【競馬番組表ウオッチャー】TOPへ

これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


『これが気になる、競馬のあれこれ』 バックナンバーはこちら


平成15年9月分
■小倉重賞で柴原騎手が気になる理由 (H15.9.6)
■ビリーヴを信じる? 信じない? (H15.9.13)
■「星野監督背番号枠」に入ったヤマカツリリー (H15.9.20)
■春の二番手勢力は成長しない!? (H15.9.27)



 
▲このページの目次へ
■小倉重賞で柴原騎手が気になる理由 (H15.9.6)


関西の柴原騎手はまだデビュー2年目の若手ジョッキー。競馬学校卒業時にはアイルランド大使特別賞を受賞し、1年目の昨年は関西放送記者クラブ賞(関西所属新人騎手賞)を受賞したというのだから将来有望な騎手と言っていいのだろう。今年は先週までの段階で24勝、関西リーディング14位につけている。

けれど、重賞での活躍はまだなく、個人的に特に関心のある騎手ではなかった。ところが、ここへ来て柴原騎手がどうも気になる存在になってきたのだ。この夏の小倉では北九州記念、小倉記念と平地重賞が2レース行われたが、2レースとも柴原騎手は騎乗していた。2頭ともブービー人気の超人気薄で馬券にはならなかったのだが…

北九州記念
7番 トーホウスパーク 柴原  
8番 ミレニアムバイオ 武豊 1着

小倉記念
8番 ロサード 武幸 1着
9番  タイチルドレン  柴原  

2回とも柴原騎手の隣馬が連対していたのである。これで俄然、柴原騎手の隣が気になってきたのだった。

そこでもしや…と思い、さらに遡って調べてみた。今年の小倉で平地重賞といえばあと1鞍だけ。2月の裏開催時に行われた小倉大賞典である。柴原騎手は昨年は重賞騎乗が1回もなく、これが記念すべき重賞初騎乗だった。

小倉大賞典
3番 マイネルブラウ 川島 1着
4番 カネトシディザイア 柴原   

すると、なんとここでも柴原騎手の隣馬が連対していたのだ。てなわけで、ここまでの今年の小倉平地重賞ではすべて柴原騎手の隣馬が連対しているのである。

柴原騎手はこれまで重賞に騎乗したことがたったの6回しかない。うち、3回が小倉での騎乗で、それは本年ここまでのすべての小倉平地重賞ということになる。そして、その時に限って必ず柴原騎手の隣馬が連対しているのだ。果たしてこれは偶然なのだろうか?

明日の小倉2歳Sは本年最後の小倉重賞。重賞騎乗がまだ少ない柴原騎手だが、ここにもキッチリ参戦してきた。これで今年は小倉平地重賞皆勤賞ということになる。そして、またしてもこの小倉の地で彼の隣馬は連対するのだろうか?
  《その後の一言》
柴原騎手の隣にいたメイショウボーラーが1着。まあ、単勝1.5倍という圧倒的人気馬ではありましたが…。柴原騎手の隣は単に連対するだけでなく、すべて1着になったのも特徴的ですね。けれど、残念ながら今年の小倉開催はもう終了。(H15.9.11)


 
▲このページの目次へ
■ビリーヴを信じる? 信じない? (H15.9.13)


秋競馬に突入といっても、それはまだ始まったばかり。この時期の競馬はまだまだ夏競馬の影響を強く受けていると言えるだろう。

セントウルSも夏の小倉開催との関係が深い。セントウルSが芝1200mとなり、別定規定も高級なものに変わって、G1スプリンターズSへの直接ステップとして形を整えたのは3年前の平成12年。それ以降、連対馬6頭中3頭が夏の小倉で芝1200m戦を連勝していた馬だった。

小倉芝1200mで代表的なレースというと、北九州短距離S、小倉日経オープンとあるわけだが、このうち、セントウルSにより強く結びついているのは北九州短距離Sのようだ。同年北九州短距離S1着馬は過去3年のセントウルSで【2.0.1.0】。みんな馬券になっている。北九州短距離Sは一時オープンから準オープンに格下げされたり、日程が変更されたりしているが、それも関係ない模様。表にまとめると、次のようになる。

H12 ビハインドザマスク 北九州短距離S1着 小倉日経オープン1着 セントウルS1着
H13 カルストンライトオ 北九州短距離S1着 アイビスSD3着 セントウルS3着
H14 ビリーヴ 佐世保S1着 北九州短距離S1着 セントウルS1着

上表のようにまとめるとわかりやすいが、連対できなかったカルストンライトオと、優勝できたビハインドザマスク、ビリーヴの2頭、この違いの一つは夏競馬を連勝できたかどうかということだと思える。

そして今年は、昨年のビリーヴと似た感じで佐世保S→北九州短距離Sを連勝した馬がいた。マンデームスメである。これがセントウルSに出てくればピタリ連対パターンにはまっていると思えたのだが、残念ながらマンデームスメは出てこなかった。

けれど、このマンデームスメは佐世保Sと北九州短距離Sを共に安藤勝騎手で勝っていた。さらに小倉スプリント戦のもう一つの有力レース・小倉日経オープンも安藤勝騎手が勝っている。今年はアンカツが小倉のスプリント戦線を総ナメといった感じになっていたのである。

となると、馬の戦歴というより、騎手の戦歴でアンカツが乗るビリーヴで仕方ないのかな?というムードにもなってくる。

しかし、実を言えばビリーヴにはいくつか心配な点もある。昨年も書いたが、このセントウルSは阪急杯と関係が深い(「阪急杯とセントウルSの怪しい関係」)。それなのに、ビリーヴは今年の阪急杯を9着に惨敗してしまっているのだ。この点がどうも引っ掛かるのである。

これ以外の不安点は略すが、果たして、今回のビリーヴは信じていいのやら、悪いのやら…。
  《その後の一言》
ビリーヴはとりあえず2着で連対はしましたね〜。阪急杯凡走は別に関係なかったようです。ただ、1、2着の差は非常に際どいもので、わずか2センチだったとのことですが、そんな接戦だった割にビリーヴ鞍上アンカツが腰を上げたのはずいぶん早かったような…。グリーンチャンネルの画面ではゴール板の手前で腰を上げているように見えました。

阪急杯との連動関係ですが、阪急杯が4枠1着、セントウルSが4枠1着で、今年は1着枠番が連動したというところでしょうか。(H15.9.17)


 
▲このページの目次へ
■「星野監督背番号枠」に入ったヤマカツリリー (H15.9.20)


今週は18年ぶりの阪神優勝に沸いた週だった。自分は野球にそれほど興味はないが、優勝することがこれほどドラマティックで面白いと思える球団も他にはない。

最下位付近が定位置の順位なのにファンの熱狂度は日本一。優勝すれば汚〜い川に5300人も飛び込んでしまうほどである。しばしば優勝していたのならともかく、熱狂的なファンが18年間もジッと我慢を強いられてきたのだから、飛び込みたくなる気持ちもわかる。そして、一旦優勝するとなれば、15ゲームほども差をつける大差の圧勝なのだ。それも、ついこの間までライバルチームの監督だった人が監督になって…。

さて、こうして阪神が実にドラマティックな優勝を飾り、国民的な関心を集めた今週、その(?)阪神で行われるメインとなるレースがローズSである。ここで、阪神優勝にちなんだ何らかの馬券が出ると考えたくなるのはごく自然のことだろう!?

18年ぶりの「18」という数字にちなんだ馬券か、あるいは虎柄の黄色と黒の枠とか、阪神のユニホームと似た勝負服とか…。そんなことは考え始めればホントにキリがないのだが、単純に星野監督の背番号「77」にちなんだ馬券というのもあるかもしれない。

実際、ローズSの前日最終オッズで枠連7−7は62.3倍。そして、これと実質まったく同じ目と言える馬連9−10は94.9倍でだいぶ差がある。背番号馬券を買っている人が相当数いるということだろう。

まあ、そんな馬券がうまくはまるかどうか、わからないが、ここから話は突如、阪神優勝から別方向へ向かうのである。背番号馬券の対象となった7枠に入ったヤマカツリリーの話だ。この馬が7枠に入ったのがちょっと気になったのである。

ヤマカツリリーの母は名牝リンデンリリー。彼女は当時まだ京都で行われていた平成3年のローズSを勝っている。その時の枠順が7枠の右側、馬番11番だった。

ヤマカツリリーは馬番こそ9番で母と違うものの、7枠の右側という位置関係は同じ。これがどうも気になるのである。

果たして母の激走した枠番で仔も激走なんてことがあるのだろうか?
  《その後の一言》
母と同じような位置に入ったヤマカツリリーは勝てはしなかったものの、大逃げで2着に粘り込みました。母の力が仔に受け継がれたんでしょうか!? 同馬は戦歴的には2年連続連対中だったクイーンS組ではありました。とはいえ、過去2年のクイーンS組連対馬とは全然似てない馬でしたが…。

アドマイヤグルーヴが勝って、結局、馬連は1−9、枠連は1−7。「18」を微妙にすり抜ける出目になっちゃいましたねー。阪神優勝は特に関係なかったんでしょうか? (H15.9.24)


 
▲このページの目次へ
■春の二番手勢力は成長しない!? (H15.9.27)


菊花賞の日程が前倒しになったのが平成12年。そこから、神戸新聞杯は菊花賞の最終トライアルとなり、性格が変わったと言われたりする。

しかし、神戸新聞杯好走馬の戦歴を見ると、大きな変化が起こったのは平成10年ではないかと感じられる。それ以降の神戸新聞杯3着以内馬は三つのタイプにきれいに分類できると思うのだが、ここではそのうち、一つのタイプについてのみ、少々検討してみたい。

といっても、大して難しい話ではなく、その一つのタイプとは「春の3歳G1出走馬」である。

3歳秋のG1トライアルで春のG1出走馬がある程度好走するというのは、まあ当たり前といえば、当たり前の話。けれど、今の神戸新聞杯では「春の3歳G1出走馬」の中でも特定の戦歴を持った馬ばかり好走しているのがちょっと珍しく思えるのである。

以下の表は平成10年以降、「春の3歳G1出走馬」で神戸新聞杯3着以内になった馬をまとめたものだ。

馬 名 神戸新聞杯成績 春の3歳G1での成績
H10 ボールドエンペラー 2着 皐月賞6着、ダービー2着
キングヘイロー 3着 皐月賞2着、ダービー14着
H11 オースミブライト 1着 皐月賞2着、ダービー4着
H12 アグネスフライト 2着 ダービー1着
エアシャカール 3着 皐月賞1着ダービー2着
H13 クロフネ 3着 NHKマイルC1着、ダービー5着
H14 シンボリクリスエス 1着 ダービー2着
ノーリーズン 2着 皐月賞1着、ダービー8着

上表の通り、該当馬は計8頭いるが、8頭すべてに共通していることがある。表の右側で赤字にしたのは春の3歳G1で連対した箇所だが、8頭すべてに赤字の部分があるのだ。つまり、平成10年以降の神戸新聞杯では、「春の3歳G1出走馬であれば、春の3歳G1連対実績のある馬しか馬券になっていない」ということである。

力のあるG1連対馬が好走するのは納得できる。けれど、G1に参加はしたけど、連対まではあと一歩といった春の二番手勢力だって、夏の間に成長して、たまには好走してみてもいいではないか。実際、平成9年以前の神戸新聞杯ではそういったタイプも好走しているのだ。けれど、平成10年以降、春の二番手勢力はまったく馬券になっていないのである。

今年は三強と言われるネオユニヴァース、サクラプレジデント、ゼンノロブロイにはG1連対実績がある。一方、ここに食い込みを狙うザッツザプレンティ、リンカーンあたりは春の3歳G1には出走したが、連対はしていない。果たして今年も例年通り、春の二番手勢力が浮上することはないのだろうか?
  《その後の一言》
勝ったのは三強の一角、ゼンノロブロイ。2着サクラプレジデント、3着ネオユニヴァースで、着順だけ見てみればまずまず順当ですね。けれど、ゼンノロブロイがライバルを引き離して圧勝してしまったことには驚かされました。

例年通り、「春の3歳G1出走馬であれば、春の3歳G1連対実績のある馬しか馬券にならない」という傾向はケイゾクされました。でも、3着のネオユニヴァースはかなり危なくて、ゴールした瞬間はリンカーンの方が先着してるんじゃないかと思ったんですけどね〜。(H15.10.1)


『これが気になる、競馬のあれこれ』 バックナンバーはこちら

Readme! 【競馬番組表ウオッチャー】TOPへ