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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


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平成14年6月分
■昨年の4歳馬と今年の4歳馬を比べてみよう (H14.6.1)
■対決! 馬番連動データと休み明けいらないデータ (H14.6.8)
■夏季番組開幕週にはなぜ定量戦が多いのか? (H14.6.14)
■かきつばた記念とプロキオンSの密接な関係 (H14.6.15)
■今年の宝塚はヒジョーに珍しい (H14.6.22)
■1キロ有利になった3歳馬 (H14.6.29)
■1番人気馬は今年も危なそう!? (H14.6.29)


 

■昨年の4歳馬と今年の4歳馬を比べてみよう (H14.6.1)


先週書いた「同一種牡馬の2頭横並びがちょっと気になる」というのが今週もちょっと気になる安田記念だが、それはともかく、今週は世代比較というヤツを少しだけやってみよう。

現4歳馬、アグネスタキオン=ジャングルポケット=マンハッタンカフェ世代はハイレベルと言われるが、今年のG1ではどんな成績を残してきただろうか?

フェブラリーS トーシンブリザード2着
高松宮記念 ショウナンカンプ1着
天皇賞(春) マンハッタンカフェ1着、ジャングルポケット2着

連独占を1回含み2勝、3レースともオール連対なのだから(1頭はカク地馬だが…)、まあ、評判通りに強いのではないかと思える。

でも、これだけでは大ざっぱすぎるので、あんまり強くないと言われる現5歳馬、エアシャカール=アグネスフライト=アグネスデジタル世代が4歳だった昨年と比較してみたい。

レース名 昨年の4歳馬の成績 今年の4歳馬の成績
フェブラリーS 【0.0.0.3】 【0.1.0.1】
高松宮記念 【0.0.1.4】 【1.0.0.2】
天皇賞(春) 【0.0.0.4】 【1.1.0.3】

ん〜、こうして表にまとめてみると、やっぱり、今年の4歳馬の方がだいぶ強いかな〜という感じである。けれど、こうやって昨年の4歳世代をバカにしていたら、昨年の安田記念では4歳馬ブレイクタイムが超大穴をあけてしまったわけだから、あまり思い込みすぎない方がいいのかもしれないが…。

どちらにせよ、今回の安田記念では、この4歳馬の世代の力というのが軽視できないという気がするのである。
  《その後の一言》
4歳馬ダンツフレームが優勝は逃したものの2着を確保。G1でアグネスタキオン、ジャングルポケットの2着がある世代代表選手に近い馬が一応力を示したってとこでしょうか。ちなみにダンツ君のところにはブライアンズタイム産駒の並びもありました。どっちも4歳馬でしたけどね。

安田記念
16番 ブライアンズタイム産駒 トレジャー 4歳   
17番 ブライアンズタイム産駒 ダンツフレーム 4歳 2着

ワールドカップが開幕して、JRAの新聞広告が「今回はやっぱり、サッカーがらみの馬券じゃないスかね?」なんて言ってたりして、ふと気づくと第17回ワールドカップで17番が連対確保ってことになってたわけですね。このところ、安田記念は前年の馬番と連動していて、17番はそれにも該当してました。でも、グラス「ワールド」君はあと一歩で馬券にならなかったな〜。(H14.6.5)


 

■対決! 馬番連動データと休み明けいらないデータ (H14.6.8)


大変、単純な話で恐縮だが、エプソムCには馬番が2年セットで連動する傾向?がある。以下のような感じだ(出目は連単風に1着→2着の順に表記)。

H3 6−  →  H4 12−

H5 −7  →  H6 −2

H7 6−10  →  H8 10−11

H9 11−  →  H10 −17

H11 11−12  →  H12 11−14

これが馬連の発売された年からピタリ始まったとなれば、なかなかカッコいいのだが、残念ながら始まったのは馬連発売の1年前から。それはともかく、もう5セットも続いたんだから、終わるんじゃないの?と疑心暗鬼になりつつも、昨年の連対馬番はやっぱり気になっちゃうわけである。

H13c 2−3  →  H14  ? 

でも今回、昨年の連対馬番2番と3番に入ったのはエアスマップとダービーレグノ。どちらも休み明けの馬なのだ。

3ヵ月以上の休み明けの馬は、エプソムCが別定戦となった平成8年以降、【0.0.2.9】。該当馬の数がたくさんというわけではないが、まだ1頭も連対したことがない。プライムステージ、キングオブダイヤ、トゥザヴィクトリーといった人気馬たちが、この休み明けデータに引っ掛かって連対できずに終わっている。

馬番連動データが終わるのか、それとも休み明けいらないデータが終わるのか、なかなか判断が難しいのである。
  《その後の一言》
H13 −3  →  H14  12− 

2番エアスマップが2着して、連動ケイゾク。休み明けいらないデータより、馬番連動データが強いって結果に。2年セットなんで、残念ながら来年は使えませんが…。(H14.6.11)


 

■夏季番組開幕週にはなぜ定量戦が多いのか? (H14.6.14)


今週から夏季番組へ突入。今年から1回福島・3回阪神が夏季番組に編入されたことで、全国一斉の夏季番組突入となった。

函館初日のメインは1000万条件のTVh杯だが、これは定量戦で行われる。通常、こうした古馬条件戦はハンデ戦でなければ別定戦で行われるのだが、何でこのレースは定量戦なのだろう? TVh杯だけではない、1回函館・1回福島・3回阪神開幕週に行われる古馬500万条件、1000万条件のレースはハンデ戦1鞍を除き、すべて定量戦なのである。別定戦は一つもないのだ。

ということで、夏季番組開幕週の条件定量戦について、これは不思議だ! 怪しい! 何か裏があるに違いない!といった説が番組表派の間で流れていたことがあったが、残念ながら、これは別に怪しくないのである。

条件別定戦の別定規定というのは、いわゆる「再度同条件馬」に増量させるためにある。過去4週間以内にその条件をすでに勝っている馬は1キロないし2キロ、基本斤量より増量させよう、簡単には連勝させないぞ、競馬がつまんなくなっちゃうからねといった趣旨の別定規定となっているのだ(細かい例外は除き、大ざっぱに説明しております)。

このような別定規定を持つ別定戦がクラス再編期に当たる夏季番組初期にあったらどうなるか? 4歳馬には「降格」という現象が起きるため、困ったことになってしまうのである。

A馬は4歳、だいぶ前に1000万条件を勝っていて、その後、1600万を2着、3着、2着、3着と惜敗し続けていた馬だったとする。これが夏季番組になって降格し、今回、1000万のレースへ出走してきたとしよう。

一方、B馬は4歳でもいいが、ここは5歳としておくか。こちらは1000万で壁にぶち当たっていたが、最近になってやっとこさ1000万を勝つことができ、それでも、賞金面からまだ1000万に出走できる馬としよう。

競馬だから何があるかはわからないが、一般的、常識的に言ってB馬よりA馬の方が強い、有力ってことは明らかだろう。しかし、これを通常の古馬条件別定戦の別定規定でやれば、B馬は増量され、A馬は増量されないというヘンなことになってしまうのだ。

だから、春季番組上の旧クラスでの同条件優勝歴は、夏季番組・古馬条件別定戦の別定規定には絡んでこないようになっているのである。来週になると、古馬条件戦はハンデ戦以外は一斉に別定戦となるが、その別定規定に絡んでくるのはクラス再編後の夏季番組のレースだけとなっている。

そして、夏季番組開幕週は、別定増量の対象となる夏季番組のレースがまだ行われていないわけだから別定戦にしたくても、しようがないのである。だから、定量戦となっているだけなのだ。

というわけで、夏季番組開幕週の定量戦は別に不思議でもなんでもないのである。もっとも、ここで定量戦歴を持ったことが、その後の定量戦で生きてくるとか何とか、そんなこともひょっとすると、あるのかもしれないが…。


 

■かきつばた記念とプロキオンSの密接な関係 (H14.6.15)


近年、ジリジリと数を増やしているダート交流重賞の一つにかきつばた記念がある。ゴールデンウイーク中に名古屋競馬場、ダート1400mで行われるG3戦だ。できたのは3年前でまだ新しいレースだが、今年を含め、過去4回の優勝馬はどうなっているかというと…

日付 優勝馬
H11 5/4 メイショウモトナリ
H12 5/4 ゴールドティアラ
H13 5/3 ブロードアピール
H14 5/6 サウスヴィグラス

全部JRA勢が独占ってことになっているのである。そして、平成12、13年はこのかきつばた記念優勝馬が…

H12 ゴールドティアラ かきつばた記念優勝 → プロキオンS優勝
H13 ブロードアピール かきつばた記念優勝 → プロキオンS優勝

そのちょっと後に行われる同距離のJRAダートG3、プロキオンSも連勝しているのだ。それで、なぜ平成11年のメイショウモトナリは連勝できなかったかというと、それまでプロキオンSは4月施行で、かきつばた記念より先に行われていたからである。プロキオンSが6月に移り、かきつばた記念→プロキオンSというローテが可能となった途端、かきつばた記念→プロキオンSと連勝する馬が連続して現れたことになるのだ。

それなら、今年のかきつばた記念優勝馬サウスヴィグラスもタダもらいのプロキオンSに出てくればいいのにな〜となるのだが、これが出てこなかったのである。サウス君はプロキオンSには出ずに北海道へ渡り、北海道スプリントCを勝ったのだった。ひょっとすると、サウス君はかきつばた記念で際どく迫ってきて2着したスターリングローズが怖かったのかもしれない。プロキオンSはタダもらいというわけにはいかず、1400mのスペシャリスト・スターリングローズにやられてしまうと考えたのかも…。そして、もっと距離の短い北海道スプリントC(1000m戦)へ向かったのだろうか?

実は北海道スプリントCには「アフリート賞」のサブタイトルがついていて、1着馬の馬主はアフリートの種付け権利がもらえるのである。だから、アフリート産駒であるスターリングローズはそっちの方がふさわしいレースという気もするのだが、そういう怪しげ思考ではなく、常識的に距離適性など考えれば、1000mの北海道スプリントCはサウスヴィグラス、1400mのプロキオンSはスターリングローズにより向いていたということなんだろう。

話が横道にそれたが、結局のところ、過去2年、かきつばた記念優勝馬がプロキオンSを優勝というデータがある中、かきつばた記念2着のスターリングローズもプロキオンSをいかにも好走しそうだな〜ということである。 
  《その後の一言》
スターリングローズ優勝。これでかきつばた記念連対馬が3年連続Vとなりました。といっても、単勝1.3倍の断然人気じゃあ、かきつばた記念云々に関係なく、当然って感じでしたけどね〜。(H14.6.18)


 

■今年の宝塚はヒジョーに珍しい (H14.6.22)


平成8年に日程やら、定量規定やらが変わった宝塚記念。その後も色々変更はあったが、この平成8年の変更が一番大きなものと言えるだろう。

そして、平成8年以降、宝塚記念では毎年ある種の馬が連対している。

馬 名 天皇賞(春) 宝塚記念
H8 マヤノトップガン 5着 1着
H9 マーベラスサンデー 3着 1着
H10 ステイゴールド 2着 2着
H11 スペシャルウィーク 1着 2着
H12 テイエムオペラオー 1着 1着
H13 テイエムオペラオー 1着 2着
メイショウドトウ 2着 1着

ある種の馬といっても大した話ではなく、上表の通り、天皇賞入着馬である。ところが、今年は相次ぐ有力馬回避で天皇賞入着馬不在の宝塚記念となってしまった。

これがどれだけ珍しいかというと、ヒジョーに珍しいのである。グレード制導入の昭和59年まで遡っても天皇賞入着馬が1頭も出走しなかった宝塚記念は1回もなかったのだ。今年は大変珍しいメンバー構成の宝塚記念なのである。

ちなみに平成7年までの宝塚記念では天皇賞入着馬ばかりでなく、天皇賞着外から巻き返してくる馬もたま〜にいた。そして、天皇賞出走馬が1頭も連対しない宝塚記念というのはほとんどなかったのである。そういうケースは平成2年と7年の2回だけだったのだ。そして、その場合、天皇賞組に代わって連対してくるのはどういう馬かというと、安田記念組なのである。天皇賞組の連対しなかった平成2年と7年は安田記念3着以内馬が連対しているのだ。

長距離の天皇賞(春)、マイルの安田記念、両路線の古馬が中距離戦で雌雄を決する上半期の総決算…というのが宝塚記念なんだろうから、これはまあ当然なのだろう(最近こういうイメージは薄れているが)。そして、そうなると結局、グレード制以降、18年間の宝塚記念では同年天皇賞(春)、安田記念、どちらの出走馬も連対しなかったのは1回もないことになるのだ。

しかし、今年は該当馬が驚くほど少ない。安田記念2着ダンツフレーム、天皇賞9着アクティブバイオの2頭だけなのだが、果たしてどちらかは必ず連対ということになるのだろうか?
  《その後の一言》
ダンツフレームかアクティブバイオかっていうんだったら、ヒネらず素直に考えればダンツフレーム本命でいいですよね…。ところが、自分はアクティブバイオ本命にしてしまいまして…。まあ、ここに書いたこと以外に本命にしたくなる理由があったんですが…。などと書いていると、なんか、テンテン(……)ばっかりの文になっておりますが、人間、欲をかきすぎてはいけないということでしょうか。(H14.6.26)


 

■1キロ有利になった3歳馬 (H14.6.29)


レースの施行条件は微妙に変更されることがよくあるが、今年の函館スプリントSもそうである。その変更点の一つが3歳馬の基本斤量の変更だ。函館スプリントSは賞金別定戦で年齢毎の基本斤量に対し、定められた賞金額によって増量される規定となっている。そして、この基本斤量が以下のように変わったのだ(牝馬はこの表から2キロ減、以下同)。

昨年まで 今年
3歳 53キロ 3歳 52キロ
4歳以上 56キロ 4歳以上 56キロ

3歳と古馬の差が昨年までは3キロだったものが、今年から4キロとなったのである。3歳馬はこれまでより有利になったわけだ。

けれど、函館スプリントS自体の傾向として、3歳馬不振ということがある。1キロぐらい有利になったって、関係ないよという声もあるかもしれない。

ただ、今年の函館スプリントSの3歳馬を占うのにちょっと参考になりそうなデータがあるのだ。昨年まで函館2開催に古馬のオープンクラス別定戦は函館スプリントSの他に3レースあった。UHB杯、巴賞、マリーンSの3レースだ(UHB杯は今年はハンデ戦となっている)。そして、この3レースでは一足早く昨年から、3歳と古馬が3キロ差から4キロ差へ変更されているのである。

一昨年まで 昨年から
3歳 52キロ 3歳 51キロ
4歳以上 55キロ 4歳以上 55キロ

では、その3キロ差から4キロ差に変わった昨年、どういうことが起こったか?

UHB杯(芝1200m) 3歳馬テンザンデザートが2着
巴賞(芝1800m) 3歳馬エアエミネムが1着
マリーンS(ダ1700m) 3歳馬出走なし

3歳馬の出走した芝のUHB杯、巴賞では共に3歳馬が連対したのだった。昨年の3歳馬といえば、今年の4歳馬。レベルが高いと評判の世代だ。だから、単にこの世代が強かっただけなのかもしれないが、古馬との斤量差が変わった瞬間に3歳馬が好走しているのは印象深い出来事でもある。

今年の函館スプリントS、古馬勢ではG1圧勝のショウナンカンプが別格としても、その他では3歳勢がどうも気になってしまうのである。
  《その後の一言》
「別格としても」と書いた断然人気ショウナンカンプがなんと4着に沈没。勝ったのは3歳馬サニングデール。基本斤量変更が結果に直結。来年どうなるかはわからないが…。(H14.7.3)


 

■1番人気馬は今年も危なそう!? (H14.6.29)


ラジオたんぱ賞の創設は昭和27年のこと。当時は中山で行われていて、中山4歳Sという名称だったようだ。それ以降、昨年までで50回を数え、なかなか歴史のある重賞だが、その間の1番人気の成績は【18.10.5.17】というもの。連対率は56%で5割ラインを超えている。

けれど、ラジオたんぱ賞の1番人気馬は目下6年連続で連をハズしているのである。最近はサッパリということだ。これほど長期に渡って、1番人気馬が連対しなかったのは過去のラジオたんぱ賞では一度もなかったことである。

6年前というと平成8年のことになる。この年に創設されたNHKマイルCが、どうもたんぱ賞の傾向に影響を与えている気がするのだ。以下の表はこの6年間のラジオたんぱ賞1番人気馬である。

馬 名 前 走 ラジオたんぱ賞
H8 ツクバシンフォニー NHKマイルC2着 3着
H9 シルクライトニング ダービー発走除外 7着
H10 ディヴァインライト ダービー7着 9着
H11 マチカネキンノホシ NHKマイルC4着 9着
H12 カーネギーダイアン ダービー7着 6着
H13 ネイティヴハート NHKマイルC4着 4着

NHKマイルCを2着とか4着に善戦した馬だったら、距離も1ハロンしか違わないたんぱ賞なら行けるだろうと思っていると、実際は次々1番人気を裏切っているわけである。そして、それにつられて?ダービー組の1番人気馬もみんな歩いてしまっている。要するにNHKマイルCが創設されてから、ここ6年のラジオたんぱ賞は前走がG1の1番人気馬が毎年馬群に沈んでいるということだ。

今年は前日最終段階で1番人気は5.0倍のダイタクフラッグ。前走ダービー13着、前走がG1という馬である。上位人気拮抗の混戦模様で、最終的にダイタクが1番人気のままかどうかは断言できないが、このままいくと、例年と同じパターンになるってことだろうか?
  《その後の一言》
ダイタクフラッグ結局、1番人気になって凡走(単勝4.0倍)。同枠馬は2着したけど…。3連複は19万1680円の大波乱。最近のたんぱ賞はすっかり大荒れレースになった感じ。(H14.7.3)


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