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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


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平成14年8月分
■マリーゴールド賞を一生懸命連対しても… (H14.8.3)
■今週も気になるのは前年連対馬 (H14.8.10)
■G1馬は来るのか来ないのか、悩んでしまう札幌記念 (H14.8.17)
■トニービンの時を振り返ってみたものの… (H14.8.24)
■プリエミネンスの戦績を考察する (H14.8.30)
■ダリア賞連対馬が出てくると… (H14.8.31)


 
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■マリーゴールド賞を一生懸命連対しても… (H14.8.3)


今年から1回福島と3回阪神が夏季番組に編入。これは大きな番組改革だった。そして、この結果、福島、阪神、函館と全国一斉に2歳新馬戦が始まることとなったのである。

明日は2歳の初重賞、函館2歳Sだが、早くもここにその福島、阪神デビュー馬が出走してきた。これら、今までになかったニュータイプの馬たちがどう走るのか? これが今回の函館2歳Sの見どころ、考えどころになったりするわけだ。

その1頭、ハートオンウェーブはマリーゴールド賞の2着馬。このマリーゴールド賞というのは、福島から新馬戦が始まったことを受け、夏の新潟、1開催目に新設された2歳のオープン特別である。

元々、函館2歳Sには、前哨戦としてラベンダー賞というレースがあるので…

ラベンダー賞 → 函館2歳S

というローテが前哨戦のオープン特別を使う場合の標準的なものとなる。それが、今年から…

マリーゴールド賞 → 函館2歳S

というローテも可能になったというわけだ。

では、カク地馬にとってはどうだろうか?

函館2歳Sはカク地馬の出走できる特別指定交流競走だが、カク地馬だったらどんな馬でも出走できるわけではない。昨年までの函館2歳Sで、番組表の「特記事項」という欄には…

地方馬 ラベンダー賞の2着以内馬に限る

と書かれていた。これが今年どうなったかというと…

地方馬 ラベンダー賞の2着以内馬に限る

「どうなったかというと…」なんて書けば、何か変わったのか?と思われそうだが、事実は違って、何も変わっておらず、昨年と同じことが書かれているだけなのである。マリーゴールド賞は函館2歳Sのカク地ステップにはなっておらず、仮にカク地馬が一生懸命マリーゴールド賞を連対したとしても、函館2歳Sには出走できなかったというわけだ(マーリーゴールド賞をカク地馬が連対すれば、新潟2歳Sには出走できる)。

こうして規定が変更されなかったことが、函館2歳Sの結果にどう影響を与えるのか、さらにはその先の夏季2歳重賞にどう影響を与えるのか、その辺のところが、ちと気になるんだよな〜。

関連リンク?
La,La,La ラベンダー(富良野訪問記録)
マリーゴールド
  《その後の一言》
平成9年以降の函館2歳Sはラベンダー賞連対馬が強い傾向。で、上に書いたようなことを受け、自分の予想したことは、ラベンダー賞連対馬が強い傾向は変わらず、連対馬の片割れはラベンダー賞連対馬になるんじゃないかということ。

でも、結果はラベンダー賞1着馬の隣馬が1着で、ラベンダー賞2着馬が3着という微妙なもの。なかなかうまくいかないもんです。

また、マリーゴールド賞2着馬ハートオンウェーブは6着と振るいませんでしたが、阪神デビュー馬トーホウアスカは2着。ニュータイプの馬が連対馬の片割れにはなりました。(H14.8.7)


 
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■今週も気になるのは前年連対馬 (H14.8.10)


関屋記念の時にも取り上げたが、今週も前年連対馬というのがどうも気になってしまうのである。

今年、夏季番組の平地重賞に前年連対馬が出てくると次のような成績となっている。

レース名 斤量規定 馬 名 成績
函館スプリントS 別定 タイキトレジャー 2着
マーメイドS 別定 ヤマカツスズラン 1着
北九州記念 別定 ロサード 2着
函館記念 ハンデ クラフトマンシップ 5着(2着同枠)
関屋記念 別定 マグナーテン 1着

実によく馬券に絡んでいるのである。関屋記念が5−5のゾロ目になったので、それで終了という気もしなくもないが、まだ続くという気もしなくもない。そして、今週行われる二つの重賞には共に前年連対馬が登場してくるのだ。

小倉記念には前年優勝馬のロサードが登場してくるが、小倉記念はハンデ戦。上表のうち、ハンデ戦は函館記念だけで、これと同じことが起きるとすると、ロサードの同枠馬が連対することになるんだろうか? ロサードの同枠はトウショウアンドレ。前日最終オッズが75.3倍という馬である。ホントにこれが来るの?ってな感じだ。

ただ、小倉記念にはもう1頭、気になる馬がいる。マヤノアブソルートだ。この馬は昨年の小倉記念3着馬で、しかも2着同枠馬だった。いわば「準連対馬」といった存在だったので、気になったりするのである。

一方、もう一つの重賞、クイーンSは別定戦。上表の通りだと、こちらは前年連対馬が直接連対するのが法則(?)となっているようでわかりやすい…はずだったのだが、こちらにも問題がある。前年連対馬のヤマカツスズラン、ダイヤモンドビコーが2頭揃って出てきてしまったのである。上表のレースには1回もなかった初めてのパターンだ。となると、ヤマカツ、ダイヤモンドがまたワンツーを決めてしまうのか? それとも一方だけが連対するのか? あるいは前年連対馬の法則はすでに終了してしまっているのか? まあ、何だかんだと色々悩むわけだが、とにかく、前年連対馬について考えることが、一つのポイントと思える今週の2重賞なのである。
  《その後の一言》
前年優勝馬のロサード、ヤマカツスズランは共に凡走し、馬券にならず。一方、前年2着馬のダイヤモンドビコーはまたも2着。そして、前年2着同枠馬で、なおかつ3着馬だったマヤノアブソルートは2着同枠にはならなかったものの3着。まあ、そんなところとなりました。(H14.8.14)


 
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■G1馬は来るのか来ないのか、悩んでしまう札幌記念 (H14.8.17)


平成9年の函館・札幌開催入れ替えと同時にG3ハンデ戦からG2別定戦となった札幌記念。G2昇格当初はG1馬が活躍し、堅い決着が続いていたが、どうも一昨年から少し様相が異なっている。

ここで、札幌記念におけるG1馬の成績を平成9〜11年と平成12〜13年に分けて比較してみると…

期 間 G1馬の成績
平成9〜11年 【3.1.0.3】
平成12〜13年 【0.0.1.4】

ご覧の通り、まったく対照的な成績となっているのである。昨年などは、近年のダービー馬としてはかなり強い方だと思えるジャングルポケットが3着止まりで、連対できずに終わってしまった。

じゃあ、一昨年に何が変化したかというと、一つは1週前にクイーンSが移設されてきたことがあるだろう。これによって、斤量が極端に重くならない限り、牝馬の有力馬はクイーンSへ回るようになった。平成9〜11年の札幌記念では牝馬のG1連対馬が大活躍していたが、それがクイーンSへ移ってしまった感じなのだ。

また、函館記念との間隔が、それまでの中6週から中3週へ変わったこともあるだろう。中6週というと、少し間隔開きすぎ。それが中3週と適正な間隔になったことで、格下でも順調なローカル転戦組が力を発揮するようになったということか。ここ2年の札幌記念で、前走函館記念組は3連対。以前より格段に活躍するようになったのだった。

こういうことがあるので、今年も札幌記念でG1馬は連対できないのかというと、ここ2年とはちょっと違うと思える点もなくはない。まず、クイーンSでは過去2年、G1連対馬が連対していたが、今年はG1連対馬が多数出走していたのに連対できなかった。そうなると、過去2年とは違って、札幌記念の方でG1連対馬が連対するのでは?という疑いが出てくる。

また、札幌記念で函館記念組は、一昨年が14頭中9頭、昨年が9頭中4頭と頭数的に主要勢力となっていたのに、今年はどうしたわけか、16頭中2頭だけ。あまり出走していないのだ。

ということで、大きな流れとして、札幌記念でのG1馬は不振のサイクルに入ったままなのか、今年あたり、そこから抜け出るのか、どうにも判断が難しいのである。

ついでに言うと、平成9〜11年と1番人気になったG1馬が3連勝していた札幌記念だが、ここ2年は1番人気になったG1馬は連対せず、その隣にいた馬が連対している。というわけで、G1馬が1番人気になるなら、その隣の馬も気になったりするわけだが、今年は何が1番人気になるかもハッキリわからないほどの混戦模様だからな〜。どうしたもんだろうか?
  《その後の一言》
勝ったのは牝馬のG1馬テイエムオーシャン、2着は函館記念14着ボロ負けのトウカイポイント。何だ、どっちも来ちゃったじゃないの?といった結果になりました。ちなみに1番人気はコイントスで3着。G1馬じゃなかったせいなのか、隣馬は連対しませんでした。

あと、ちょっとつけ加えておくと、ここ2年の札幌記念は下表のように函館記念の2着同枠馬が連対してましたが…

H12 ダイワカーリアン 函館記念2着同枠 札幌記念1着
H13 ファイトコマンダー 函館記念2着同枠 札幌記念2着

今年は函館記念の2着同枠馬が出てないな〜と思っていたら…

H14 勝浦騎手+後藤厩舎 函館記念2着同枠 札幌記念2着

函館記念で2着同枠だった「勝浦騎手+後藤厩舎」が連対することに…。う〜む、唸っちゃいますね。(H14.8.20)


 
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■トニービンの時を振り返ってみたものの… (H14.8.24)


今週の大ニュースといえば、やはりサンデーサイレンス死去の報。奇跡は起きず、ついにサンデーは死んでしまった。

さて、そうなると、追悼馬券で今週はサンデーの仔が激走するのだろうか? それとも、追悼馬券はもうちょっと先なんてことになるんだろうか?

というわけで、ここでは先例を振りかえってみることにしたい。サンデーに次ぐリーディング上位種牡馬、トニービンが死んだ時のことである。

トニービンが死んだのは平成12年3月10日、金曜日の夕方だった。心臓マヒで突然倒れ、数分後には息を引き取ったという完全な急死だった。

この時点で3月11日、土曜日のレースは枠順が確定していたはずだが、土曜日の重賞、中山牝馬Sと阪神スプリングJにトニービン産駒の姿はなかった。

翌日、3月12日、日曜日の重賞はクリスタルCと4歳牝馬特別。クリスタルCにはやはりトニービン産駒の出走はなかったが、4歳牝馬特別には出走があった。エアトゥーレである。エアトゥーレは3着に健闘、馬券になって、桜花賞の権利も手に入れたが、連対まではできなかった。

で、この週は急なことだったから準備不足だったかもしれない?などと考え、翌週を見てみると、重賞はフラワーC、阪神大賞典、スプリングSの三つ。このうち、フラワーCにだけトニービン産駒ドリームホリデーの出走があったが5着に終わっている。

といったように、とりあえず、トニービンの場合、重賞ではそう鮮やかに追悼馬券は成り立っていなかったのである。ちなみにトニービンの死後、重賞で初めてトニービン産駒が連対したのは3週間たった4月2日の大阪杯(ロードプラチナム、2着)。重賞勝ちとなると、7月9日の七夕賞(ロングカイウン)まで待たねばならなかった。

と、ここまで書き連ねておいて何なのだが、サンデーサイレンスはトニービンとは違うんじゃないかとも思うのである。やはり、サンデーサイレンスは日本の競馬界にとって、一際輝く非常に特別な存在だ。すぐに追悼馬券成立ってことになるかもしれない。そもそも、サンデーサイレンス自身の生死に関係なく、サンデー産駒はとにかく強いとも言えちゃうわけだし…。

明日の新潟記念にはアグネススペシャル、サイレントセイバー、チョウカイリョウガ、ウインマーベラスとサンデー産駒が4頭スタンバイ。この中から父を追悼する渾身の走りを見せる馬は出てくるのだろうか?
  《その後の一言》
アグネススペシャルは実績に比して人気過剰と思えた1番人気。サンデーが死んで、サンデーの仔を買う人が多かったんでしょう。それでも、最近の新潟記念は1番人気がよく走るんで、それもいいかと思ってました。結局、アグネスは優勝はできなかったものの2着は確保。追悼は半分成功?

それはともかく、今回の新潟記念、入着馬とその父を表にまとめてみると…

着順 馬 名
1着 トーワトレジャー トニービン
2着 アグネススペシャル サンデーサイレンス
3着 ダービーレグノ トニービン
4着 チョウカイリョウガ サンデーサイレンス
5着 エイシンワンシャン トニービン

トニービン産駒の牝馬コンビ、トーワトレジャーとエイシンワンシャンは有力とは思ってましたが、上の文章を書いたのはあくまで、過去の例を振り返ってみようという趣旨でして…。けれど、終わってみれば優勝したのはトーワトレジャーで、3着にもトニービン産駒ダービーレグノが食い込むなど、トニービンがサンデーサイレンスを上回る大活躍。結局、掲示板はトニービンとサンデーサイレンスの独占となり、弔い合戦のような形になっちゃいました。(H14.8.28)


 
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■プリエミネンスの戦績を考察する (H14.8.30)


エルムSに出走するプリエミネンスは前走盛岡のマーキュリーCを9馬身差の圧勝。いや〜、とてつもなく強かった。3着レイズスズランはともかくとして、2着スナークレイアース、4着ワンモアマイラインというメンバーはとてつもなく弱くはなかったから、これは価値ある勝利だろう。

さて、ここではそのプリエミネンスの戦績を「地方交流ダート重賞」、「中央ダート重賞」、「中央ダートオープン特別」に分けて整理してみたい。

地方交流ダート重賞 【6.2.1.3】 連対率67%
中央ダート重賞 【0.0.2.4】 連対率0%
中央ダートオープン特別 【3.1.0.0】 連対率100%

上表の通り、数字は結構極端なものとなっている。地方交流ダート重賞では6勝も挙げ、「女傑」の域に達している感じなのに中央ダート重賞ではまだ1回も連対がないのだ。プリエミネンスは砂の深い地方向きということなのだろうか? けれど、中央ダート戦でもオープン特別になれば連対率100%で毎回確実に好走しているのだから、一体どう考えればいいものか困ってしまうのである。

このデータ通りだと、中央ダート重賞である今回のエルムSは厳しい条件ということになる。けれど、上記の中央ダート重賞のうち、着外4回はいずれもG1。それに対し、3着2回はいずれもG3なのである。G1ではさすがに厳しいが、G3では連対はしていないものの、一応毎回馬券にはなっているわけだ。

そうなるとG3の今回は3着ということになるんだろうか? それとも前走圧勝で一皮むけ、今度はもっと上の着順へ…ということになるんだろうか?
  《その後の一言》
プリエミネンス楽勝。以前とは別馬ってことでしょうか。ちなみに2着はスマートボーイで同一厩舎、同一馬主、同一生産者による珍しいワンツーでした。(H14.9.5)

着順 馬 名 厩 舎 馬 主 生産者
1着 プリエミネンス 伊藤圭 グランド牧場 グランド牧場
2着 スマートボーイ 伊藤圭 グランド牧場 グランド牧場


 
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■ダリア賞連対馬が出てくると… (H14.8.31)


今年から1400m→1600mと距離が延びた新潟2歳Sだが、それに伴い前哨戦のダリア賞も1200m→1400mと距離が延びた。そして、このダリア賞組は新潟2歳Sでソコソコ連対しているわけだが、ダリア賞組の取捨の話は置いといて、ここでは新潟2歳Sにダリア賞連対馬が出走した場合と出走しなかった場合で、結果にどのような違いが見られるのか考えてみたい。

ではまず、ダリア賞連対馬が1頭でも出走した場合である。ダリア賞の創設は平成7年のこと。それ以降、ダリア賞連対馬が新潟2歳Sに出てきたことは4回ある。その時、新潟2歳Sを連対した馬は前走どこのコースを走っていたかということを表にしてみよう。

新潟2歳Sが
行われたコース
1着馬の前走 2着馬の前走
H7 新潟 新潟 新潟
H8 中山 中山 中山
H9 新潟 新潟 新潟
H11 新潟 新潟 新潟

ご覧の通り、すべての連対馬は前走で新潟2歳Sと同じコースを走っている。この中にはダリア賞連対馬も入っているが、そうでない馬も当然入っている。けれど、新潟2歳Sは新潟の重賞なんだから新潟組(あるいは変則開催での中山組)が活躍するのは当たり前だろ!との声もあるかもしれない。

それでは、ダリア賞連対馬が出走しなかった場合を次にまとめてみよう。

新潟2歳Sが
行われたコース
1着馬の前走 2着馬の前走
H10 新潟 阪神 函館
H12 中山 福島 福島
H13 新潟 新潟 函館

今度は当たり前とはなっていないのだ。前走で新潟2歳Sとは違うコースを走ってきた馬が続々と連対しているのである。昨年、平成13年だけは、新潟2歳Sが新潟で行われ、前走新潟組が優勝しているが、この時は前走新潟以外の馬がスターエルドラード1頭しかいなかったのだ。スターエルドラードがいくら孤軍奮闘しても、さすがに1頭で連独占はムリ!? 2着に入るに止まったということのようだ。

さて、そうなるとダリア賞優勝馬マルロスの出走する今年は、とにかく前走新潟組に注目!ってことになるんだろうか?
  《その後の一言》
1着は前走阪神のワナ、2着は前走新潟のヨシサイバーダイン。というわけで、この場合分けは不発だったようです。(H14.9.5)


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