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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


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平成14年12月分
■1勝馬で連対可能性のあるタイプとは? (H14.12.7)
■どういうわけか、増量馬が走らない (H14.12.14)
■3着か1着か、それが問題だ(上) (H14.12.21)
■3着か1着か、それが問題だ(下) (H14.12.21)

 
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■1勝馬で連対可能性のあるタイプとは? (H14.12.7)


先週の阪神ジュベナイルフィリーズでは1勝馬ヤマカツリリーが2着して穴をあけた。阪神JFは2歳牝馬のG1らしく、何が飛んでくるかわからないところがあり、結構1勝馬も連対をしている。

それでは牡馬・せん馬の2歳G1・朝日杯フューチュリティSはどうだろうか? こちらは阪神JFとは対照的に波乱となることは少ない。ということはそれなりの実績馬が活躍しているということだが、それでも実績のない1勝馬が連対することも時々ある。

そこで、ここでは、連下に入れようかどうしようか迷ってしまうポジションにある朝日杯FSの1勝馬について考えてみたい(人によっては本命にするのかもしれないが…)。

1勝馬でもっとも期待できそうなのはオープンクラスの1勝馬だろう。オープンクラスの1勝馬というのは「新馬か未勝利で初勝利を挙げた後、2勝目は挙げていないが、重賞で2着してオープン入り」というのが通常パターンとなる。1勝馬といえども重賞で連対しているのだから、時には好走しても良さそうだが…

オープンクラスの1勝馬 【0.0.1.16】

このタイプはグレード制導入の昭和59年以降、連対ゼロなのである(以下、数字はすべて昭和59年以降)。

それでは500万クラスの1勝馬はどうだろうか。こちらは通常の1勝馬らしい1勝馬(?)ということになる。たいていは収得賞金400万円の馬だ。この中で比較的可能性ありそうなのは「新馬か未勝利で初勝利を挙げた後、2勝目は挙げていないが、オープン特別で2着はある」というタイプだろうか。オープンクラスで連対しているのだから、500万クラスの1勝馬といえども、それなりの実績がある馬である。ところが、このタイプは…

500万クラスの1勝馬
オープン特別2着のある馬 【0.0.1.7】

該当馬が少ないものの、やはり連対ゼロなのである。

それでは、さらにランクを落としてはさらに望み薄かと思われるが、一応「新馬か未勝利で初勝利を挙げた後、2勝目は挙げていないし、オープン特別で2着もないが、500万で2着はある」というタイプを調べてみよう。

500万クラスの1勝馬
500万2着のある馬 【0.0.0.3】

これはさらに該当馬が少なくなって3頭だけだが、やはり連対できていない。

では、さらにランクを落として、「新馬か未勝利で初勝利を挙げた後、2勝目は挙げていないし、500万・オープン特別で2着もないが、500万かオープンクラスの経験はある」というタイプはどうだろうか?

500万クラスの1勝馬
500万・オープン経験あるだけの馬 【0.0.2.21】

該当馬の頭数は多くなったが、予想通りというべきか、やはりこのタイプから連対を果たした馬はいないのである。

それでは最後に「前走新馬か未勝利で初勝利を挙げたばかりの馬」、できたてホヤホヤの1勝馬はどうだろうか? そんな経験の浅い1勝馬がいきなりG1というのでは、なかなか通用しないと思えるのだが…

500万クラスの1勝馬
前走初勝利を挙げたばかりの馬 【3.1.2.26】

なんとこのタイプは4頭の連対馬を輩出しているのである。2歳のG1ということで、いわゆる「未知の魅力」に賭ける戦法が成り立つということか、500万やオープンでモマれていない1勝馬の方がまだ期待できるということだ。最近では平成11年のエイシンプレストン、12年のメジロベイリーがこのタイプの馬として朝日杯FS連対を果たしている。

こうしてデータを整理すると、今年の朝日杯FSに出走してきた1勝馬の中では前走未勝利勝ちのパープルクオーツのみが連対可能性を残していることになってしまうが………けれど、まあ、普通に考えて、この馬じゃ連対は厳しいと思いますけどね〜。
  《その後の一言》
パープルクオーツは15番人気で14着。まあ、それはいいんですが、勝ったのは同枠のエイシンチャンプ。一昨年の朝日杯は前走未勝利勝ちのメジロベイリーが1着。昨年の朝日杯には前走未勝利勝ちの馬、出走せず。ってことはパープルクオーツの枠が連対したのは偶然ではなく、メジロベイリーの戦歴が一応踏襲されたってことになるのかどうか…。

エイシンチャンプは未勝利勝ちで、キャリアすでに8戦。朝日杯っぽくない馬でしたけどね〜。朝日杯とは関係の深い京都2歳S勝ちといっても今年から2000mに距離が変わってるし。それで自分の予想では切ってしまったんですが、次の出目連動を信じていた方が良かったか…。

2歳マイル重賞の出目
レース名 馬単
新潟2歳S 12−11
デイリー杯2歳S 13−11
阪神JF 5−13
朝日杯FS 5−2

2歳のマイル重賞はもう終わっちゃったんですけどね(泣) (H14.12.12)


 
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■どういうわけか、増量馬が走らない (H14.12.14)


以前から波乱傾向の強かった阪神牝馬Sだが、平成8年にマイル戦となってからは荒れに荒れている。「そんなもん、牝馬戦なら荒れるのは当たり前。牝馬は気まぐれなんだよ!」という声が上がりそうだが、別定規定変更後の府中牝馬Sや古馬開放後のエリザベス女王杯など見てみれば、牝馬限定重賞だから荒れるとも言い切れないものがある。

では、「阪神マイルの牝馬限定重賞」になると荒れるということなのか。確かに阪神JFも桜花賞も荒れっぽい。けれど、同じ阪神マイルでもチューリップ賞はそんなに荒れないよな〜。まあ、とにかくここでは「マイル戦となってからの阪神牝馬Sは波乱の重賞である」ということに止めておこう。

で、その波乱の要因には色々あるだろうが、その一つに別定増量馬の不振が挙げられる。詳細は略すが、平成8年以降の阪神牝馬Sは賞金別定戦となっており、その別定規定はG2らしく、格調高いものだ。実績を積んでも基本斤量からなかなか増量されにくく、実績馬有利の規定となっているのである。だから、通常この規定なら、それほど大荒れにはなりにくいはずなのだ。

なかなか増量されにくいこの規定下で増量された馬というのは相当な実績馬ということになり、好走率が高くなるのもこの手の賞金別定戦の一般的な傾向。けれど、阪神牝馬Sはこの一般的な傾向通りに運ばないのである。

平成8年以降の6年間、阪神牝馬Sに出走した3歳馬で基本斤量から増量されていた馬は1頭もいない。増量されたのは古馬だけで、このレースでの古馬の基本斤量は55キロだから、増量された馬というのは56キロ以上を背負わされた馬ということになる。

で、この56キロ以上背負わされた馬がどういう成績を残してきたかというと…

馬 名 斤量 人気 着順
H8 ゴールデンジャック 56キロ 5番人気 5着
H10 ランフォザドリーム 56キロ 3番人気 9着
キョウエイマーチ 57キロ 1番人気 4着
H11 エリモエクセル 56キロ 2番人気 3着
H12 ウメノファイバー 56キロ 10番人気 6着
スティンガー 56キロ 2番人気 10着
フサイチエアデール 57キロ 1番人気 5着
H13 ビハインドザマスク 56キロ 1番人気 5着
スティンガー 56キロ 4番人気 3着

必ずしも人気馬ばかりではないが、かなりの数の上位人気馬を含み、その成績は【0.0.2.7】。連対した馬は1頭もいない。阪神牝馬Sでは増量馬の不振が波乱に一役買っているというわけだ。

今年はダイヤモンドビコーとローズバドが56キロで出走する阪神牝馬Sだが、「増量馬不振の傾向」は今年もケイゾクするのだろうか?
  《その後の一言》
ダイヤモンドビコー1着、ローズバド3着…うーん、どういうわけか、今年は増量馬が走っちゃいました………。

それにしても、ダイヤモンドビコーの単勝130円ってのはいくら何でも被りすぎだと思ったんですが、逆にこれだけ被ってしまえば、過去の傾向なんか無視して突っ走ってしまうってことなんでしょうか?(H14.12.18)


 
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■3着か1着か、それが問題だ(上) (H14.12.21)


今年秋のG1シリーズ、古馬の中長距離路線は3歳馬の連続優勝で始まった。

天皇賞(秋) 3歳シンボリクリスエス1着 古馬重賞経験なし
エリザベス女王杯 3歳ファインモーション1着 古馬重賞経験なし

シンボリクリスエス、ファインモーションの2頭は共に初の古馬重賞出走がG1という状況で、見事並みいる古馬を破り、優勝したのである。とはいえ、普通にローテーションを組んでいくと古馬重賞には出にくいエリザベス女王杯時のファインモーションはともかく、シンボリクリスエスが古馬重賞の経験がないまま、天皇賞を勝ってしまったのにはちょっとビックリしたけどなぁ〜。なんかこう、挨拶もないまま、いきなり殴りかかられるというか、そんな感じがしたのである。3歳馬で秋の天皇賞を連対した馬はこれまでもいたが、いずれも古馬重賞で上位好走の実績を持っていた馬ばかりだった。

それはともかく、3歳馬を中心として回り始めた秋の古馬中長距離路線だが、第2段階ではどのようなことが起こっただろうか?

ジャパンCダート 3歳アドマイヤドン1番人気3着 前走古馬G1優勝
ジャパンC 3歳シンボリクリスエス1番人気3着 前走古馬G1優勝

今度はJCウィークの話になるわけだが、ジャパンC、ジャパンCダートとも前走で古馬G1を優勝していた3歳馬が勢いに乗って1番人気に推されていた。ところが、今度は「3歳ばかりにやられてたまるかい!」とさすがに古馬陣も踏ん張って、3歳馬は3着までということになったのである。

そして、この第2段階を経て行われるのが有馬記念。第2段階で起こったことがそのまま引き継がれるとすると、3歳馬ファインモーションは前走古馬G1を勝っているし、1番人気になるだろうから、結果は3着?という気がしてこなくもないようなあるような……(次項に続く)
  《その後の一言》
ファインモーションは1番人気で5着。第1段階が1着、第2段階が3着、第3段階が5着で、1着→3着→5着と下がっていくオチでしたか…。だけど、勝ったのも3歳馬シンボリクリスエスではありましたが…。(H14.12.22)


 
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■3着か1着か、それが問題だ(下) (H14.12.21)


ここで突如、昨年2着して超大穴をあけたアメリカンボスのことを考えてみよう。マンハッタンカフェとアメリカンボスで「テロ馬券」なんて話は別として、アメリカンボス激走の理由を戦歴的な面から考えていくと、どうも前年に3着していたダイワテキサスのことぐらいしか思い浮かばない。

平成12年 ダイワテキサス3着 2年連続中山記念連対
平成13年 アメリカンボス2着 2年連続中山記念連対

アメリカンボスはダイワテキサスと同じく、「有馬記念の行われる中山競馬場を記念した?中山記念というレースを2年連続で連対していた馬」だったのだ。しかし、これだと、アメリカンボスは前年3着馬の戦歴を受け継いで3着するのではなく、前年3着馬の戦歴を受け継いで連対を果たしたことになる。

しかし、そうした目で見てみると、その前年にもこんなことがあった。

平成11年 テイエムオペラオー3着
平成12年 テイエムオペラオー1着

こちらは戦歴云々ということではなく、前年に3着していたテイエムオペラオーという馬自身が翌年連対していたのである。ちなみに有馬記念で前年3着馬が連対したのはグレード制以降ではテイエムオペラオーが初めてのことだった。となると…

平成13年 トゥザヴィクトリー3着

昨年3着したトゥザヴィクトリーは今年出走していないから、トゥザヴィクトリーの戦歴が気になってくるわけである。そして、振り返ってみるとテイエムオペラオーが有馬記念を3着した平成11年というのは有馬記念でワイドが発売された最初の年。ここから3着馬の重要性が高まったとも考えられるのである。

そして、そうした目で「前年3着」ということにもう一度目を向けてみると…

平成11年 3着和田騎手
平成12年 1着和田騎手

平成12年 3着蛯名騎手
平成13年 1着蛯名騎手

2年連続で前年3着騎手が優勝しているではないか!…といったことが、急速に激しく気になってきたりするのである。となると…

平成13年 武豊トゥザヴィクトリー3着

昨年3着した武豊トゥザヴィクトリーが今年にどうつながってくるのか、これが気になる今年の有馬記念なのである。
  《その後の一言》
そう、自分が期待したのは武豊ファインモーションでありました。牝馬の走らぬ有馬記念なので、少し迷いながらの本命でしたが、ここに書いたことや、他にも枠順的に色々怪しげなところがあったので、本命にしてしまいました。しかし、「牝馬の走らぬ有馬記念」はこれだけの戦績の牝馬を持ってしても、変わりませんでした。ただ、ただ、反省するのみです。(H14.12.22)


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