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| ■第51回有馬記念の施行条件 |
| 2006年(平成18年)12月24日(日)、5回中山8日目。 中山芝2500m、マル混合、マル指定、定量(3歳55キロ、4歳以上57キロ、牝馬2キロ減)。レース名は正式には「有馬記念(第51回グランプリ)」という形になっている。 |
| ■第51回有馬記念の出走資格 |
| 3歳以上。 ※カク外馬は同年のジャパンC1着馬に限り、出走可能。 ※カク地馬には特にステップレースはなく、ファン投票以外のJRA所属馬選定方法の一部と同じ条件下で出走できるかどうかが決定される(具体的な規定は長いので省略)。 |
| ■第51回有馬記念の本賞金 |
| 1着:1億8000万円、2着:7200万円、3着:4500万円、4着:2700万円、5着:1800万円 |
| ■有馬記念の歴史 |
| 有馬頼寧(ありま よりやす)氏は政治家であり、農政学者でもあった。東京帝国大学卒業後、農商務省に入省。その後、東京帝国大学助教授を務めたり、帝国議会議員になったりしている。大政翼賛会初代事務局長にも就任した。戦後、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに拘置されたが、不起訴となり、釈放されている。 昭和30年、日本中央競馬会は有馬氏を第2代理事長として招請した。日本中央競馬会創設2年目のことである。 昭和31年、その有馬理事長の発案で新設されたレースが「中山グランプリ」。当時の中山競馬場で最大のレースは「中山大障害」だったが、東京競馬場の春のクラシックに比べると今一つ華がなかった。そこで、日本ダービーに匹敵するようなレースを中山にも作ろうということで、できたのが中山グランプリだった。 出走馬の選出に、プロ野球のオールスター戦に倣ってファン投票を実施したことが中山グランプリの大きな特徴である。 ちなみに昭和31年当時の中山グランプリと中山大障害(当時は中山大障碍)の1着本賞金を比べてみると、中山グランプリが200万円、中山大障碍が120万円となっている。 こうして、始まった中山グランプリだったが、発案者の有馬理事長が第1回中山グランプリ施行後、1ヶ月もたたないうちに死去。日本中央競馬会は有馬理事長の功績を称え、第2回から、このレースを「有馬記念」と改称して行うようになったのである。 当初は2600mで行われていた有馬記念だが、昭和41年から現在と同じ2500mに変更。暮れの中山という施行時期は創設以来、変わっていない。斤量規定は様々に変更されたが、昭和55年からは馬齢重量で長らく定着。しかし、平成13年から定量戦となっている。 第1回以来、ファン投票以外の馬は推せんによって選ばれていたが、平成8年以降は推せん制度が廃止され、競走成績により、出走馬が選定されている。 ※有馬頼寧氏に関する参考リンク ・「有馬頼寧」(フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』) ・「有馬頼寧」(クリック20世紀) ・「JRAのあゆみ」(JRA) |
| ■有馬記念の位置づけ |
| 有馬記念は天皇賞(秋)→ジャパンCと続いてきた秋の古馬中長距離G1路線、最後の一戦。実際には古馬牡馬だけでなく、3歳馬や牝馬など、各路線のトップホースが結集し、「ドリームレース」といった感がある。 ただ、有馬記念の位置づけには微妙な面があるのも確か。 1年最後に行われるから、「2004年、中央競馬の総決算」といった表現は間違っていないと思える。単純に有馬記念のことを「実力日本一」を決めるレースと表現している報道記事なども見かける。グランプリとは辞書をひくと、「各種のコンクール・競技などで最高位の賞」とのことなので、この表現も間違っているとは言えないのかも…。 けれど、有馬記念では実績馬が順当に実力を発揮するケースとともに、人気馬が思わぬ凡走をして、「なんじゃ、こりゃ!」というような人気薄が激走、超大穴が出ることが結構ある。 この点については、有馬記念はシーズン末期のレースなので、激闘の疲れが出る人気馬がいるためだとよく説明される。そして、そのような思わぬ結末を見てきたファンの中には、このレースを「実力日本一」決定戦とはとらえないムキもある。 そもそもシーズン末期の有馬記念を最初から目標としてくる馬はあまりいない。それぞれ、目標とした秋のG1を戦ってきたスターホースが「顔見せ興行」的に参加するレースといった側面もある。その意味でプロ野球の「オールスター戦」に似た面があると言えるかも。 現在は違うが、有馬記念は長らく、新馬・未勝利戦と同じ馬齢戦で行われてきた。このため、競馬番組表論者には有馬記念を「弱い馬が勝つレース」とか「弱者の祭典」と呼ぶ人もいた(この場合の「弱い馬」という表現は一般的な意味の「弱い馬」とはちょっと違っていたようだが…)。 歴史的に見れば、有馬記念は日本中央競馬会創設後にできたレースであり、戦前から行われてきた3歳五大クラシックや天皇賞ほどの歴史はない。また、賞金的に見れば、現在の有馬記念はジャパンCにつぐナンバー2のレースである。 ここまで「有馬記念は日本一のレース」という見方に対し、難癖をつけるように、そうとも言えないよ!という側面を色々紹介してきたが、有馬記念が文句なくケイバ日本一と言えるのはその知名度と売上げ。普段競馬に興味のない人でも、このレースの名前は知っていて、このレースだけはちょっと買ってみようかとなるのが有馬記念なのだ。 有馬記念は平成8年に875億円の売上げを記録。これは中央競馬における1レースの売上げ最高記録となっている(はず)。ちなみに昨年、平成16年の有馬記念は売上げ約516億円だった。 暮れのこの時期、人々の様々な思いを交錯させて行われる有馬記念。そこには、師走の寒空とは対照的に、一種独特な熱気が感じられる。 参考リンク ・「平成以降の有馬記念当日の中山競馬場入場者数と有馬記念売り上げ」(サンスポ) |
| ■有馬記念 その他の情報は? |
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