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これが気になる、競馬のあれこれ




番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。


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平成14年4月分
■サーガノヴェルはヘリオス、アマゾンの仲間なのか? (H14.4.5)
■シャイニンルビーは三重苦を背負っている!? (H14.4.6)
■「増量馬」じゃなくても大威張り? (H14.4.12)
■似た馬が少ないモノポライザー (H14.4.13)
■マーチSの出馬表をもう一度眺めてみよう (H14.4.20)
■定量化初年度戦の優勝馬について (H14.4.27)


 

■サーガノヴェルはヘリオス、アマゾンの仲間なのか? (H14.4.5)


無傷のV3でニュージーランドTを迎えたサーガノヴェル。しかし、この馬の過去3戦はすべて1200m。せめて、1回ぐらい1400m戦を使ってくれていれば悩まなくてすみそうだし、あるいは3年ほど逆戻りしてもらえばニュージーランドTは1400mだったのだから、それほど悩まなかったことだろう。けれど、時間は逆戻らない。今回は同じ距離延長でも一挙に400mもの距離延長。果たして距離が保つのか? さあどうなる?といった状況にあるわけだ。

これに対する回答は今年の3歳重賞のヨコの流れから得られるんじゃないかと思っているが、ここではそれとは別にクリスタルC連対馬のニュージーランドTにおける成績を地道に整理してみたい。

クリスタルCの創設は昭和62年。それ以降、1回だけ東京芝1400mで行われているが、あとはずっと中山芝1200mで行われている。一方、ニュージーランドTは東京芝1600mとか、東京芝1400mとか、中山芝1600mとか、色々条件が変わっているが、え〜い、めんどくさい、それらの変更はすべて気にせず、とにかく昭和62年以降、クリスタルC連対馬のニュージーランドTでの成績を見てみると…

【1.1.0.15】 連対率6%

う〜ん、予想以上に成績悪いのね!といったデータになっているのだった。

それでは、全体成績が悪い中、何とか連対した2頭はどんな馬かというと…

馬 名 成 績
H2 ダイタクヘリオス 1番人気2着
H6 ヒシアマゾン 1番人気1着

おお〜、さすが、なかなかの実力馬となっているわけだ。そして、この2頭と他のニュージーランドTを連対できなかったクリスタルC連対馬15頭を比べると、「クリスタルC以外の重賞で連対している」という条件が浮かび上がってくる。連対できた上記2頭はこの条件を満たし、連対できなかった15頭でこの条件を満たしていた馬は1頭もいなかったのである。

それでは、上記2頭が連対していたクリスタルC以外の重賞というと…

ダイタクヘリオス 阪神3歳S 2着 芝1600m
シンザン記念 2着 芝1600m
ヒシアマゾン 京成杯3歳S 2着 芝1400m
阪神3歳牝馬S 1着 芝1600m
京成杯 2着 芝1600m
クイーンC 1着 芝1600m

両馬とも芝1600mの重賞をキッチリ連対している。だから、クリスタルC連対馬といっても、距離不安などまったくなかったのである。

サーガノヴェルはクリスタルC以外にもフェアリーSで重賞連対を果たしているので、その点ではヘリオス、アマゾンの仲間と言えるのだが、フェアリーSは芝1200m戦。ヘリオス、アマゾンとは違うのでは?という考えも成り立ちうる。というわけで、このデータだけだと、サーガノヴェルの取捨にはやっぱり迷っちゃう、といったことになるのである。
  《その後の一言》
いや〜、サーガノヴェルは1000m55秒9って、根っからのスプリンターのような恐ろしいペースでぶっ飛ばしましたが、それでも2着に粘り込み。「クリスタルC以外の重賞で連対している」って条件で良かったようです。(H14.4.11)


 

■シャイニンルビーは三重苦を背負っている!? (H14.4.6)


大混戦と言われ、波乱ムードが漂う今年の桜花賞。前日最終段階で単勝1番人気は3.1倍のシャイニンルビーとなっている。しかし、この馬はどうにも桜花賞にふさわしくない感じがするんだよな〜。

まず、クイーンC組が桜花賞で不振というのはよく知られた話だが、昭和59年以降で実際の数字を出してみると次のようになる。

クイーンC出走馬 【1.2.3.43】 連対率6%
クイーンC1着馬 【0.1.0.12】 連対率8%
(昭和59年以降)

まあ、絶対に来ないということではないが、かなり低調な成績なのは確かである。

そもそも関東馬というだけで、桜花賞は好走するのが難しい。関東馬はもう15年も桜花賞を勝っていないのである。昭和59年以降の関東馬の成績を出してみると…

関東馬 【2.5.5.81】 8%
(昭和59年以降)

7連対しているのだから、箸にも棒にもかからないわけではないが、連対率8%はやはり低率だ。昔はそれでもまずまず関東馬も健闘していたのだが、G1の阪神JF(旧阪神3歳牝馬S)ができて、牝馬路線の主導権が完全に関西へ移ってからは関東馬が大不振となってしまった。大不振となってからの数字も出してみると…

関東馬 【0.2.3.40】 4%
(平成4年以降)

連対率は半分の4%になってしまうのである。桜花賞に限らず、最近は関東馬がとにかく全般的に弱いというのも確かだが、それにしても…という数字になっている。

そして、桜花賞ではどうもコース経験が重要なようだ。これが、関東馬が弱い一因となっているのではないだろうか。昭和59年以降、桜花賞は2回だけ京都で行われているが、通常は阪神での施行。そして、本番と同じコース(通常は阪神、平成3、7年だけ京都)の芝を未経験だった馬というのは…

本番と同コースの芝未経験馬 【0.2.4.58】 3%
(昭和59年以降)

上の数字にはもちろん関東馬も関西馬も混じっているのだが、これまで色々出してきたデータの中で最も低い連対率となっている。だから、「桜花賞では関東馬が弱い」というよりも「桜花賞ではコース経験が重要」といった方がより本質に近づいているのではないかと思ったりするのである。

シャイニンルビーはクイーンC組の関東馬で阪神未経験。桜花賞では三重苦を背負ったような存在と言える!? といっても、上のどのデータも連対馬が完全にゼロというものはないし、ここで挙げなかったことで、シャイニンルビーにいい材料もなくはないのだが、とりあえず、この馬を本命にはしたくないな〜と思うのである。
  《その後の一言》
シャイニンルビーは2着とハナ差の3着。かなり頑張りましたが、連対はできず。2着は関東馬のブルーリッジリバーで、関東馬はまたも優勝はできなかったけど、2着には来ましたね〜。ブルーリッジリバーは阪神芝経験はあったけど、クイーンC出走馬ではあったんですけどね。(H14.4.11)


 

■「増量馬」じゃなくても大威張り? (H14.4.12)


マイラーズCはG2の別定戦。G2別定戦というと、基本斤量より増量されたいわゆる「増量馬」が活躍するものだが、マイラーズCではどうなっているのだろうか? グレード制が導入された昭和59年以降の成績を調べると次のようになる。

マイラーズC 【4.5.5.26】 連対率23%

マイラーズCの別定規定は途中で変わっているので、分けて集計した方がいいのかもしれないが、まあ、細かいことは言わず、ざざっと大体の概略をつかんでくださいよーといったことで出てきたのが23%という連対率。これを持って、増量馬は直ちに消し!とはもちろん言えないが、優秀な成績とも言い難いだろう。増量馬は実績があるので、人気になりやすいわけだし…。

でも、増量馬の成績なんてこんなもんじゃないの?という疑問もあるかもしれない。そこで、マイラーズCと同じ春季番組のG2賞金別定戦で、増量馬の成績を調べてみよう。

AJCC 【6.9.4.20】 連対率38%
京都記念 【4.8.5.7】 連対率50%
中山記念 【7.7.5.14】 連対率42%

上表でAJCCと中山記念は昭和59年以降、京都記念は別定戦となった平成6年以降の数字となっている。レースによって多少差はあるものの、どれもマイラーズCより増量馬の成績は良い。マイラーズCと違って、増量馬の中から軸馬を選ぶという堅実な作戦が成立しそうな感じだ。

けれど、マイラーズCでは増量馬じゃなくてもまったく臆するところはないのだ。だから、今年は増量馬でない馬から軸馬を選ぼうと考えているのである。
  《その後の一言》
今回の増量馬は…

馬 名 性齢 斤量 増量 成績
ダイタクリーヴァ 5牡 59キロ 2キロ増 2番人気8着
ジョウテンブレーヴ 5牡 58キロ 1キロ増 4番人気3着
ローズバド 4牝 56キロ 1キロ増 6番人気9着

見事なまでに全馬連対できませんでした。で、自分が本命にしたのは増量馬じゃないミレニアムバイオ。これで的中することができました。

一昨年の日程変更で、中山記念出走後にマイラーズCへ出走するローテが可能となり、一昨年は中山記念組の出走がなかったものの昨年は…

1着ジョウテンブレーヴ 中山記念2着馬
2着メイショウオウドウ 中山記念4着馬

中山記念入着馬がいいかな〜という具合になってたわけですね。そして、今年のミレニアムバイオは…

1着ミレニアムバイオ 中山記念4着馬で、かつ2着同枠馬

このようになってたわけです。これが本命をミレニアムバイオにした理由の一つ。(H14.4.17)


 

■似た馬が少ないモノポライザー (H14.4.13)


ハイレベルの激戦と言われる今年の皐月賞。その中で唯一、無敗なのが3戦3勝のモノポライザーだ。

桜花賞で後藤騎手は当初武豊騎手が乗る予定だったオースミコスモに騎乗。けれど、あれだけ堅実無比だった馬を惨敗させてしまった。皐月賞のモノポライザーも武豊騎手騎乗予定だった馬で、同じ状況にあるわけだが、後藤騎手の心境や如何に?

骨折から予想以上に早く復帰してきた武豊騎手は今週の追い切りでモノポライザーに騎乗。「追ってからの反応が抜群にいい。いい感じに仕上がっている。ケイ古だけでなく、競馬にも乗りたくなってきた」などと言ってるようだが、武豊騎手だって厳しいプロの世界に生きる人。本音を素直にベラベラ喋るだろうか。仮に仕上がり一息と感じても、好仕上がりと言っておく。それで後藤騎手が乗って、惨敗し、その後、武豊騎手が乗り替わって好走すれば、サスガ武豊!と、武豊騎手の評判はますます上がるばかりだろう……などというのはヒネクレ者の妄想にすぎないだろうが、それにしてもモノポライザーというのは困った戦歴の持ち主に思えるのである。

まず、前走が1月。こういう馬が皐月賞に出てくるのが珍しい。どれぐらい珍しいか、昭和59年以降のデータを調べてみると…

前走が1月の馬 【0.0.0.2】

該当馬はたった2頭しかいないのである。たくさん出ていて、好走していないというなら、バッサリ切れるのだが、話はそう単純でもないのだ。では、前走がそれ以前の馬を調べてみると…

前走が12月以前の馬 【0.0.0.6】

つまり、3歳になってから一度も走ったことのない馬だが、これも6頭だけと頭数は多くない。そして、当然のように好走した馬もいない。

では、前走2月の馬はどうだろうか?

前走が2月の馬 【1.1.1.15】

こうなるとかなりサンプル数も増える。そして、連対した馬も平成2年のハクタイセイ、昨年のダンツフレームと2頭出ている。前走が2月というのは好材料とは言えないが、脈があるとは言えるわけだ。すると、前走1月はどうなるのか…結局、判断は難しいのである。

また、モノポライザーは無敗馬だ。無敗馬だから、他の不利な条件を振り切って好走してしまうこともあるのではないか?と考え、今度は無敗馬について調べてみた。といっても、新馬→500万を勝っただけの無敗馬は明らかに格落ちだろうから、オープンクラスに勝ち鞍のある無敗馬に限ってみることにする。すると、昭和59年以降、オープンクラスに勝ち鞍のある無敗馬は…

オープンクラスに勝ち鞍のある無敗馬 【5.0.1.5】

必ずしも、無敗馬が無敗のまま突っ走るとはいかないようだが、それでも成績はまずまず良い。けれど、この中で勝った5頭はいずれも皐月賞トライアルを勝っていた馬だったのだ。皐月賞トライアルを勝っていない無敗馬は【0.0.1.3】で連対ゼロとなるのである。といっても、これも該当馬は4頭だけでサンプル数が十分とは言えないのだが…。

結局、モノポライザーは過去に同種の馬が少ない変わった戦歴の持ち主なのである。だから、同一サンプルを基にして、取捨を考えるのが難しいのだ。けれど、この馬は何だかずいぶん人気なんで、とりあえず人気に見合うだけの好材料は見当たらないな〜などと思うのだが…。
  《その後の一言》
仕上がり良好を伝えられたモノポライザーはローマンエンパイアとハナ、クビ差の大接戦。って16着に大敗なんですけど…。まあ、これでダービーで武豊騎手に手綱が戻って好走すれば、ここで書いたうがった見方が現実のものに………なるより、武豊騎手はノーリーズンに乗りそうだなぁ(^^;) (H14.4.17)


 

■マーチSの出馬表をもう一度眺めてみよう (H14.4.20)


さて、問題です。地方競馬で行われるいわゆる「ダート交流重賞」(統一グレードレース)は年間何レースあるでしょうか?

答は2002年1〜12月で44レース。これを書くために今、調べてわかりました。ずいぶん増えたもんですね〜。

では、その中でハンデ戦は何レースあるでしょうか?

答はゼロ。一つもないんですね。


地方競馬も含め、ダートグレードレースの数は飛躍的に増え、ダート馬にはいい時代が来たものだが、地方競馬の場合、ハンデがつけにくいということなのか、ハンデ戦が一つもない。ハンデ戦が大好きというハンデキャップホースのダート馬にはちょっと恵まれない状況となっているのである。

では、中央のダートハンデ重賞はいくつあるのか? ゼロではないが、こちらも数は少なく、年間3レース。中央ダート重賞の数自体がそれほど多くないということもあるが、やはりあまり行われていないのである。ふと気づいてみると、ダートのハンデ重賞というのは非常に貴重な存在だったのだ。

明日はその珍しいダートハンデ重賞の一つ、アンタレスSが行われる。ダート1800mのハンデG3というレースだ。けれど、ダート1800mのハンデG3というと、ついこの間、やったばかりじゃなかったか? そうなのだ。たった1ヶ月前に行われたマーチSもダート1800mのハンデG3だったのである。

ダートのハンデ重賞自体が珍しい存在というのに、さらに距離も同じレースがこれだけ近い時期にあるのはずいぶん片寄った番組編成ではないだろうか? それも3年前まで、マーチSとアンタレスSの施行時期は近いながらも、もうちょっと離れていたのである。それが2年前からさらにグ〜ンと近づいたのだ。

で、日程変更後、ここ2年のアンタレスSでは当然のようにマーチS組が3連対と活躍しているわけだが、この連対馬3頭には際立った特徴がある。

馬 名 マーチS アンタレスS
H12 スマートボーイ 2着 1着
ホーマンスピリット 2着同枠 2着
H13 スマートボーイ 1着同枠 1着

上表のようにアンタレスSで連対したマーチS組3頭は、いずれもマーチSで連対枠に入っていた馬だったのだ。マーチSの出馬表をもう一度眺めてみようと思うアンタレスSなのである。
  《その後の一言》
今回、マーチSで連対枠に入っていた馬は3頭出走してたんですが…

馬 名 マーチS アンタレスS
マンボツイスト 1着 9着
スマートボーイ 2着 15着
タガノフォーティ 2着同枠 12着

どれもサッパリの成績に終わってしまいました。自分としてはタガノフォーティ◎だったんですが、どうも、この馬、オープン大将の雰囲気が濃くなってきた感じ。

マーチS組は2着に来たものの、それがマーチSで連対枠には入ってなくて、14着に惨敗していたアルアランだったとは…。(H14.4.24)


 

■定量化初年度戦の優勝馬について (H14.4.27)


競馬番組表を見ていると、何でこのレースはこういう規定で行われているのかと疑問に思うことが色々ある。弥生賞と有馬記念がその昔、馬齢戦だったこともその一つだ。

3歳G2は通常定量戦で行われている。ところが、弥生賞だけは馬齢戦で行われていたのだ。また、3歳のG1、古馬のG1も通常定量戦で行われているが、有馬記念だけは馬齢戦で行われていた。

けれど、番組改革の波が押し寄せ、この不思議な2レースもついに馬齢戦から定量戦となった。そして、平成14年、定量戦となった最初の弥生賞を勝ったのはバランスオブゲームだった。そのバランスオブゲームは続く皐月賞でどういう枠に入っていたのか?

1枠 1番 バランスオブゲーム  
2番 ノーリーズン 1着

皐月賞のバランスオブゲームは1枠1番。そして、彼の同枠左隣にいた馬は大波乱を巻き起こしたノーリーズンだったのである。

となると、平成13年、定量化初年度の有馬記念を勝ったマンハッタンカフェは春の天皇賞でどうなるのだろう?ということになる。

3枠 3番 ホワイトハピネス
4枠 4番 マンハッタンカフェ
5枠 5番 ナリタトップロード


マンハッタンカフェは単枠となってしまったので、マンハッタンカフェ自身が連対するのか? あるいは今度も左隣を連対させ、ナリタトップロードとなるのか? まさか、逆側の隣でホワイト「ハピネス」? 「GOOD LUCK!」ってことだろうか?

なんて、悩むことになるので、いっそのことマンハッタンカフェ付近ではない馬に重点を置いてみようかとか、色々考えてしまう天皇賞(春)なのである。
  《その後の一言》
悩んだ結果、自分の◎はジャングルポケット。相手をナリタトップロード1頭に絞り、本線の馬券をワイドにしました。これはここに書いたこととは別のネタが主な理由となります。ここ2年の天皇賞の出目とか、そういったことからですね(まあ、他にも色々色々考えましたが…)。

本命馬券のワイドは実は効率がいいかなと日頃思ってます。理論的には馬連の3分の1しかつかないはずのワイドが、本命サイドではそれ以上つくことが多いですからね(穴馬のワイドを買う人が多いってことでしょう)。でも、マンハッタンカフェがズバリ来て、実際の配当が出てみると、馬券の狙い方を間違ったかなという気もしたりして…(^^;) (H14.5.1)


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