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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


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平成15年1月分
■京都金杯と中山金杯、関東馬と関西馬の絡みを考える (H15.1.4)
■別定→ハンデと変わった初年度は… (H15.1.11)
■京成杯七不思議の一つとは… (H15.1.18)
■アメリカ産マル外馬とAJCCの関係 (H15.1.25)
■身もフタもなく出走してきた(?)ニホンピロサート (H15.1.31)

 
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■京都金杯と中山金杯、関東馬と関西馬の絡みを考える (H15.1.4)


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

とご挨拶したところで、まずは金杯ですね〜。で、何を書こうかな〜と思っていて、目についたのが一昨年、金杯についてこのコーナーに書いたこと、「東西金杯の交錯地点に怪しげ法則は生まれる!?」ってやつ。これが残念ながら書いた通りには事が運んでないんで(^^;)、その後始末をしておこうかなと…。

要するにちょっと前までは、京都金杯で関東馬の入った枠番が、中山金杯の方で連絡みするといった状況があったのだが、それがどうもそうではなくなってきたのである。以前作表したのと同じような感じで、京都金杯がマイル戦となった平成12年以降について今一度まとめてみると…

H12 京都金杯1枠、3枠、6枠に関東馬 中山金杯3枠が1着、6枠が2着
H13 京都金杯2枠、5枠に関東馬 中山金杯2枠も5枠も連対せず
H14 京都金杯1枠、8枠に関東馬 中山金杯1枠も8枠も連対せず

平成12年は1着、2着ともズバリだったのが、その後2年はまったく関係なし。と思ったら、京都金杯に出走してきた関東馬は中山金杯の連対枠を教えるのではなく、京都金杯自身の連対枠を教えるように変化していたようなのだった。

H12 京都金杯1枠、3枠、6枠に関東馬 京都金杯3枠が1着
H13 京都金杯2枠、5枠に関東馬 京都金杯2枠が2着
H14 京都金杯1枠、8枠に関東馬 京都金杯8枠が2着

京都金杯では関東馬の入った枠を狙え!というわけである。そして、その一方、中山金杯の方でも関西馬が3連勝を飾っており、関西馬・関東馬が互いに敵地を荒らす?というのも大げさだが、まあ、そんなような感じになっていたわけだ。

というわけで、京都金杯の関東馬の枠、中山金杯の関西馬の枠には要注意なのだが、今年あたり、また、微妙な変化があるかもしれないなぁ〜。
  《その後の一言》
京都金杯は唯1頭の関東馬グラスワールドが入った4枠のゾロ目。その一方、中山金杯の関西馬は馬券にならず。全部が全部、例年通りとはならなかったですね〜。この辺がムズカシイ。(H15.1.9)


 
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■別定→ハンデと変わった初年度は… (H15.1.11)


昨年まで別定戦だったガーネットSだが、今年は突如ハンデ戦に変更された。その理由はおそらく根岸Sが変則開催で行われるからだろう。

で、その理由については別のところに詳しく書いたので、ここでは触れない(といっても、大して難しい話ではないのだが…)。

で、理由はともかく、「別定戦→ハンデ戦と変わった重賞で、その初年度はどのような決着になるんだろうか?」というのがここで取り上げてみたいテーマである。

ハンデ戦になれば、格下軽量馬や条件戦を勝ってきた上がり馬なんかが活躍すれば納得できる感じがするが、実際に過去の事例ではどうなっていたのか?

で、非常にご都合主義的なのだが、ここでは過去5年と限ってしまう。過去5年と限って、中央競馬の平地重賞で、別定戦→ハンデ戦と変わったレース、その変更初年度を見てみよう。これは平成12年の小倉記念、12年の鳴尾記念、14年のシルクロードS、14年のダービー卿CTと4レースあるのだが、それぞれで前走条件戦勝ちの馬が連対したかどうかに注目してみると…

レース名 連対した前走条件戦組の馬 前走成績
H12 小倉記念 1着ミッキーダンス 前走900万九州スポーツ杯1着
H12 鳴尾記念 2着ヤマニンリスペクト 前走1600万古都S1着
H14 シルクロードS 前走条件戦組連対せず
H14 ダービー卿CT 1着グラスワールド 前走1600万武庫川S1着

上表の通り、4レース中3レースまで前走条件戦組が連対しているのである。「せっかくハンデ戦に変更したんだから、それらしい馬を連対させてみましょうか!」みたいな結果になっていたということだ。

というわけで、こうした過去を受け、ハンデ戦初年度のガーネットSでも前走条件戦組が活躍するのだろうか?
  《その後の一言》
前走条件戦組は1番人気になったタガノチャーリーズをはじめ、ニチドウマジック、マルターズホークと3頭いましたが、どれも連対できませんでした。詳細は略しますが、前年霜月S優勝馬のニホンピロサートが連対したので、「なんだ、別定戦の時と同じじゃないか!」といったような結果だったかと思います。何とも難しいですね〜。ただ、マルターズホークの同枠にいたシャドウスケイプは2着しましたんで、この辺にハンデ戦に変わった雰囲気が少し出ているのかな〜と。(H15.1.16)


 
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■京成杯七不思議の一つとは… (H15.1.18)


京成杯では葉牡丹賞優勝馬がいつも人気になって走らない。これは京成杯七不思議の一つである(では、他の六つの不思議はなんだ?と聞かれても困るのだが…)。

京成杯は平成11年に芝1600mから芝2000mへ距離延長された。一方、葉牡丹賞は以前から暮れの中山で芝2000mの500万条件戦として行われている。施行時期が近く、コースもまったく同じなら(昨年の京成杯は東京だったが)、結びついていいはずの両者が不思議なことに結びついていないのだ。以下の表は過去4年、葉牡丹賞優勝馬の京成杯での人気と成績である。

馬 名 京成杯 人気・成績
H11 カシマアルデル 2番人気9着
H12 シティースケイプ 1番人気7着
H13 プレジオ 1番人気4着
H14 サスガ 3番人気7着

葉牡丹賞がどうしようもない馬ばかりが集まる低レベルのレースというのなら話はわかる。しかし、葉牡丹賞優勝馬からはウイニングチケットやシャコーグレイド、タイキフォーチュン、ロードアックスといった後の重賞ウイナー、G1連対馬が出ているのだ。葉牡丹賞はなかなかの出世レースなのである。だから、これはとっても不思議な現象と思えるのだ。

で、このデータをまともに受け取ると、今年の京成杯で葉牡丹賞優勝馬ブラックカフェは消し!ということになる。でも、単純に言って、ブラックカフェは過去4年の葉牡丹賞優勝馬より強そうな感じがするし、大物感が漂っているようにも思う。そこで、これをどうしようか、悩ましいことになるわけである。

そこで、ブラックカフェの戦歴的特徴を考えていくと、葉牡丹賞の後にホープフルSを使っていることが目につく。葉牡丹賞を勝った場合、葉牡丹賞から京成杯へ直行するのがよくあるローテ。間にホープフルSを使うのは少数派なのである。けれど、上表の過去4年でこのタイプが1頭だけいた。平成11年のカシマアルデルだ。

馬 名 京成杯 人気・成績
H11 カシマアルデル 2番人気9着(2着同枠)

このカシマアルデルは自身は京成杯で9着に惨敗したものの、その同枠の馬を2着させている?のである。カシマアルデルは京成杯で連対枠入りを果たしているのだ。ちなみに、上表のその他3頭は京成杯で自身が負けただけでなく、同枠馬も連対させていない。

こうなってくると、葉牡丹賞→ホープフルS→京成杯というローテを取ったブラックカフェには連対枠入りの可能性が出てくるのではないかと思えるのである。そしてそして、さらにカシマアルデルとブラックカフェの戦歴を比較すると…………話はまだまだ続くのだが、当コラムはこの辺で終わってしまうのである。
  《その後の一言》
ブラックカフェ、自分は本命にはしませんでしたが、それなりに有力かな〜と思っていました。だけど、連対枠入りもできませんでしたね〜。どうしても葉牡丹賞優勝馬は走らないってことなんでしょうか? こうなると、葉牡丹賞を勝った後、ホープフルSを勝つか連対するかぐらいしてこないとダメなんですかね〜。だけど、葉牡丹賞、ホープフルSと連勝したら、ローテきつすぎるし、賞金も十分なんで、京成杯には出てこないだろうな〜とも思うわけですが…。(H15.1.23)


 
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■アメリカ産マル外馬とAJCCの関係 (H15.1.25)


アメリカジョッキークラブC(AJCC)でサンデーサイレンス産駒は【3.3.3.4】という成績。平成8年以降で一昨年を除く6年間出走し、うち5年は連対、あと1年も3着に食い込んでいる。だから、さすが「アメリカ」ジョッキークラブCというだけあって、アメリカ生まれのサンデーサイレンスがよく活躍するわ!なんて言ったら、芝の中距離戦なんて、どのレースだってサンデー産駒は活躍してるわい!と突っ込まれそうだ。

では、父ではなくて、馬自身がアメリカ生まれだったらどうだろうか。アメリカ産のマル外はAJCCで活躍しているのかどうか?ということだ。

以前のAJCCではマル外馬は出走そのものが少なかった。グレード制導入の昭和59年から平成11年までアメリカ産マル外馬は4頭しか出走しておらず、【0.0.0.4】という成績になる。

マル外と言えば、以前は早熟の短距離馬が圧倒的に多かった。いくらか弱まったとはいえ、今でもその傾向は続いている。それには色々理由があるだろうが、一つには中長距離に強い馬を輸入し、走らせても、肝心の牡馬クラシック三冠、春秋天皇賞に出られないのでは仕方がないということがあっただろう。だから、結局、中長距離向きのマル外馬は少なく、中距離のAJCCにはマル外馬が出てくること自体が少なかったのだと思われる。

けれど、ここ3年のAJCCはちょっと違うのだ。

平成12年 マル外マチカネキンノホシ 1着
平成13年 マル外アメリカンボス 1着
平成14年 マル外スパークホーク 2着

上表の通り、マル外馬(全部アメリカ産)が3年連続して連対しているのである。そして、ふと考えてみると、3年前の平成12年には中央競馬の歴史において画期的なある出来事が起こっていた。春秋天皇賞へマル外馬が出走可能となったのである(色々、制限はついているが)。平成12年は今も続く、マル外馬への開放路線が始まった年だったのだ。

そうなると、今までマル外馬がまったく活躍してこなかったAJCCで、急にマル外馬が連続連対し始めたのは、この春秋天皇賞へのマル外開放と連動した出来事だったのかと思えてくる。とはいえ、上表の3頭は春の天皇賞には出走しなかったから、それは実質的な意味合いがあるというより、「象徴的な出来事」にすぎなかったわけだが…。

今年のAJCCにはアメリカ産のマル外馬が2頭出走する。マグナーテンとグラスエイコウオーだが、今年もマル外馬の連対は続くのだろうか? そして、マグナーテンとグラスエイコウオーにはその属性に大きな違いがあるのだが、それはレース結果に影響を及ぼすのだろうか?
  《その後の一言》
マグナーテンとグラスエイコウオーで違っている大きな属性とは? それは「せん馬か牡馬か」ということにあると自分は思っていました。「天皇賞へのマル外開放」という条件変更と「AJCCでのマル外突如連続連対」という現象がリンクしているのだとすれば、天皇賞へ逆立ちしても出走できないせん馬はAJCCにふさわしい存在ではないのでないか? そんな風に思ったわけですね。それで、せん馬のマグナーテンは断然人気だけど、危ないとこあるかな?と思ったりしたわけです(全面的に切ったりはしなかったですけども)。

マグナーテンが仮に牡馬のままだったとしても3200mの春の天皇賞へは出走しないでしょうが、「象徴的な意味合い」として、AJCCにはふさわしくないのかもな〜ということですね。ですが、結果はせん馬のマル外マグナーテンが1着、牡馬のマル外グラスエイコウオーが2着ということに。何だマル外なら何でもいいじゃないの!といったことになってしまいました…。

上のコラムではアメリカ産のマル外が云々てなことを書きましたが、こうなると、来年はアメリカ産以外のマル外が連対するかも…。あるいは、今年は初めてマル外のワンツーとなったので、一旦この現象は終了となるのかもしれません。マル外連対がいつまでも続いちゃうのもヘンですしね。(H15.1.29)


 
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■身もフタもなく出走してきた(?)ニホンピロサート (H15.1.31)


今年は東京競馬場改修工事の影響で変則開催となり、通常の「1回東京」が「2回中山」開催として行われる。そのため、根岸Sも中山で行われるわけだが、中山ではダートの1400mという距離はとれないため、今年は1200mでの施行となる。そして、そうなると…

ガーネットS 中山ダート1200m
根岸S 中山ダート1200m

ガーネットSと根岸Sが今年に限っては、まったくの同距離同コースで行われてしまうのである。ガーネットSも根岸Sも昨年まではいわゆるグレード別定戦だったが、今年もそのままやったのでは本当に何もかも一緒になってしまい、身もフタもない。そこで、今年はガーネットSの方をハンデ戦に変更したということだったのだろう。

しかし、そのハンデ戦に変更されたガーネットSを勝ったのはハンデに恵まれた上がり馬とかではなく、トップハンデを背負ったニホンピロサートだった。それも4馬身差の圧勝である。

そして、そのニホンピロサートが同距離同コースで今度は別定戦になる根岸Sに出てきたのだから、ホントに身もフタもないことになってしまったのだ。ガーネットSで楽々負かした馬の多くが当時より斤量が増えるのに対し、ニホンピロ君はガーネットSと同斤で走る。どう見ても斤量的には有利である。

もちろん、展開が今度は違うかもしれないとか、別路線組の参入があるとか、他に考慮すべき点もあるのだが、それでも、ここでニホンピロサートが凡走するようであれば、もうホントに怒っちゃうよ!というような状況にあるのは確かだよな〜。
  《その後の一言》
ニホンピロサートはかなりの後方から猛然と追い込んできて2着。勝てはしませんでしたが、2着は確保しました。もっとも、上のような色んな理屈をこねなくてもダートでは3着をハズしたことのない超堅実派だったんで、まあ、好走は当然という感じではありましたが…。そして、ニホンピロサートが負けたのは前年の根岸S優勝馬で別路線組(というか、休み明け)のサウスヴィグラス。ガーネットSで負かした馬には先着されませんでした。(H15.2.5)


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