゼンノロブロイは同厩の1年先輩、シンボリクリスエスと非常に似た戦歴を3歳春に刻んでいる。

H14 シンボリクリスエス 山吹賞1着 青葉賞1着 ダービー2着
H15 ゼンノロブロイ 山吹賞1着 青葉賞1着 ダービー2着

500万の山吹賞を勝ってから、ダービー2着席にたどりつくまで、両馬はウリ二つと言っていい成績を残しているのだ。

ダービー後は夏場休養し、秋初戦は同じ神戸新聞杯。そうそう、うまい話はないだろう、秋になったら、もうゼンノロブロイはシンボリクリスエスのコピーを止めるだろうと半分ぐらい思っていたら、なんと彼は先輩のクリスエスとまったく同じように神戸新聞杯を圧勝してしまった。

H14 シンボリクリスエス 山吹賞1着 青葉賞1着 ダービー2着 夏休養 神戸新聞杯1着
H15 ゼンノロブロイ 山吹賞1着 青葉賞1着 ダービー2着 夏休養 神戸新聞杯1着

「シンボリの兄きぃ〜、オレはどこまでもついていくぜ」

と、ゼンノロブロイが言ったかどうかは知らないが、まったくよく似た2頭である。

そして、ここまで来たら、もう徹底的にコピーしろよな〜などと思っていたのだが、そうもいかなかった。先輩クリスエスは1年前に神戸新聞杯の後、古馬相手の天皇賞(秋)へ出走する道を選び、見事優勝した。ゼンノロブロイも当初はクリスエスと同じように天皇賞(秋)へ向かう予定と報じられていたのだが、どうしたことか、突如菊花賞へ方向転換したのだった。3000m級のレースをあれほど忌み嫌ってきた藤沢和師というのに…。

「シンボリの兄きぃ〜、ごめんよ。オーナーがどうしてもオレにはペリエさんを乗せたいって仰るんだ。だけど、秋天じゃあ、ペリエさんはシンボリの兄貴に乗るだろ。だから、オレは菊に行くことにしたんだ。あぁ、オレも兄貴と一緒に府中の芝を走りたかったな〜」

そんなことをゼンノロブロイが言ったかどうかは知らないが、とにかく、ゼンノロブロイによるシンボリクリスエスのコピーは終了。彼は菊花賞で馬券になることもできなかった。

3歳時のシンボリクリスエスは天皇賞(秋)制覇後、ジャパンCで3着した後、有馬記念を勝っている。けれど、ゼンノロブロイは秋の途中から先輩クリスエスと違う道を歩み始めたわけだから、もう有馬記念で好走する道は閉ざされてしまったのだろうか?

(次項に続く)
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■ゼンノロブロイが言ったかどうかは知らないが…(下) (H15.12.27)


(前項から続く)

有馬記念のデータを検討すると、話はそう簡単に済まないようにも思える。まず、グレード制導入の昭和59年以降、同年神戸新聞杯連対馬は有馬記念で【2.1.0.2】というデータある。これには牝馬のマックスビューティも入っているのでこれを除外し、牡馬の同年神戸新聞杯連対馬とすれば【2.1.0.1】とかなりの好成績になるのだ。

また、同年ダービー2着馬は昭和59年以降の有馬記念で【2.2.0.6】。抜群にいい成績とは言えないが、これには絞り込みをかけるいいデータがあるのだ。秋にG2を勝っていた馬に限定するのである。すると、この数字は【2.2.0.0】で連対10割になってしまう。ちなみにこれに当てはまる馬は平成2年のメジロライアン、5年のビワハヤヒデ、9年のシルクジャスティス、14年のシンボリクリスエス。ゼンノロブロイはこれらのデータにピタリ当てはまるから、クリスエスとは違う道を歩み始めていても、有馬では有力な存在と思えてくる。

ところで、今年の有馬記念には今まで再三ネタとして出てきたシンボリクリスエス自身も出走する。そして、クリスエス自身も天皇賞(秋)1着→ジャパンC3着ということで、昨年の自分自身と似た戦歴を刻んでいるのだ。秋の戦歴で昨年と違うところといえば、神戸新聞杯を勝ってないことぐらい。もちろん、今年、4歳となったクリスエスが神戸新聞杯に出走するのは不可能だが…。

しかし、これは以前にもチラッと書いたことだが(「ローズS連対馬とエリザベス女王杯の関係を考える」)、今年はシンボリクリスエスと共通の特徴を持った馬が神戸新聞杯を勝っているとも言えるのだ。今年の神戸新聞杯は言うまでもなくゼンノロブロイが勝ったわけだが、彼は外人騎手+藤沢和厩舎というコンビでこれを成し遂げている。今のシンボリクリスエスと同じコンビなのだ。つまり、昨秋はシンボリクリスエスという1頭の馬で刻んだ戦歴を、今秋は外人騎手+藤沢和厩舎というコンビが刻んでいることになるのである。

H14 シンボリクリスエス 神戸新聞杯1着 天皇賞(秋)1着 ジャパンC3着 有馬記念1着
H15 外人騎手+藤沢和厩舎 神戸新聞杯1着 天皇賞(秋)1着 ジャパンC3着 有馬記念 ?

果たしてゼンノロブロイはダービー2着や神戸新聞杯1着といった戦歴を生かして、有馬記念を好走することができるのだろうか? それとも、自身の戦歴の一部を同厩の先輩シンボリクリスエスに捧げる(?)だけで終わってしまうのだろうか?

「シンボリの兄きぃ〜、オレの『神戸新聞杯1着』がもし役に立つんなら使ってくれ。引退の花道を飾ってくれよ。オレは兄貴と一緒に走るだけで満足なんだから。オレの乗り役は中央競馬のG1にゃ〜滅法弱いヨシトミさんに頼んだしよ。兄貴のことは抜かさないよ」

なんてことをゼンノロブロイが言ったかどうかは知らないが…。

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  《その後の一言》
上の文章を最初に書いた時、ゼンノロブロイのセリフなんかなかったんですが、読み返しているうちに入れたくなって、後からつけ加えてしまいました。4コーナーで先に上がっていったシンボリクリスエスの後を追ってゼンノロブロイがついて行った時にはホントにゼンノロブロイがこんなセリフを喋ったんじゃないかという気が少ししたりして…

けれど、直線に入るとゼンノロブロイが遠慮するとか、そんなことをわざわざしなくてもシンボリの方がもう全然強いんだ〜!と見せつけるかのようなぶっちぎり。あれを見ると、シンボリクリスエスに柴田善騎手が乗り、ゼンノロブロイにペリエ騎手が乗ったとしても結果は同じだったんじゃないかと思えたりもしますが、騎手の技量云々ということより、シンボリクリスエスに外人騎手、ゼンノロブロイに日本人騎手が乗るということ自体に意味があったんだと思います。今年は外人騎手+藤沢和厩舎というコンビが昨年のシンボリクリスエスと同じことをやったということなんでしょう。

1頭の馬が過去の馬の戦歴を踏襲するのではなく、騎手+厩舎コンビがセットになって戦歴をコピーしてくることは近年時折見られるパターン。そして、その際、「外人騎手」というのは違う人であっても同じ属性を持った存在として一つにまとめることが「あり」なんだと思います。神戸新聞杯の時にゼンノロブロイへ乗っていたのはデザーモ騎手で、シンボリクリスエスのコンビとは厳密に言えば違うわけですが、外人騎手が乗っていることには変わりがないということです。

それにしても、柴田善騎手はJRAのG1だとホントに連まで来ませんね。前にも書きましたが(「レディブロンドと中央競馬七不思議」)、ここまでG1に弱い関東リーディングジョッキーというのも不思議な話だと思います。でも、柴田善騎手は隣枠や隣馬を連対させるのが得意?なようで、今秋芝G1では柴田善騎手の隣枠が毎回連対してました。2着したリンカーンは戦歴的にはさほどいいとは思えませんでしたが、柴田善騎手の隣に入ったのが良かったのかも。それと、アメリカンボスが2年連続で連対枠に入っていたのが有馬記念。アメリカの大統領には注意しなきゃいけないレースということでしょうか!?

タップダンスシチーが消えたのはデータ的には非常に納得できたんですが、道悪とはいえ、ジャパンCを9馬身という歴史的な大差で勝った馬ですからね〜。まさか、ジャパンCで9馬身以上負けていた馬が、今度は9馬身という大差をつけて勝つとは…。「馬券道」の予想は枠連・ワイド・3連複と少点数で的中することができ、自分としては1年の最後に非常にいい締めくくりができたんですが、その一方で、何と言うか、「競馬は怖い」ということを改めて痛切に感じさせられた圧勝劇でもありました。


今年の中央競馬もこれですべて終了。みなさんの馬券成績はいかがだったでしょうか? 当コラムが多少なりともお役に立ったところがあれば幸いです。1年間ご愛読ありがとうございました。それでは、よいお年を。(H15.12.30)


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