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番組表ネタに限らず、ふと気になったあのこと、このこと、色々と書いていきますが、新聞・雑誌等で書いたこととはあまり重複しないようにしていますので、ご了承ください。 |
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平成13年6月分 |
■ユニコーンSは相変わらず怪しいのである (H13.6.2) ■ブラックホークの隣をめぐる諸説紛々 (H13.6.2) ■東京ダービーと日本ダービーのよく似た枠順 (H13.6.6) ■降級するはずのなかった馬が… (H13.6.8) ■取り消した馬の隣がちょっと気になる (H13.6.9) ■ジリジリと降級を待つ?ジリ脚馬 (H13.6.15) ■プロキオンSのポイントは何か? (H13.6.16) ■「イチかバチか」で走るアンブラスモア (H13.6.22) ■”ルドルフ超え”がついにあの人の口から… (H13.6.23) ■宝塚記念で勢力を伸ばし始めたある種の馬とは? (H13.6.23) ■「コマンダー」が気になるレース (H13.6.29) |
■ユニコーンSは相変わらず怪しいのである | (H13.6.2) |
「恐るべき出世レース、ユニコーンS」と書いたのは昨年のマイルCSが終わった後。なにせ過去5回のユニコーンS優勝馬はすべてその後G1を勝っているというのだから大変なもんなのである。 で、そのユニコーンS、今年は秋から春へ大移動して、もうやっちゃうわけなのだが、それが安田記念と同じ週で、そこに昨年のユニコーンS優勝馬アグネスデジタルが出てくるというのもちょっと気になることではある。 それはそうとして、ユニコーンSが出世レースだった一つの理由、それは前にも書いたことだが、定量戦で行われていたことにあるだろう。G1およびG1トライアルの3歳(旧4歳)重賞でこのレースはどういうわけだか、唯一怪しく定量戦で行われていたのだ。 けれどねぇ、今年はこのユニコーンS、別定戦になっちゃったわけですね。だから傾向が変わっても不思議ないなぁという気がしなくもない。けれど、その別定規定が変わってて、なんといわゆるグレード別定戦になってしまったのだ。3歳のG3なんていうのは、たとえば「馬齢重量から収得賞金1600万毎1キロ増」なんていう賞金別定戦ばかりなのだが、今年のユニコーンSは「馬齢重量からG1 1着馬2キロ増、G2 1着馬1キロ増」という古馬G2並みの別定規定になっているのである。しかも、ご丁寧に「ただし、2歳時の成績を除く」なんて古馬戦でお約束の項目もキッチリついてたりする。 そんなこと言っても、古馬戦じゃないんだから、2歳時の成績まで除いちゃったら該当する馬が出てくることなんてほとんどないんじゃないだろうか。ここまでにダートのJRA3歳限定重賞はないわけだし。 やっぱり、ここはジャングルポケットあたりに連闘で出てきてもらって…とか考えてるのだろうか?(笑) 考えてみれば、この規定で一番得したのはジャングルとも思えるのである。ダービーを勝ったジャングルの収得賞金は1億2250万円。ユニコーンSが普通のG3らしく、「収得賞金1600万毎1キロ増」なんてことだったら、ジャングル君はなんと62キロ!を背負わなくてはならない。それが現状の規定なら57キロで許してもらえることになるのだ。もっとも、昨年と同じ定量戦ならみんなと同じ56キロという軽さになるわけだが。 てなわけで、ユニコーンSは別定戦に替わっても相変わらず怪しいなぁと感じる今日この頃なのである。 |
《その後の一言》 |
結局、「収得賞金1600万毎1キロ増」の規定だったら、1キロ増になっていたはずの馬がワンツー。斤量的にお得な実績馬が好走したってわけですね。とはいえ、同タイプの馬は他に3頭ほどいましたが。株のことはよく知らんけど、ナスダックってもう落ち目というか、評判倒れじゃなかったでしたっけ? その割に?ナスダックパワーは強かったなぁ。別定戦に替わったユニコーンSだけど、その優勝馬はやっぱりその後も活躍してしまいそうな気がしてきた…。(H13.6.4) |
■ブラックホークの隣をめぐる諸説紛々 | (H13.6.2) |
安田記念のことを色々調べていたら、ブラックホークは3着になり、その同枠馬が連対するのではないか!という気がジワジワとしてきたのである。というのは一昨年のシーキングザパール、昨年のキングヘイローと今年のブラックホークの戦歴がよく似ていたからだ。 シーキングザパールとキングヘイローには(1)前年スプリンターズS3着以内、(2)同年高松宮記念連対という共通点があった。そして、共に安田記念を3着して、なおかつ同枠馬を連対させていた?のである。まあ、これだけなら大した一致でもないが、両馬にはさらに(3)前年安田記念出走歴もあり、といっても、これだけでも大したことはないが、さらにさらに(4)前年安田記念で連対馬の隣枠に入っていたという共通点まであったとなれば、結構大したものであって、ヒジョーによく似てるかなと思うのだ。 そして、ブラックホークはこの(1)〜(4)をきれいにすべて満たしているのである。 さらに言えばここ2戦のブラック君は…
このように隣の馬を連対させることが得意になりつつあったのだ。こうなると、いかにもブラック君が3着になり、その同枠馬が連対する気がしてくるではないか! そして、枠順が確定してみると、ブラック君は8枠17番。右隣のダイワカーリアンはもうお爺さんだからなぁ、連対まではないんじゃないかなぁ〜、となると左隣のメイショウオウドウか。でも、マイル戦で行われたマイラーズCの出走馬はあんまり安田記念で来ないんだよな〜、でも来るとしたらこっちだよなぁ〜などと思っていたのである。 しかし、それではダービーとまったく同じことになってしまう。ダービーの8枠17番には金子真人オーナーのクロフネが入り、その隣の大外18番ジャングルポケットが1着。今回も8枠17番に金子真人オーナーのブラックホークが入り、その隣の大外18番が連対なんてことになるんだろうか? そんなこんなで、少々この考え方に疑問を感じ始めたところで、すっからか〜んと忘れていたあることを思い出したのだった。 実はこのワタクシ、「ブラックホークの安田記念はズバリ7着!?」なんて大胆不敵な予想を2ヶ月以上も前にしていたのである。 そして、さらに色々調べてみると、前記(1)〜(4)を満たす馬には平成8年のビコーペガサスもいることが判明。そのビコー君は3着にはならなかったし、同枠馬が連対もしていないことがわかったのだ。 てなわけで、「ブラックホークが3着、なおかつ、その同枠馬が連対説」は急速に勢いが衰え、ダメかな〜という方向へ流れ始めたわけである。 しかし、考え直してみると、ブラックホークの隣説というのはちょっと違った形で生きながらえるかもしれないなぁ〜という気もしてきたのだった。
ブラック君は安田記念に過去2回出ているのだが、2回ともその隣枠が連対しているのである。 そして、ここ2戦のブラック君は「隣馬」を連対させていたと書いたが、
実はこれは「隣枠」を連対させていたとも解釈可能だったのだ。となれば、今回もブラック君の「隣馬」ではなく、「隣枠」が連対すると考えて良いのかもしれない。 さらに、もしこうなればかなりできすぎた話だと思うのだが、先ほどのブラック君の出走した安田記念の枠順に戻ってみよう。2年ともブラック君の隣枠の馬が連対しているが、さらに言えばブラック君の2つ隣の馬が連対しているとも言える。そして、その2頭はどちらもカク外馬だったのである。 そして、今年。ブラック君の隣枠で、なおかつ2つ隣に当たる馬には………なんと、カク外馬がキッチリ入っていたのである! |
《その後の一言》 |
当HPをいつも愛読して頂いている方が見たら、皐月賞のエアデジャヴー、いや皐月賞のデジャヴーを見るかのような安田記念だったのではないか。あの時は「ダンツ君のお隣がちょっと気になる理由」な〜んて書いたら、ダンツ君本人が来ちゃったのだった。そして、今回、「ブラックホークの隣をめぐる諸説紛々」なんて書いたら、ブラック君本人が激走! あ〜ぁ、まったく何やってんだか。 「ブラックホークの安田記念はズバリ7着!?」なんて書いてみたり、私にはこのブラック君を基本的にバカにする気持ちがあったのかもしれんなぁ。スマン、ブラック君、キミは強かった。 それにしても上に書いた(1)〜(4)を満たす馬の枠から3着馬と連対馬1頭が出たことに変わりはない。こういうのはワイドゾロ目って言うんですか? 安田記念は3年連続でそういう結末となってしまった。よくできてるなぁ〜と終わってみてから思うのだが、それなら当てろよ!と言われてしまいそうだ。前にも「一組隣り合い、残り一つ仲間はずれの法則?」なんてことを書いたが、今春のG1は隣り合った2頭が1〜3着のどれかを占めるパターンが何だか多い。 マル外開放元年がさんざん話題になったダービー。そこで8枠17番に入った金子真人オーナーのマル外「クロ」フネがコケ、そんなことは早くも忘れかかった翌週の安田記念で8枠17番に入った金子真人オーナーのマル外「ブラック」ホークが優勝。ドラマだなぁ。(H13.6.4) |
■東京ダービーと日本ダービーのよく似た枠順 | (H13.6.6) |
明日は南関東三冠の最終戦・東京ダービーが行われる。ここまで6戦6勝、無敗で二冠を制したトーシンブリザードが、アグネスタキオンの分までも頑張って?、三冠馬となるかどうかが焦点だ。 しかし、なんとな〜く露骨にうさんくさい枠順なんだよな〜。一冠目の羽田盃、二冠目の東京王冠賞と共に1、2番人気で1着、2着して、何の波乱もなくここまでたどりついたトーシンブリザードとフレアリングマズル。今回も当然のようにこの2頭が1、2番人気になるわけだが、前走東京王冠賞で8枠に揃って入っていた両馬が、またしても8枠に揃って入ってしまっているのである。 地方競馬のことはよくわからんが、その昔あった「外枠希望」という制度は今はないらしい。念のため、大井競馬場へ問い合わせたら、「これは抽選で決まったんです。たまたまこうなっただけです」とのご説明。ホントかいな〜。 というわけで、厳正なる抽選によって、今世紀最初の東京ダービーは日本ダービーと同じく、大外8枠に1、2番人気馬2頭が奇しくも同居することとなった。さて、その結末や如何に? |
《その後の一言》 |
トーシンブリザード、無敗で三冠達成! 中央にばかり注目していたら、結局、無敗の三冠馬が誕生したのは南関東だったってことですね。といっても、東京王冠賞2着のフレアリングマズルは3着に落ち、8−8のゾロ目にはなりませんでしたけどねぇ。替わって、東京王冠賞3着のゴッドラヴァーが2着。日本ダービーと微妙に似ているような、そうでないような…。(H13.6.7) |
■降級するはずのなかった馬が… | (H13.6.8) |
早いもので、明日から函館では夏季番組がスタート! そのメインはTVh杯だが、クラス再編直後の若干混乱状態に加え、いまだに尾をひく馬齢表記の変更が混乱に拍車をかけ、さらに従来の900万クラスが今夏から1000万クラスに変わるってことで、アタマの中は大混乱!となっているのである! などというのは大げさとしても、900万→1000万の変更がレースにどのような影響を及ぼすか、ちょっと興味深いところではあるのだ。 昨年までクラス再編後の900万クラスでは次のような3世代の世代間抗争が起きていた(昨年のことだけど、メンドクサイので馬齢は新馬齢表記)。
で、大体において、クラス再編直後は(2)の4歳降級組が強いという、いわば当たり前の傾向が出ていたわけである。最近現級を勝った馬がいたり、準オープンで2着、3着していたような馬が出てくるわけだから、当然と言っていいだろう。 ところが、今年はこれが次のように4つに分かれることになったのだ。
900万クラスが1000万クラスに変わった影響で、5歳以上で収得賞金1801万〜2000万の馬が準オープンから900万に降級することになったのである。もう一生、降級するはずのなかった馬が制度の変更で降級したわけである。 じゃあ、こういう馬は買いなのか?と言われると、そんなことは一概には言えないわけだが、どんな時に買いになるのかちょっと見守ってみる価値はあるかもしれない。 ちなみにTVh杯に(4)のニュータイプは3頭出走する。フジミパルテノンは昨秋900万を卒業した後、1600万を16着、16着と華々しく負け、格上挑戦のオープンでも16着。エレガントレガーロは昨秋900万を卒業した後、1600万で14着と惨敗。タックンは900万を時間をかけて卒業した後、15、13、8、14、11着。どれも頼りになりそうにないなぁという感じだが、エレガントレガーロは夏の北海道で鉄砲勝ちを決めたことがあり、ちょっと注目してみてもいいかも。 |
《その後の一言》 |
1着馬ケイアイワールドは1600万で3着のある馬、2着馬グラスベンチャーは1600万で2着のある馬。上のクラスで好走していた2頭のワンツー。「(2)の4歳降級組が強いという、いわば当たり前の傾向」となっちゃいました。(4)のニュータイプはフジミパルテノンが7着、エレガントレガーロが12着、タックンが11着。1600万からただ下がってきただけじゃあダメだよって感じの結果になりましたねぇ。とりあえず今回は。(H13.6.11) |
■取り消した馬の隣がちょっと気になる | (H13.6.9) |
取り消した馬の隣が来るという説はよく聞くが、本当のところはどうなんだろう? とりあえず、今年の重賞について調べてみよう。
ご覧のように確かに取り消した馬の隣はよく来ているようではある。ただ、ちょっと余計なものも紛れ込ましたのだが、シンボリインディは「取消」ではなく、「除外」である。発走直前にゲート内で暴れてしまったものだから、この場合は前もって除外馬の隣を買っておくか!なんてことはどんなに頑張ってもできなかったわけだ。 それと、根岸Sも雪で延期になって組み直した枠順によるもので、当初の枠順通りなら取り消し馬の隣作戦は成り立たない。 といっても、このように取消・除外馬の隣が来てる例が揃うと、ファルコンSの取り消しはどうしても気になってしまうんだよなぁ。
自分が戦歴的に良いと思った馬は取り消し馬の隣には入らなかったので、ちょっと気が気ではないのだが…。それと、ニュージーランドTで隣馬を連対させる?張本人となったラモンターニャもここに出走しており、これもちょっと気になる点ではある。 さてさて、取消馬の隣馬はまたも激走するのだろうか? |
《その後の一言》 |
う〜む、なんともやられた〜って感じ。このレースを取り消したリトルソルジャーの隣ではなく、前走取り消し馬ラモンターニャの隣が来るとは…。ちなみに上の文章は半酩酊状態で書いてまして(^^;)、ちょっとわかりにくかったかもしれませんが、今年になってから重賞で取り消し馬(除外馬を含む)の隣が連対した例だけを抜き出したわけではなく、今年になってから重賞で取り消した馬(除外馬を含む)が出た場合、それをすべて書き出したものです。ってことで、これまで一つの例外もなく当てはまってたんだから、なかなかの「法則」だったんだけどなぁ。微妙に変化したわけですね。 それと、自分が戦歴的に良いと思った馬ってのはゴール寸前3着に落ちてしまったカルストンライトオ。昨年2着ダンツキャストとソックリの戦歴だと考えてました(『勝馬』にそう書いた)。そして、そのカルストン君を差したのがロッキーアピールでしたが、なんとまたも金子真人さんの馬! この方はホントに毎週毎週、止まることを知らないんでしょうか? ただ、エプソムCでは金子さんのブラックタキシードがかわいそうなことになったようでしたが…。(H13.6.11) |
■ジリジリと降級を待つ?ジリ脚馬 | (H13.6.15) |
今夏から900万クラスが1000万クラスに変更。その影響で「5歳以上で収得賞金1801万〜2000万の馬が準オープンから900万に降級することになったのである。もう一生、降級するはずのなかった馬が制度の変更で降級したわけである」と先週書いたが、現在中央競馬は春季番組と夏季番組の端境期。函館は夏季番組だが、福島・阪神は春季番組という状況になっている。というわけで、今の春季番組には「従来のルールだと降級するはずのなかった馬で、夏季番組に入ると降級予定」の馬が出走してくるわけだ。 明日の阪神、水無月Sではオカノスピカが唯一このタイプ。このスピカちゃん、1600万ではもう21回も走っていて、17回までが6着以内。滅多に惨敗しないのだが、勝ったことも一度もないというジリ脚馬なのである。1600万在籍は休むことなく、すでに1年3ヶ月あまりになる。 前走3着と復調気配のスピカちゃん、さらに今回の鞍上はオーストラリアの若手一流ジョッキーらしいクリス・マンス騎手だというのだが、まさか、マンス騎手が豪腕を振るいまくって、ジリ脚馬を突き抜けさせるようなことはないだろうな〜。ここを「無事勝たなければ」、スピカちゃんには待ちに待った降級が待ってるというのだから…。 |
《その後の一言》 |
オカノスピカはキッチリ5着と入着まで。これで待望の降級が見えてきた。春季番組、あと3週間。やっぱりこのタイプの準オープン馬は単勝買っちゃ〜いけないんだろうな〜。(H13.6.18) なんて書いてたら春季番組最終週、ストークSでオカノスピカ優勝! う〜む、どうなっているのか…。(H13.7.9) |
■プロキオンSのポイントは何か? | (H13.6.16) |
プロキオンSのポイントはどこにあるのか? これはやっぱり、一昨年の優勝馬タヤスケーポイントにあるんじゃないかと思うのである。なぜかって? そりゃ〜やっぱり、タヤスケー「ポイント」だからなぁ〜というくだらんダジャレは置いとくとして、まずはタヤス君の勝った一昨年の枠順から振り返ってみよう。
そうそう、あの時はゾロ目だったんだよな〜。ってことはタヤス君は連対したが、その同枠隣馬が連対したとも言えるわけだ。それではその翌年、つまり昨年はどうだっただろう?
残念ながらタヤス君の連覇とはならなかったが、その同枠隣馬が連対したことには変わりなかった。 となると、タヤス君の入った今年の6枠は俄然怪しさを増してくるのである!
といっても懸念材料もなくもない。一つは昨年タヤス君の隣が連対したのはタヤスケーポイント自身がポイントだったわけではなく、「前年優勝馬」がポイントだったかもしれないってこと。そうだとすると、今年のタヤス君は前年優勝馬ではないので関係なし!ってなことになっても仕方ないのである。 もう一つの懸念材料は最近当コラムで「○○の隣馬が云々」などと書くと、期待した隣馬は全然走らず、○○自身が走っちゃったりするパターンがよくあることなのだが…(苦笑) |
《その後の一言》 |
ありゃ〜、タヤスケーポイントの同枠隣馬走ったじゃない。でもね〜、実は自分の◎ネオポリスなんだけど。もつれたけど何とか3着確保…う〜ん、微妙にできなかったかな〜、あのウチにいる5枠の馬なんだろ? え、何? トシザミカ? こんなの走ったの? これが3着かよ。おいおい、これもタヤスケーポイントの隣じゃね〜か。え、ブロードアピールが勝って低配当だと思ったら、レイズ=トシザのワイドは万馬券!!!!! いやいや、こりゃ、参りました(笑) (H13.6.18) |
■「イチかバチか」で走るアンブラスモア | (H13.6.22) |
それにしても、アンブラスモアという馬は「○○オープン」が好きなんだよなぁ。これまでテレビ愛知オープンを2勝、吾妻小富士オープンを2勝、「○○オープン」を計4勝もしているのである。おそらくこれは中央競馬史上に燦然と輝く、当分破られない記録だろう。 それでは明日の吾妻小富士オープンでも来てしまうのか?というと、ちょっと不安な感じもある。もちろん、ここで言いたいのは体調がどうのとか、同型馬がどうのとか、萩本欽一がどうのとか、そういった常識的な話ではなく、もっと怪しげな話である。 まず、単純に吾妻小富士オープンでのアンブラス君の成績を振り返ってみると…
はなはだ単純な話で恐縮だが、「イチかバチか」といった状況になっているわけである。となると、今年は8着?なんていう気がしなくもない。 それと、昨年の吾妻小富士オープンには前年の吾妻小富士オープン優勝馬タマルファイターが出走していたのだが、その枠順は次のようになっていて…
タマル君の隣にはアンブラス君がいて、タマル君自身は凡走。隣にいたアンブラス君の方が優勝してしまったのである。なんとな〜く、前年優勝馬より、その隣の馬の方がいいんじゃないの?というムードがなくもないのだ。 そして、もう一つ。以前、「信じる者は救われる」で書いた「小倉記念は○○オープンがお好き?」というやつだ。これを考えると、アンブラス君が狙っているのは吾妻小富士オープンではなく、小倉記念?という気もしなくもないのである。 |
《その後の一言》 |
アンブラスモア、クビ差で負け。惜しいな〜、実に惜しい。あとクビだけ届けば8着だったのにな〜。実にキレイな「イチかバチか」状態となったのに…。結局、アンブラス君は9着でした。(H13.6.25) |
■”ルドルフ超え”がついにあの人の口から… | (H13.6.23) |
個人的にはそんなに強いとはどうしても感じられないテイエムオペラオーだが、すでにG1は7勝。これはあのシンボリルドルフと並ぶG1最多勝の記録だ。そして、明日の宝塚記念を勝ってしまえば、G1 8勝の新記録となる。と思っていたら、今日の夕刊フジにこんな記事が載っていた。「ルドルフを超える、せっかくのチャンスやからな」。週ナカを通して強気だった岩元調教師は、金曜日の朝、ついに”ルドルフ超え”にも触れた。おお〜、競馬番組表ファンには感慨深い言葉?”ルドルフ超え”が岩元師の口から直接出たとは…。だから、どうなんだ?と言われても、別に何もないのだが、ちょっと気になることだったので…。 |
《その後の一言》 |
”ルドルフ超え”ってのは簡単じゃあないんですね。といっても、旧5歳時(新4歳時)について言えば、オペラオーは完全にルドルフ超えちゃってるんだけど…。(H13.6.25) |
■宝塚記念で勢力を伸ばし始めたある種の馬とは? | (H13.6.23) |
宝塚記念の斤量規定は結構コロコロ変わっているが、ここではその変遷をきちんとまとめておきたい(なお、メンドくさいので年齢は昔のことでも新方式に統一。牝馬2キロ減については省略)。 昭和59年のグレード制導入時、宝塚記念には4歳以上馬しか出走できず、定量戦ではなくて馬齢戦だった。馬齢戦ということはその斤量は次のようになる。
これが昭和61年まで続いた後、昭和62年には3歳馬が出走可能となり、馬齢戦は定量戦に改められた。
まあ定量戦に変わったといっても、馬齢重量のままだと3歳馬が55キロで重たくなりすぎてしまうので、3歳馬と古馬のバランスを取るという意味での定量戦にすぎず、実質馬齢戦みたいなもんだったわけである。 そして、これはずう〜っと平成7年まで続くわけだが、平成8年に宝塚記念はキングジョージ化を狙って、その開催日を大きく後ろにずらされることとなった。そして、ダービーとの間隔をあけ、「ダービー上位組いらっしゃいませ作戦」がとられたのである。それと同時に定量規定も変更されることとなった。
「ダービー上位組いらっしゃいませ作戦」の結果、出てきた3歳馬がマル外牝馬のヒシナタリーだけというのはあまりに哀れだったが、それとは別に4歳以上馬が一律58キロの斤量となり、なんかこうグッとG1としての風格が出てきたことは確かだったのである。58キロの斤量というのは競馬番組表派にとっては特別な存在。身の引き締まる思いがする「天皇賞斤量」なのである。 翌平成9年には前年失敗に終わった「ダービー上位組いらっしゃいませ作戦」を何とか成功させようと3歳馬の斤量を引き下げる涙ぐましい努力が行われた。
その結果、出てきた3歳馬は……1頭もいなかったというのだから、実に哀しい話なのだが、結局、これ以降、宝塚記念の定量規定は変わることなく現在まで続いている。 そして、ここからが本題なのだが、4歳以上馬の斤量が一律58キロとなった平成8年以降、宝塚記念ではある種の馬が急速に勢力を伸ばし始めたのである。それは「春季番組のG2別定戦を58キロ以上を背負って連対した馬」だった。 平成8年のマヤノトップガンから昨年のテイエムオペラオーまで、定量58キロ時代の優勝馬5頭はすべて前記の条件を満たしているのだ。これに対し、昭和59年から平成7年までの12年間でこの条件を満たす馬は3頭しかいない。昭和62年のスズパレード、平成5年のメジロマックイーン、平成6年のビワハヤヒデである。 5年間で5頭に対し、12年間で3頭。これだけ見ても「春季番組のG2別定戦を58キロ以上を背負って連対」するのはとても重要なことだと思えるのだが、今年、G2大阪杯でテイエムオペラオーは59キロを背負い、連対することができなかった。 これまで何でもかんでもデータ・ジンクスを破ってきたのがテイエムオペラオーという馬だが、果たして今回もこのデータを破ってしまうのだろうか? それともデータを破るのは他の馬なのだろうか? |
《その後の一言》 |
「それともデータを破るのは他の馬なのだろうか?」なんて書いてますが、ワタシの期待したのは「テイエムオの法則」により(WEB現代「馬券道」の予想参照)、テイエムオペラオーの左隣にいたトーホウドリーム。だけど、来たのは右隣にいて、しかも上で書いた条件を満たしていたメイショウドトウでしたね〜。やっぱり、58キロ以上実績を最優先で考えるべきだったな〜。58キロ以上実績といっても、他にも満たしている馬はいて(エアシャカール、ダイワテキサス)、さらにその先の条件が問題になるんでしょうけどね。それにしてもテイエム2着か、渋太いヤツ。(H13.6.25) |
■「コマンダー」が気になるレース | (H13.6.29) |
明日の阪神メインは準オープン芝2000m戦の垂水S。 今年になってから関西の準オープン芝2000m戦は飛鳥S、関門橋S、但馬S、難波S、エメラルドS(施行順)と5鞍あったのだが、うち2鞍を勝っているのがファイトコマンダーである。
それで、この次の難波Sではイブキガバメントが勝ったのだが、その時は…
同枠にトップコマンダーがいたのである。こうなってくると関西の準オープン芝2000m戦では「コマンダー」が怪しい?という気がしてくる。 で、次のエメラルドSはどうなったかというと、「コマンダー」馬名馬は残念ながら出走しなかったのだ。しかし、よくよく見てみると…
父に「コマンダー」の入った馬の同枠馬が連対したのである。 まあ、というよりもファイトコマンダーもトップコマンダーも(これは名前からわかる)、そしてイブキガバメントもみ〜んなコマンダーインチーフ産駒なので、関西の準オープン芝2000m戦はコマンダーインチーフ産駒の入った枠に注意!ってな怪しげ状態になっているわけである。ちなみに一番最初に行われた飛鳥Sだけはコマンダーインチーフ産駒の出走がない。 となると、明日の垂水Sではコマンダーインチーフ産駒の入った7枠が怪しい?といったことになりそうなのだが、果たしてどうなるのだろうか?
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《その後の一言》 |
コマンダーインチーフ産駒2着確保。こういうのも血統論になるのか? でも、同枠馬が走るって場合もあるんだから、やっぱり血統論じゃないですよね(^^;) ちなみに1着はマヤノアブソルート。日曜のラジオたんぱ賞を2着して大穴あけたマイネルバンガードは父がコマンダーインチーフで、母が「マヤノ」ゴージャス。どういうわけだか、関連性があるような、ないような…。(H13.7.2) |
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