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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


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平成14年5月分
■皐月賞組活躍期と皐月賞組停滞期 (H14.5.2)
■3歳デビューではもう遅い? (H14.5.3)
■藤沢和師が好きなコースとは? (H14.5.11)
■オークス馬はいつデビューするのか? (H14.5.18)
■弥生賞馬はダービーに強いのだが… (H14.5.24)
■同一種牡馬の2頭横並びがちょっと気になる (H14.5.25)


 

■皐月賞組活躍期と皐月賞組停滞期 (H14.5.2)


明日は京都新聞杯。それは一応、かつて菊花賞トライアルだった京都新聞杯なのだろうが、このレースの実質的な前身は施行時期から見て京都4歳特別と言える。

そして、この京都新聞杯(旧京都4歳特別)における皐月賞組というのが実に奇妙な存在なのだ。

グレード制より前のことは調べてないのでわからないが、グレード制以降で、皐月賞組が大ブレイクしたのは平成元年。この年の京都4特では皐月賞15着のスターサンシャインが1着、皐月賞4着のオースミシャダイが2着し、たった2頭しか出走していなかった皐月賞組のワンツーフィニッシュとなったのである。

そして、それ以降、皐月賞組は毎年、1〜2頭程度の出走ながら、ほぼ毎年必ず連対し続けたのだった。

しかし、転機は訪れた。平成8年のことである。この年は今年と同じように5月5日に東京では開催がなかったが、今年と違って京都では開催があった。そういう特殊な日に行われた京都4特に皐月賞組は2頭出走していたのである。皐月賞12着のチアズサイレンスと皐月賞13着のオンワードアトゥだ。けれど、1番人気に推されたチアズサイレンスは5着に終わり、伏兵オンワードアトゥも3着が精一杯。皐月賞組は連対することができなかった。ただし、チアズサイレンスの同枠馬は勝ったので、「皐月賞組の入った枠」と考えれば、従来の傾向は続いたと考えられなくもなかった。

ところが、その後、皐月賞組はサッパリ走らなくなってしまったのである。皐月賞組の同枠馬もダメだった。そして、この傾向は京都4特が京都新聞杯に変わっても変わらなかった。

ここで、皐月賞組活躍期の平成元年〜7年と皐月賞組停滞期の平成8〜13年に分けて、皐月賞組の成績をまとめてみると以下のようになる。

平成元年〜7年 【3.4.1.3】
平成8年〜13年 【0.0.1.9】

あまりにも鮮やかに成績が違いすぎるのである。さてさて、皐月賞組停滞期はこのまま、まだまだ続くのか? それともこの辺で転じて再び皐月賞組活躍期に戻っていくのか? これを判断するのがムズカシイんだよなぁ〜。
  《その後の一言》
皐月賞組で断然の1番人気になったチアズシュタルクは11着に惨敗。けれど、その一方で、勝ったのは皐月賞組のファストタテヤマとなりました。ゾロ目にもなったことだし、今後はまた皐月賞組活躍期に戻るのかも。(H14.5.8)


 

■3歳デビューではもう遅い? (H14.5.3)


NHKマイルCは連対馬のデビュー時期や初勝利の時期というのが大変片寄っているG1だ。

記念すべき第1回NHKマイルCで1番人気に支持されたのは3戦3勝の快速牝馬ファビラスラフイン。後にジャパンCで2着するほどの馬だから、距離が長かったとは思えないのだが、ファビラス嬢は14着に惨敗してしまう。そのファビラス嬢がデビューしたのは2月24日。年が明け、3歳になってからでかなり遅かった。けれど、スピードを争うマイルのG1なら、そういうトントントンと出世してきた天才肌の馬が素質だけで押し切ってしまうことがあってよいと思うのだが、これがそうもいかないようなのだ。

ファビラスラフインを含め、NHKマイルCにこれまで年明けデビュー馬は14頭出走しているが、その成績は【0.0.0.14】。馬券になった馬はなぜか1頭もいないのである。

それではとりあえず2歳のうちにデビューしておけばいいのだろうか? どうも、それだけではダメなようだ。2歳時にデビューし、年が明けた3歳になってから初勝利を挙げた馬…このタイプはこれまで【0.0.0.11】。やはり、馬券になった馬がいないのだ。

結局、これまでのNHKマイルCで3歳になってから初勝利を挙げた馬は【0.0.0.25】ということになり、1頭も好走した馬がいないのである。この間、ダービーではフサイチコンコルドやアグネスフライトといった年明けデビューのダービー馬が出現している。新時代のダービー馬が生まれているのである。

けれど、その一方、スピード勝負のはずのNHKマイルCでは年明けデビュー馬が1頭も活躍していないのだ。この不思議な傾向は今年も続くのだろうか?
  《その後の一言》
3歳になってから初勝利を挙げた馬、今年は2頭だけでしたが、そのうちの1頭が2番人気になったNZTの覇者タイキリオン。NHKマイルC創設以降ではファビラスラフイン以来となる年明けデビューでのNZT優勝馬でしたが、ファビラスと同じように大惨敗しちゃいましたね〜。(H14.5.8)


 

■藤沢和師が好きなコースとは? (H14.5.11)


藤沢和厩舎というとオープン馬がワンサカいるので、多頭数出しも珍しくないのだが、明日の2重賞はどちらも2頭出し。明日はこの藤沢和厩舎の動向が注目を集めそうだ。

まずは京王杯SC。ここにはマグナーテン、ゼンノエルシドの2頭で臨む。そして、もう色々なところに出ていると思うが、この京王杯SCはとにかく藤沢和厩舎の馬が強いのである。

H5 シンコウラブリイ 1番人気2着
H8 タイキブリザード 1番人気2着
H9 タイキブリザード 1番人気1着
H10 タイキシャトル 1番人気1着
H11 ロードフェイス 11番人気4着
エアスマップ 9番人気14着
H12 スティンガー 5番人気1着
シンボリインディ 8番人気5着
H13 スティンガー 2番人気1着

その成績は上表の通り、【4.2.0.3】。大変な好成績である。人気になった馬は大体連対している感じだ。今年のマグナーテン、ゼンノエルシドも人気サイドだけに期待十分というところだろうか。さらに、このデータには「騎手」「臨戦過程」という点から見て面白いこともあるのだが、それは置いておくことにしよう。

次に新潟大賞典。こちらもダイヤモンドビコー、ハッピーパスの2頭出しで臨む。しかし、裏開催のハンデ重賞に藤沢和厩舎というと、出走例もなくはないが、今一つピンと来ない感じだ。実際、新潟大賞典への藤沢和厩舎の出走馬はこれまで計2頭しかいない。

けれど、どうも藤沢和師は今の新潟は好きなんじゃないかと思えるのである。

中山と東京を比べると、藤沢和厩舎がたくさん出走して、たくさん勝っているのは圧倒的に東京だ。東京重視型の厩舎である。これは「広くて直線も長く紛れが少ない」「馬場が荒れにくい」といった理由があるらしい。まあ、「馬のためを思って」ってことなんでしょうな。基本的な話だが、京王杯SCも東京の重賞だ。

そして、そこで、登場するのが昨夏新装オープンとなった新潟コースである。「広くて直線も長く紛れが少ない」という特徴を兼ね備えたコースが新たに出現したのだ。おまけに左回りってことも東京と同じだし!? ここへ来て、そうでもなくなってきたが、これまでは馬場も非常に良かった。だから、藤沢和師は新装新潟も好きなんじゃないかってことなのである。

以下は昨夏の新装新潟で行われた古馬重賞3鞍のデータだ。

関屋記念 マグナーテン 4番人気1着
アイビスSD シンボリスウォード 4番人気2着
新潟記念 エアスマップ 3番人気2着

なんと、すべてのレースで藤沢和厩舎の馬は連対しているのである(多頭数出しのレースもあったが、上表では連対馬だけをピックアップ)。藤沢和厩舎は東京同様、新潟も得意になったのかもしれない。

今回の新潟大賞典は表開催でなく、裏開催なので、その点どうなるかわからないとも言えるが、またまた藤沢和厩舎は新潟古馬重賞で連対してしまうのだろうか?
  《その後の一言》
藤沢和厩舎は結局、見事なまでの「不発」でした。

京王杯SC マグナーテン 1番人気5着
ゼンノエルシド 3番人気8着
新潟大賞典 ダイヤモンドビコー 1番人気7着
ハッピーパス 5番人気4着

自分は京王杯SCではゼンノエルシドを◎に期待したんですが、良かったのは直線半ばまででした…。新潟大賞典のダイヤモンドビコーはああいう裏開催のハンデ重賞に出てくるべき馬じゃないんで、その点がどうかと半信半疑だったんですが(テンザンセイザもそう)、結局ダメでしたね〜。自分の本命は藤沢和厩舎の馬じゃなく、タフネススターだったんですが、こちらはなんと取り消しちまいました。

この藤沢軍団全滅の流れを受け、今週はどうなるんでしょうか? 藤沢勢は今週も重賞に有力馬が出てきますからね。単純に考えれば、「今度は巻き返す」ってことでしょうけど…。(H14.5.14)


 

■オークス馬はいつデビューするのか? (H14.5.18)


18頭立ての目黒記念と18頭立てのオークス。目黒記念に出走した昨年オークス1、2着馬…この辺のことが気になるオークスなのだが、それについてはヒ・ミ・ツ……というか、置いておいて(笑)

2歳夏から3歳にかけ、牡馬の馬齢重量が53キロ→54キロ→55キロと徐々に増えていくのに比べ、牝馬の馬齢重量は53キロ→53キロ→53キロと微動だにしない。だから、牝馬クラシックではデビュー時期など関係ない…のかどうかはわからないが、最近のオークスでは年明けデビュー馬がよく活躍しているのは事実だ。

昭和59年以降のグレード制導入以降を前後半の9年ずつに分けてみる。なんでそこで分けるかというと、そうすると単にデータ的にきれいになるからだけなのだが、この前後半9年ずつで、年明けデビューのオークス馬がそれぞれどれだけいたか見てみると次のようになる。

昭和59年〜平成4年の9年間 2頭
平成5年〜平成13年の9年間 6頭

後半9年の方が、年明けデビューのオークス馬がググンと増えているのである。ちなみに後半9年の年明けデビューオークス馬とはベガ、チョウカイキャロル、ダンスパートナー、エリモエクセル、シルクプリマドンナ、レディパステル…こんな馬たちだ。

ちなみに同様なことをオークス2着馬について調べてみると…

昭和59年〜平成4年の9年間 0頭
平成5年〜平成13年の9年間 1頭

なんとこちらはほとんど変わりなく、年明けデビュー馬は不振というデータになっているのである。つまり、最近のオークスは年明けデビュー馬が優勝することは多いが、2着になることは少ないってことになるのだが、さて今年はどうなるのだろうか?
  《その後の一言》
目黒記念とオークスの関係についてはヒ・ミ・ツとか何とか思わせぶりなことを書きましたが、恥ずかしながら不発…。ってことで、ここでそれについて触れるのはやめときます。『勝馬』等には書いたネタですけどね。

それはそうと、スマイルトゥモローは秋の福島デビューで、年明けデビューじゃない馬が勝っちまいました。スマイルトゥモローは減量騎手で初勝利。昨年のレディパステルも減量騎手で初勝利だったんで、これがオークスの新たなトレンドになるのかも?(H14.5.22)


 

■弥生賞馬はダービーに強いのだが… (H14.5.24)


今週はいよいよダービー。今日は1日早く、ダービーについて触れてみたい。まあ、明日も何か書くと思いますけど…。

ダービーといえば、やっぱり弥生賞馬である。弥生賞とダービーは非常に関係が深い。番組表の弥生賞のところには「皐月賞トライアル」と書いてあるのだが、実は透かし文字で「ダービートライアル」と書いてあるとのウワサさえ聞いたことがあるぐらいである(ウソ)。

とりあえず、弥生賞馬はダービーでどういう成績を残してきたのか。グレード制以降について、まとめてみよう。

馬 名 ダービー成績
S59 シンボリルドルフ 1番人気1着
S60 スダホーク 2番人気2着
S63 サクラチヨノオー 3番人気1着
H2 メジロライアン 1番人気2着
H5 ウイニングチケット 1番人気1着
H6 サクラエイコウオー 3番人気11着
H8 ダンスインザダーク 1番人気2着
H9 ランニングゲイル 2番人気5着
H10 スペシャルウィーク 1番人気1着
H11 ナリタトップロード 1番人気2着

ご覧の通り、グレード制以降、弥生賞馬はダービーで【4.4.0.2】という驚異的な好成績を収めている。その一方、弥生賞馬は皐月賞では今イチ振るわないので、弥生賞は実はダービートライアルなんていうウワサが立ってしまうのである!(いや、しつこいようですがウソですけどね)

さて、もう少しで連対10割、パーフェクトとなるこのデータだが、それを壊してしまった2頭、サクラエイコウオーとランニングゲイルは何が悪かったのだろう? ノーリーズンあたりに聞いてみるか。

ノーリーズン君、どうですか?

「弱いから」

あの〜、それじゃ身もフタもないんですが…。理由なんてないんでしょうか?

確かにサクラエイコウオーとランニングゲイルは弥生賞馬としては弱い部類に入るとは思うが…。そして、上表の弥生賞馬はダービーですべて3番人気以内に支持されているが、今年の弥生賞馬バランスオブゲームは3番人気以内にはなりそうもない。だから、バランスオブゲームはさらに弱そうではある。

しかし、問題は弱いとかそういうことではなく、上表の中でサクラエイコウオーとランニングゲイルにだけあって、他の8頭にはない戦歴は何かということだ。それによって、バランスオブゲームの取捨が見える気がするのである。

ただ、バランスオブゲームは弥生賞に定量戦化という大事件が起きた最初の年の優勝馬。その辺に特殊性があるのかもしれないが…。

ところで、バランスオブゲームはダビスタ作者・薗部博之氏がオーナー。ダビスタってあんまりやったことないんですけど、やっぱり弥生賞を勝つと、ダービーで連対しやすくなったりするのかな〜?
  《その後の一言》
ん〜と、ここには書きませんでしたが、「勝馬」その他では書いたり、喋ったりしましたが、バランスオブゲームは連対できないタイプの弥生賞馬だったんですね(まあ、自分がそう思ってるってだけですが)。「あるレース」に出走してる点がサクラエイコウオー、ランニングゲイルと共通していて、そこがカギなのかと。「あるレース」ってのは2歳戦ですが。

これで来年以降、「あるレース」に出走してない弥生賞馬がダービーに出てきて、きちんと連対してくれれば、定量化しても弥生賞馬の傾向は変わらんのだな〜とわかっていいんですけども。(H14.5.29)


 

■同一種牡馬の2頭横並びがちょっと気になる (H14.5.25)


昨日は書き忘れたが、弥生賞馬バランスオブゲームは皐月賞で1着同枠だった馬。これがダービーにどう関係してくるか、関係してこないかも弥生賞馬に関してちょっと気になる点ではある。

それは深く追求しないことにして、今日は種牡馬の話を簡単にしてみよう。最近のダービーでは複数の産駒を出走させている種牡馬がとにかく強い。いわゆる三大種牡馬が活躍しすぎていることが関係しているのだろうが、目下ダービーでは9年連続で複数の産駒を出走させている種牡馬の仔が連対しているのである。今年はサンデーサイレンスとブライアンズタイムが該当する…って、いつもながらの平凡な風景が展開しているわけだが、多頭数出し種牡馬といえば、今年のG1では多少気になる傾向があるのだった。

それは同一種牡馬の産駒が2頭横に並ぶと、そのうちの1頭が連に絡むという傾向?だ。

高松宮記念
4番 サクラバクシンオー産駒 トウショウリープ  
5番 サクラバクシンオー産駒 ショウナンカンプ 1着

桜花賞
5番 フジキセキ産駒 カネトシディザイア   
6番 フジキセキ産駒 ブルーリッジリバー 2着

オークス
3番 サンデーサイレンス産駒 チャペルコンサート 2着 
4番 サンデーサイレンス産駒 サクセスビューティ  

どこでもかしこでも大量出走のサンデーサイレンス産駒だけでなく、サクラバクシンオー産駒などもここに入ってきているところがなかなか渋い。そして、今年のG1で「同一種牡馬の産駒2頭横並び」はここに挙げた3レースしかないのである。もっとも、オークスに関しては同様の並びが上表の他に2ヶ所あったのだが…。

そこで、どうなることかと見守ったダービーの枠順確定だったが、サンデーサイレンス産駒が2ヶ所、ブライアンズタイム産駒が1ヶ所、計3ヶ所の「同一種牡馬の産駒2頭横並び」となった。オークスと似たような状態になったわけだ。となると、今回もそのうち、1ヶ所から連対馬が出るってことなんだろうか?
  《その後の一言》
1ヶ所だけ、ブライアンズタイムのところの並びが来て、後の2ヶ所の並びは連対せず。オークスと似た感じになりました。でも、それで優勝したのがタニノギムレット……。……。……。この件に関してはあまり語りたくないです。(H14.5.29)


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